2020年4月6日月曜日

[7039] 恨み

●恨み
山形県もCOVID-19の感染者が増えている。
 感染蔓延地帯の東京からやってきた青年が自らは感染していないと思い上がり、レストランで飲み食い騒ぎ、友達は感染する。または彼女が感染する。友達や彼女からその家族に感染し、あっという間に、まさかの友達や彼女の父親が死ぬ。葬儀は出せない。火葬場に行けず、家に遺骨だけが戻ってくる。このような悲惨が来る前に‥
 三年前、僕の父親が亡くなった。まだ生きてても良かったが、これぐらいがちょうどいい、大往生みたいなものだ。その時、葬儀というものは美しいと感じた。青空はいつもの青空ではなかった。どこまでもずっと立体的な青だったのだ。それに夜の静けさはいつもの静けさではなく、奏でる音楽のような静寂だったのだ。心の何かが剥がれ、普段は体験できないどこまでも広い空間を感じたのだろう。
 感染による死では空の青さは感じないと思う。真昼の空でさえ重苦しいほど暗いかもしれない。死んだ人の親戚はその東京から来た思い上がった青年を恨むかもしれない。レストランも恨むかもしれない。思い上がりは弱気の裏返しだ。その思いを下げなさい、やめときなさい、山形に来るのは。
*それでも山形に来る都会滞在の我が子がいるなら、親どもは子を『開かずの間』に3週間ほど閉じ込め観察しなさい。


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