2016年5月28日土曜日

[5631] モミジ

今日はマルシェ。スタートはイマイチだったが、後半は盛り上がった。懇親会があると言っていたが、付き合いの悪い性格でほんとよかったとしみじみ思っている。
 実は朝、床に血のかたまりがあった。よく見るとそこらじゅうにある。モミジの頬の腫れが破れたのだろう。マルシェ後、家に帰ったらモミジがいない。モミジは家からほとんど出ない猫。庭にもいない。動物は死に場所を探して他所に行くと言う。崖の草むらで死んでいるのだろうか? 30分ほど草むらを棒で突いて探す。ほぼ諦めかけた時、モミジの声が微かに聞こえた。生きている! でもどこにいるか解らない。モミジは20歳、耳が遠いので呼んでも返事しない。もう一度泣くのを待つ。もう暗くなってきている。泣いた! なんと崖下! 庭から15メートル下の最上川の岸辺だ。落ちたのだ! たまたま晴れて水嵩がなく土があった。雨が降った後なら流されていただろう。懇親会に行っていたらと思うと‥‥、夜中は探せないし、泣いたとしても暗くて助けられない、日曜の朝になる。日曜まで泣く力があるか? 心配を抱えたままではワシだって眠れないし、何もかもが狂ってしまっていただろう。でもモミジは泣いた。運良くケガもなく死に場所から戻って来たのだ。最上川の支流から崖下まで回り、モミジを見つけ抱いた。
 嬉しいんだけど、なんかね、悲しく切ないっす。

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