●地獄
村の防火水槽の雪掻き当番。行くまでの歩道がすごい(写真)。昨日は猛吹雪だったからね。
近所のおばちゃんが「田舎はいいなんてとんでもない、地獄だ」と言っていた。
まあわからんでもない。しかしここが地獄なら、この地球上どこに行っても地獄だ。都市は通勤電車地獄、近隣不審地獄、コロナ禍社会麻痺地獄、道路交通渋滞地獄、死不安老後地獄、追い越せ追いかけラットレース地獄、空気は放射能地獄、海はプラスチックゴミ地獄。食べている魚はマイクロプラスチックのたまり場地獄。老後の南の島は退屈地獄。ついでに温暖化で気候変動、大型台風にハリケーンに洪水地獄、山火事地獄。金金金地獄。先進国の豊かさは発展途上国からの収奪だから、何億人の心を貧困にする。人の不幸を土台に自分が楽しんでも心全体が心地いいわけではない。山の木を伐採すれば海が汚染するのと同じように、どこかを汚染すればその汚染は必ず自分に返ってくる。空気も水も同じものを身体に取り入れていて、皆繋がっているからだ。不安を金で買い、それでも不安はなくなることはなく、NYではドアの鍵を3つ以上はつける。それでも安心して眠れず石油で作った薬に頼る。革命だテロだ陰謀だ、脳に安心が訪れることない脳地獄。
さて、そんな地獄の中でも雪掻きは救われている。誰にも迷惑はかけない。少々の忍耐が必要だが他所への逃避はないので現実への集中ができる。これで数々の迷いは失せる。
今日は快晴、雪掻きハイ。1万歩。大汗の後の心の静寂。空の青さの実に美しいこと。風呂の心地いいこと。お茶の美味しいこと。干し柿の美味いこと。薪ストーブの暖かいこと。イゴがひどい下痢散らばした床は下痢地獄、それはゆるそう。
さあ、深呼吸、春一番が、ワシの心に吹いたぜ!
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