●爽快感と虚無感
今日も雪掻き一時間。車が通れる道にすることにしたのだ。その方があとあと何かと便利だ。
1つ気付いたのだが、雪掻きは苦しいマイナスなイメージがある。これは実際行っていないからあくまでイメージである。そのマイナスを実際に身体でやることでいつの間にかハイになり頭のマイナスイメージが消える。つまりマイナスをこなすことによって、マイナスイメージが解き放たれ、頭がゼロになる。空っぽになるということである。これでマイナスからゼロになるから爽快感を得る。
反対に楽しいことをやるというのはイメージがプラスである。これをこなせばマイナスイメージと同じようにプラスイメージが解き放たれる。結果は同じように頭がゼロ、空っぽになる。これは爽快感ではない。満足感があって、すぐ後にプラスからゼロになることによる虚無感がやってくる。
爽快感を得ようと無理をすると身体を壊し、頭がマイナスになる。反対の虚無感の方は辛いので、それを避けようと欲が度を越す。欲とは足りない感覚だから、頭がマイナスになる。双方ともにマイナスになる。ほどほどにして諦めることが大切なのだろう。
ところで人は一生の中、これら爽快感と虚無感を何度も経験する。するとそのうち大それたマイナスや過度なプラスの行為がなくても、日常は些細なプラスとマイナスの集合体だから、マイナスはゼロへ、プラスはゼロへと解き放たれ、現実のあれこれが至る所でゼロになる。これが幸福感に繋がるように思う。幸福感は現実の中の爽快感ではないし、虚無感から逃避としての快楽でもない。イメージを離れて、リアルで高い次元にあるものだろう。だから日頃からゼロに向かうような経験を多くすることが重要である。
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