2021年8月31日火曜日

[7550] 糠油(ぬかあぶら)

 ●糠油(ぬかあぶら)

 僕は若い頃、皮膚が弱く顔や手に水泡ができ破れてボロボロだった。その頃の民間療法に糠油(ぬかあぶら)があって自分で作って毎日塗った。そしてぐちゅぐちゅ皮膚を完治した。

 今、作り方をネットで調べたけど、ないね。糠油などは過去にもなかったような、もはや誰も作り方を知らないものになっているのかもしれない。少し驚き、やや虚しい。

 水泡肌は治るかもしれないのでとりあえず作り方を載せておくね。気になる方はどうぞ。

1:味噌汁のお椀に新聞に付いてくる広告の紙を被せる。

2:この上にこんもりとおにぎり1個分ぐらいの糠を乗せるんだけど、糠がお椀に落ちないように紙の周りをセロテープで三箇所ほど留めるといいね。

3:このこんもりの糠の上に3立方センチぐらいの火種になった炭を乗せる。でかいお灸みたいなもんだね。糠が少しずつ焦げてくる。少しだけどもちろん煙が出るよ。

4:糠が8割ぐらい焦げたら、炭を取り除き、焦げた糠も取り除き、お椀の紙を取り外す。

5:お椀の底に琥珀色の油がほんの少し溜まっている。これが糠油。



1 件のコメント:

  1. 私も昔、おばあちゃんから糠油の作り方を教えて貰いました流石にネットには無いだろうと思っていたらここにたどり着き是非コメント残したく参上致しました。
    私が教えて貰ったのは半紙を被せて輪ゴムでとめる、そしてなるべく古い糠のほうが良いです。この間試したのですが虫がもうこれ以上食べるところが無いほどに糠を何年も放置、作ってみたところ不純物の少ない、新しい糠より多く抽出する事ができ、これは成功したな〜と、思いました。
    今の時代糠油を作る人なんて居るのかな?なんて思うのですが誰かが伝えねば途絶えてしまいます。
    ありがとうございました。

    返信削除