●ステンドグラず
ペリペリは紙なのにタイルに見えると人は言う。なるほど確かにそう見える。そのタイルの周りに半透明なグルーを塗ってみた。他人の第一声が「ステンドグラスに見える」。ステンドグラスとは着色ガラスを鉛で囲んで構成したものだ。ガラスは光を通すが、縁の鉛は光を通さない。僕が制作したものは中のタイル風作品は紙だから光を通さないが、縁のグルーは半透明だから光を通す。逆なのにステンドグラスに見えると言う。
この作品の名前は「ステンドグラスではない」ということで『ステンドグラず』にした。「ず」は否定形であって複数形ではない、もちろん山形弁でもない。
ついでにタイル風は『タイらず』と命名する。
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