●白鳥
庭の前の川に白鳥がいた。白鳥は今の時期、シベリアあたりで過ごしているはずだ。この子は羽でも怪我して飛べなくなってしまったのだろうか? 仲間は覚えていてくれるだろうか? 一羽だけというのはちょっと寂しい感じがしたが、この庭は広い、シベリアだってこの庭の延長だ。冬まで悲観せず元気にいてくれ。
*動物園にいる動物にはこのような寂しさを感じない。まるで他人事のように情報だけが流れるテレビを見るように寂しさまでも知識で見ている感じだ。自然界の白鳥にこのような淡くて深い共鳴を覚えるのは僕と対等な関係にあるからだろうと思った。
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