●一歳
昨日は父親の二ヶ月早めの一周忌。
飲み会も終え、兄家族に家まで送ってもらう。家の壁に並んでいる初めて見るペリペリの絵を見ていろいろ言葉が飛び交う。ヘェ~、猫作品ではここまでの話は出なかった気がする。たぶん猫作品は彼らの思考の想定内、そりゃそうだ、猫は大衆にわかりやすいから奥行きはどうあれ入りやすい。でもペリペリは想定外、この技法は決して難しいことをやっているわけではない。ありそうでなかったものだろう。表面上の絵の題材には良い悪いとか好き嫌いとかがあるだろうが、そこを刺激しているわけではない。だからそのような情感の範疇にない。ただの絵だから芸術はわからないなどの思考停止言語も出ない。そのため父親の命日に誕生したもうすぐ一歳になる父親のひ孫の赤ん坊を見て感じるようにペリペリが想像を掻き立てる。
一年前の絵の『STOP』の文字部分がペリペリだ。ストップというタイトルだが、そこから動き始め、ペリペリも一歳だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿