名古屋の個展を振り返って。
幼虫が羽化して
成虫になったような気がする。
幼虫が被っていた殻を脱いだだけで
中身は何も変わっていない。
でも自分がどんな成虫なのかはわからない。
殻というのは恐れや不安から自分を守るために必要だ。
が、反面、自分を縛っているしつこい観念でもある。
そういった意味では
人は誰もが殻の中から見ている。
殻は目をも覆っている。
だから外の本当の姿を見てない。
構築した言葉や活発な行動を駆使しても
なかなか殻の外の真実は見えない。
見るには、、、
例えば写真の作品の目を塞いでいるダルマが
手を外したら
自分の居場所に気付き、
そのリアルさに恐れを感じるだろう。
それでいい。
自分で自分の覆いを外す。
そこから始めるしかない。
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