●家庭
家と庭:山形編
神奈川では作品を保管する倉庫が必要になった。どこかに倉庫借りるくらいなら、安い田舎で大きな庭を作りたいと思い、故郷の山形に引っ越した。
山形の土地700坪、ほぼ庭だ。神奈川では木をいっぱい植え、木の性質を少し学んだ。ここでは果樹はやめて空間をとって花ものの木を50ほど植えた。10年過ぎ木々も成長し美しくなった。
ところで『家庭』と書いてファミリーだ。ファミリーは人ではなく家と庭のことだ。最近のファミリーは家はあるが庭がない。庭への意識がない。家は六面壁に囲まれた閉じた箱だ。これではここに住む人の心も閉じる。家から会社に向かう、会社も閉じた空間だ。どこにも庭はない。国家で言うなら庭とは環境のことだろう。庭を知らないから環境破壊をしても平気なのかもしれない。
家と庭で人間中心でない非中心に意識が向く。
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