●上位
情報や知識が上位に立つと問題だ。なぜなら情報や知識にその人が飲み込まれてしまう。自分で選んだ知識という檻の中に自分で自分を閉じ込めてしまうからだ。
情報や知識に実体はない。不安で迷っている時に夜中に出る幽霊のようなものだ。この幽霊の意のままになることで思い込んでしまう。「目を覚せ」とはこういうことに繋がる。だからどんな情報も上位に立たせないようにすべきなのだ。どこぞの誰かが言い放った情報にマウントさせないことだ。
それと情報や知識には必ず反対がある。右と左のようなものだ。右は左によって成り立ち、左は右によって成り立っている。それなのに右は左を攻撃し、左は右を攻撃する。一人の人の身体が左右ギクシャクしているようなもので、それでは力いっぱい走れない。転んでしまう。つまり風を切って風に乗って爽快に進めないのだ。エネルギーの無駄遣いだ。
ではなぜに思考が分離して反対の左右になるのか。これは反抗して戦って勝って自己満足するためではない。競争しての発展ということもあるが、それは些細な面だ。真実は左右をそれぞれ上位でなく見ることで、左右ではない未知の広大な領域に跳ぶ勇気と知恵を得させるためだ。人はその一歩手前の左右であいも変わらず溺れる。
0 件のコメント:
コメントを投稿