●深層心理
深層心理が否定を感じているところへ進んでいくにはよほどの無理やストレスがあると思う。社会を分析し権力的にそこに進めるよう促すこともできるだろうが、それが深層ではなく表層の人間社会の深層が捻れた上層からなら、表面上は事が進んでも、深層では大きな反発エネルギーが圧縮されるだろう。もしかしたら深層心理では地下水脈のように、それが昔、風水やアラヤ識、集団的無意識などの研究がなされたように表面現実とはまるで違う流れがあるのだろう。
僕らが見ている現実は氷山の一角だ。
最近の自分の製作を振り返るとずいぶん深いところを歩んでいるように思う。表面化された二律背反の中で制作を続けるより、その深いところの太極的流れに身を任せることの方が多くなっているような気がする。大衆的なわかりやすい創作と違って、他人が理解してくれるかどうかはわからないが、何と無くそこを感じ取ってくれたら、僕だけでない万人共通の深層が垣間見え、自分の潜在意識を解放させるキッカケになるのではと思う。もっともっと深いところには今の人知では計り知れない太極があり、それが上昇し社会の上層を超え、将棋などでいう大局観になるのかもしれない。
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