2012年9月30日日曜日

[3895] 瀬戸猫祭り


今日の感動はご当地ゆるキャラの『せとちゃん』に会ったこと。このようなキャラの着ぐるみはいろいろあることは知っていたが、実際会ってみるとかなり強力な存在に驚く。なぜか嬉しいのだ。子供が喜ぶ気持ちがわかってしまった。もしかして僕は幼稚なのかもしれない。
もう一つの感動は服の後ろに縫い込まれた壁に爪痕残す猫のぬいぐるみを付けたもの。面白いもんだ。

2012年9月29日土曜日

[3894] 初日

瀬戸展初日、何の心配もなく、猫ファンや祭り好きや猫バカが大勢次から次とやって来た。祭りなものだから楽しく笑ってしまうことも多々ある。今日の笑いベスト2はこれだ。一つはドラえもんとドラミちゃんが来たこと。もう一つはバックに絵を描いてくれといつものアホな娘に頼まれたので、エルメスとシャネルとルイビトンのバックにしてやったことかな。(サイン見てね)

2012年9月28日金曜日

[3893] 瀬戸

下呂から瀬戸へ。いつも引き籠りで家と庭しか移動しない僕がこのように伊勢行ったり、榊原温泉行ったり、また伊勢戻ったり、下呂温泉行ったり、瀬戸などと動き回ると(それでも名古屋近辺だけだけど)、結構面白いのだが、慣れないせいか立っているだけでも視界が揺れるようになる。だいたい乗り物というものが好きでない。この地球という乗り物にも酔うことがあるくらいだ。写真の作品も見てると酔う。

2012年9月27日木曜日

[3892] ゲロ


去年行こうとして台風で断念せざるを得なかった下呂温泉に名古屋からワイドビューひだという電車で向かう。下呂までぐっすり寝て到着し、寝ぼけ眼で座席から立ち上がり車両の廊下に右足を降ろした途端転げそうになってしまった。この電車は窓からの眺めを良くするため座席が廊下より高くなっているのだ。これヤだな。
下呂の町を散策。カエルものが多いいい温泉街だ。けっこう好き。『さるぼぼ』の名に自分が呼ばれているような気になり写真を撮った。

2012年9月26日水曜日

[3891] 伊勢参り

伊勢の展示は今月いっぱいあるが、僕は今日で伊勢を発つので、締めとして伊勢参りをする。伊勢神宮の中には写真の建物があり、読みはたぶん「みけでん」、右隣が「みけまちあいじょ」。「みけ」と付いているので、うちの三毛猫ピニャモが思い浮かび、なんとなく親近感が湧いた。まあ、ただそれだけのことなのだけど。
 池では美しいコイが優雅に泳いでいた。こっちに寄ってもらおうと池に手を入れパチャパチャする。コイが僕に近づき口を開けたのを見て、もしかしてコイの滝登りのように、勢いつけて陸の僕に飛び掛かり、手を食うのではないかと思ってしまう。少々恐れを感じた。

2012年9月25日火曜日

[3890] 浮かれ


いつも僕の作品を買ってくれている若夫婦がいて、二ヶ月前に子供ができた。それ以来旦那の方はワンステージ上がったように嬉しく楽しそうなのだが、浮かれ過ぎて子供の抱き方がままならない。
四日前に絵日記にも書いた手首の骨を折った仲間が、今日ボルトを数本埋める手術を終えて帰ってきた。四日前と似たようなポーズをとってもらったが前の写真と比べるとこちらも難関越えて浮かれている。やはり怯えや悲壮や苦痛を消し去ろうと戯けている前の写真が僕は好きだな。だから今日の写真は小さくしてやった。

2012年9月24日月曜日

[3889] 温泉

今日は平日なので、それほど人も訪れず、お昼までサイン会をやって、榊原温泉へ。
 毎年恒例の湯元榊原館、ここのお湯は本当にいい。体温程度のぬるんぬるんするお湯なので、お湯に入っているのか入ってないのかわからない無重力感を味わう。ここはどこぞの母体で、これから僕はどこか未知の空間に生まれでる。お湯から上がると、もはや前の僕ではなく、ちょいと進化した新僕になっているのだ。

2012年9月23日日曜日

[3888] 少女

今日は雨にも拘らず大勢のお客さんが大黒ホールに見えた。
写真は絵本『春フタタビ』をちゃんとしっかり最後まで立ち読みする少女です。
この子は未来、幸福な大人になって、自分のこの幸せな心のルーツは何だったのだろうと過去を振り返る。その時、ここでこの絵本を読んだことを思い出す。その彼女の脳裏に映し出された映像がこの写真です。そうなってくれたら嬉しいなぁなどと少々ロマンチックにこの子をずっと見ていた。

[3887] サイン


伊勢では吉兆招福亭と大黒ホールの二カ所で作品を展示している。吉兆招福亭は招き猫だらけの小さなお店なので、外にテーブルを用意し、外行く大勢の伊勢参りのお客さんを眺めながらのサイン会。しかし人がうなりスッコロ通るのに最初だけぱたぱたサインしただけ。陽が直接射すようになったので、冷房の効いた大黒ホールに。こちらは作品のみの展示空間なので、お客さんの目的がはっきりしている。それほど人は多くないが、ちらほらのんびりサインする。

2012年9月21日金曜日

[3886] 伊勢猫祭り

伊勢の猫祭りに今年もとうとうやって来ました。まずは自画自賛の『おじいちゃん猫』に挨拶します。暑い夏の日射しを避けるために番傘を差していました。夏中頃、どういった造作に番傘を差させるかでいろいろやり取りがあったが、やはりイメージと実物はインパクトが違いますね。生の番傘おじいちゃん猫、意外と良かったのだ。
 写真は仲間の絵付け師が救急搬送されるとこ。後片付け最中、高いところから落ち、左手首が折れているのか外れたのか腫れて捻れていた。痛い顔して沈んでいたのに、カメラ向けたらこの通りのアホでした。

2012年9月20日木曜日

[3885] 秋

雨がたくさん降って涼しくなってきた。池のスイレンももうこれが最後でしょうね。今年はブルーと白が咲かなかった。だいたいの育て方はわかったような気がするので、来年はスイレンもハスも植え替えして、ちゃんと栄養を与え立派な花を同時にいくつも、そして間髪入れずに連続して咲かせたい。
 もう一つの写真は網戸から外を眺める亀吉君。雨が降ると外に出たがる。

2012年9月19日水曜日

[3884] 頬杖



猫の後ろ姿を見ていると、もしかして頬杖をついているのではと思えることがしばしばある。前に回ってみても頬杖をついていることはないし、頬杖をつけるような骨格もしていない。でも、たぶん頬杖が一番、猫のその雰囲気を表現していると思う。
そういや、大昔、『もう頬杖はつかない』という映画があったな。いいタイトルだ。

2012年9月18日火曜日

[3883] うたたね

服など買いに行くのは苦手でいつも着た切り雀だが、伊勢瀬戸に行くのでたまにはオシャレしようと『うたたね』という服屋さんに行く。ここの店長の若者は沖縄かアイヌが混じっていそうな山形人だ。遠い先祖にいると思う。
 写真は二十年前『うたたね』というタイトルの個展をしたときのDMです。裸ばっかり描いていた気持ちいい時代だ。

2012年9月17日月曜日

[3882] マニ

 写真は舌を出していることに気付いてないピニャモをバカにして笑っている猫です。
マニとはチベットのマニ車からお借りした名前で、僕の作品では写真の鼻なし猫のことなのだ。瀬戸に出す作品で顔がでかいのでなかなかつるっとした丸にならず光の角度を変えると凸凹が目立つ。それが気に入らないので磨いて磨いて名前の通りやっとマニっとした感じになった。

2012年9月16日日曜日

[3881] ミナロバータ


メインの芝デッキのミナロバータは全然まだなんだけど、パーゴラに絡めたがものが去年と違いずいぶん早いうちに咲いた。今日は夏のような青空快晴なので絵になる。ハギもメインの最上川沿いのはまだちらちらなんだけど、北側の公園手前のは白も紫も咲いた。メインがダメでサブが元気よい。日本の中央はダメなのでサブの周りぐらいは元気になろうというメッセージと受け取った。さて、猫祭りガンバンベ。

2012年9月15日土曜日

[3880] 気楽

今日個展の依頼を一つ断った。一年前に大きな石を運んで未だに腕が痛いので頑張れないのだ。九州の友人から『ひ針』というのを貰ったのでやってみる。なんか効きそう。
実は個展を断ったのは腕の痛みのせいではない。数年先まで忙しい。それから売れる売れない、規模が大きい小さい、国外か国内かという問題ではない。引き蘢りな性格だから世界中どこでやってもそんな変わりない。どちらかと言うと『売れない、小さい、国内でも田舎』の方が好き。その方が気楽なのだ。気楽だと頑張れる。売れなくてもいいのに売れたりすると画廊も僕も嬉しい。嬉しいと長続きする。猫祭りのようにね。まあ、どこでもいいんだけど、個展をする目安は猫のように気楽に楽しめるかってことですかね。

2012年9月14日金曜日

[3879] 殿様


遅かったねカエル君。今日はたまたま熱いけど夜はもう涼しい秋だ。去年は池にたくさんやって来たトノサマガエルが今年は一匹、それも今頃。写真は去年の7月のトノサマガエル。池の淵に置いてあったカエルの置物を大殿様と思い、集まってきている。そういや、この大殿様だが、雨風にやられ足が錆びたので、庭を引退して家の中で、静かに暮らすことになった。猫祭りが終わったら足の手術だね。

2012年9月13日木曜日

[3878] 瀬戸猫祭り

うちのハスはこれが最後だろうな、もう涼しい秋だもの。ハスの花の後ろに咲いている小さい花は秋ハギです。
 伊勢の納品が終わったので、今日はのんびりパン屋に行ってバカ話。実はこんなことはしてられないのだ。瀬戸の猫祭り(第17回)が今月29日30日の二日間あるのだ。伊勢もすごい多くの人でいっぱいになるが、この瀬戸も普段は人などそんなにいない山奥の終着駅なのに、この二日間で五万人?近くの猫バカが集まるのだ。バカ話も早めに切り上げ、絵付け絵付け。

2012年9月12日水曜日

[3877] 吉日

伊勢の猫祭り用の作品絵付けも終わり、あとはタイトルや数をチェックし梱包。運送屋が来る前までに終わらせなければならないので、かなりバタバタ動く。結構いい運動で嫌いではない。六時前に運送屋に渡し全て終了。
さてと温泉だね。思い立ったが吉日。のんびり湯につかり疲れを汗と一緒に流し、温泉のレストランで生ビールで乾杯。これがたまらなく好きなんだな。これを二十年近く続けている。
写真は『思い立ったが吉日』という作品です。

2012年9月11日火曜日

[3876] 追い込み


明日伊勢に作品を送るので、今日は追い込みです。素焼きした作品に下地を塗り、アクリル絵の具で目や鼻や模様などを色付けしてゆく作業。途中お客さんが来たが「忙しいからすぐね、すぐね」と、さっささっさと相手して、帰ってもらい、再び仕事に集中。夕方から雲行きが、美しいけれども悪くなり、ピカピカゴロゴロ、それでもどんどん絵付けをせねばならない。ピニャモがいい感じに寝ているので見たいけど、我慢して仕事は続くのであった。

2012年9月10日月曜日

[3875] 猫祭り

来週十五日から三十日まで、伊勢で猫祭りが始まります。第十八回というから十八年間もやってきたわけです。こんなに長い間できているのは、僕の実力です……なんてね。実は招き猫は江戸時代から続くもので、日本の物作り精神と世界でも類を見ない可愛い感覚を内面に身に付けた日本人のおかげなのです。おかげ、おかげ。ということで伊勢神宮の参道に作られた江戸にタイムスリップしてしまうおかげ横町で猫三昧、味わってみてください。
写真は『茶柱がたつ(龍)』です。縁起は良く、龍が上るように上向きなのだ。

2012年9月9日日曜日

[3874] 瞑想


八十歳の母親が病院で調べてもなんでもないのに、具合が悪いというので、自分にできることはと考えて、そうだ「瞑想」と「呼吸法」を教えてやろうと実家に出かける。僕は十八から少林寺拳法をやっていて、その手のことは結構得意なのだ。母から話しを聞けば、やはり少々ウツ気味の感じだ。この歳まで生きて、いろんな障壁を乗り越えても、まだ乗り越えるべき何かがあるのかもしれない。とりあえず瞑想法は教えたが、話しを聞いてやることが重要なのかもしれないと思った。人の話しを聞かない僕にとっては修行だね。
写真は池の端に置かれた瞑想する弥勒菩薩猫です。

2012年9月8日土曜日

[3873] 指導霊


芸能活動をしている今田さんがワークショップの教材としてワガジンの『春フタタビ』を使用したいと言って指導霊の石川さんとやってきた。石川さんは今田さんのマネージャーというよりいつも今田さんの背中に憑いている指導霊らしい。石川さんがこの絵本を読んで「涙が勝手にポロポロ出てきた」らしく、そこからこのような展開になったのだ。自分で言うのもなんだけど、かなりいい話しだと思うよ。アッ、サギだ。
あ〜、今頃になって蜂に刺された掌がすこぶる痒い!

2012年9月7日金曜日

[3872] 肉球


スズメが巣立ちして巣が残って目障りなので、針金を直角に曲げて先につけた竹竿で取る。ついでにくるくる巻いてクモの巣も取る。こんなことやっているうちに二階の屋根の軒のクモの巣も取りたくなって屋根に上ることに。裸足で屋根はさすがに熱い。さっさと取ろうとするがクモの巣は意外としつこい。熱い! 足の指先が熱いので踵で屋根の上に立つ。それでも熱い! なかなか取れない。熱い! もう我慢ができない。尻餅をつきながら取るが、取れない。もうダメ。ということで足の裏がプチ火傷。そのあと家の中に蜂が入って手で叩いたら掌刺された。僕の足三本の肉球がやられたので這っても歩けない。馬油を付けて猫と寝るわ。

2012年9月6日木曜日

[3871] 安産

来週から猫祭りが始まるので、追い込みです。作業小屋でヒモ付けをやっているのは、助っ人ブルテリアです。
僕の作品スタイルは猫寺みたいなものだから、このようなお札猫がある。写真のお札は『大安産』で、これだけ、猫が三匹付いている。合体している夫婦猫の股から頭を下に金の子猫が生まれでているところなのです。

「おおぉ! 母さん産まれたよ。未来を輝かす金の子供だよ」ってね。

2012年9月5日水曜日

[3870] 土壌


ここに引っ越してからはゴーヤの生りがイマイチだ。神奈川では毎日ゴーヤジュース飲んでも余って、夕飯にチャンプルにして食えた。写真のゴーヤはあんなに小さいのにもう熟れちゃって黄色くなっている。問題は土だね。土、畑。豊かな人間形成にもそのような豊かで薬付けでない土壌作りが大切ですな。

[3869] 客人

今日は面白いお客が来た。ガールズ農場の菜穂子ちゃんがガールズ農場援護している高橋がなりさんを連れてきたのだ。この人はかの知る人ぞ知る一人愛器具『TENGA』の発案仕掛人で、奥さんの名前が典子、がなりさんが雅也、二人合わせて愛の結晶が『典雅』となったんだって。発想が豊かで冒険的で素晴らしい、笑ってしまった。

夜は酒池君と肉林君が購入した泣き猫作品を取りに美味いワイン『RADIKON』と羊のモモ肉を持ってやってきた。