2019年4月30日火曜日

[6698] そのうち

●そのうち
個展作品も送ったし
目の前の雨で濡れる庭や山を
ガラス越しにぼーっと眺める
随分緑が多くなってきた
自然というものは休みなく変化する
はっはー、これが時間なんだと
見た目は去年と同じような春の息吹であるが
まるで違う
はっはー、これが空間なんだと
ちゃんと忘れずに必ず春の息吹を提出し
心情に優しい潤いを与えてくれる
それと同時に知性に時空という概念を滲ませてくれる
大したもんだなぁとしみじみ思う
この中で生きているのだから
このような作品を提出できそうな気もするが
作品とはエゴイスティックなものだ
まだまだ壁やズレを感じるから
到底及ばない
そのうち



2019年4月29日月曜日

[6697] 阿修羅

阿修羅
大型連休ということで早めの納品
午前は作品の撮影、梱包
午後は庭の草刈り
ど疲れ、死んだね

2019年4月28日日曜日

[6696] 夢

普段は夢など見ない。
夢は実現中だから見る必要がないのだ。
ところがここ数日
個展が差し迫り
気持ちが焦っているせいか
夢を見る。
それも悪夢ばっか。
あー気色悪りぃ。
ところが昨夜は可愛い女子が登場!
悪夢バイバイ、春爛漫
よーし、オラ頑張るぞー!
*個展:東京 谷中 『ギャラリー猫町』 5/2〜12まで(月火水は休み)

2019年4月27日土曜日

[6695] 永遠

永遠
もう明日はないと思って
これまでにやったことのない絵付けを試みる。
面白いもので、おっ! これはいい!
明日が楽しみになってしまった。
 で、明日は明日で
もう明日はないと、新しい試みをしてみる。
すると、いいのがまたまたできる。
まあこんな感じで
明日をずーーと楽しみに
永遠に生きるつもりだ。

2019年4月26日金曜日

[6694] つんのめる

●つんのめる
「お前は頭が重くて走ったら頭からつんのめるぞ!」
考えてばかりいると頭に身体がついて行かず頭から転んでしまうということだ。
つんのめったとして
怪我して痛いのは頭ではなく、身体なのだ。

2019年4月25日木曜日

[6693] 小大工

小大工
大昔、女の子なら誰でも好きだった。
今はそれほどでもない。
少年の頃、犬が好きだった。
今は奴らがアホに見える。
若い頃、猫が好きだった。
今は普通だ。
木蓮が咲いた。
昔はこの花の白が好きだった。
今は別になんとも。
壁掛けの作品の壁椅子を大工する。
こういう小大工はいまだに好きだ。

2019年4月24日水曜日

[6692] 花

植え替えや作品制作の疲れが一気に出たようで
昼間、死んだように爆睡してしまった
目が覚めたら庭は花盛りだった
心地よい花の香りは
人々の感覚を狂わし
事故や事件を誘発する
四月は残酷極まる月だ
ピンクユキヤナギ、サンシュユ、ユキヤナギ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、モモ
今は蕾のズオウ、ハナカイドウ、ヤマボウシ
そしてハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと終わりますように
君と好きな人が百年続きますように

2019年4月23日火曜日

[6691] 小説『ペリペリ』

小説『ペリペリ』
小説『ペリペリ』の本ができた。
 嬉しい!
今回は500部だけの自費出版です。
前回の小説よりは物語を重視しているから読みやすいと思う。
『なんで猫になって、猫に守られているのに、
なんでそれらをペリペリと剥ぎ始めたのか?』
校正者やデザイナーなど関係者が読んだ感想は良し。
特に校正女子からは「気持ち悪いけどすごく面白い!」という特別なお言葉。
エログロゲロだからね。
気持ち悪いのが読みたくない人は遠慮したほうがいいかも。
まずは雅叙園に30冊出します。
そのあと谷中の個展に60冊ぐらい出します。
よろしくね。
 さてハスの植え替えだ!

2019年4月22日月曜日

[6690] 身体

身体
 池の睡蓮の植え替えは個展が終わってからにしようと思っていたが、個展に出す作品が少なかろうが大した問題ではない。追い込みとかいう感覚は好きでない。誰からも何からも追い込まれたくない。余裕のわじん君でゆくのだ。それに睡蓮も金魚も自然は待ってくれない。今がいいタイミング。
 そこで池の睡蓮の植え替えをやった。去年もこのやり方でやった。一昨年もこのやり方でやった。このやり方がいい。まあ帰納法ですね。だから来年もこのやり方でいけると思うだろう。ところが腰がかなりしんどい。庭の自然環境は変わってないが、僕という環境、身体が変わったのだ。来年は別のやり方を考えなければならない。これが正しい私が正しいと思い込んでいる変わらない思考は、少々考えものなのだ。その思考、もしかしたら環境や己の身体、大切な誰かの身体や精神を破壊しているかもしれない。

2019年4月21日日曜日

[6689] チョコ vs ヘビ

ヘビ
ヘビは1匹2匹3匹だろうか?
それとも1本2本3本だろうか?
それとも、1ヘビ2太郎3なすび。

2019年4月20日土曜日

[6688] 心臓

心臓
近所の山で花見の宴があるというので出かける。
この桜の山を作り村に憩いの場を提供している
土建屋の社長さんが偉い。
面白い。
性格も豊かだが、
それより何より心臓が右にあるという。
内臓も一般の人とは反対らしい。
へぇーーー
「じゃあ、右手と左手も逆なんですか?」
「そうかも」
まあシャレは置いといて
右脳左脳はどうなっているのだろう?

2019年4月19日金曜日

[6687] 怪談

怪談
雅叙園の百段階段での展示ということで『怪談猫』です。
もうすぐ始まります。
https://www.moriwajin.com/news/「猫都のアイドル展-at-百段階段」プレミアムチケット

2019年4月18日木曜日

[6686] 出産

出産
出産。
それほどの苦もなく安産でした。
元気な子です。

2019年4月17日水曜日

[6685] 妊娠

妊娠
そういや昔、自分が妊娠した夢を見た。
驚きだった!
でも良い子を産もうと決心した。

2019年4月16日火曜日

[6684] ペリ道

●ペリ道
スプレーコーティング最中
これらのペリペリ絵は全部違った描き方をしています
ペリペリ、ペタペリ、ペリペタだったり
ベリベリ、ベリバリ、ペリーーーだったり
知らない道を歩いているよう
新しいマップを作っている感じです。

2019年4月15日月曜日

[6683] 工芸気質

工芸気質
ワシには多分に職人的工芸気質がある
今度の個展用平面画のヘリに
白の目地埋め
なかなか美しい

2019年4月14日日曜日

[6682] KISS

個展案内
KISS
発売:ワガジン9号 小説からの芸術考『ペリペリ』出版
小説内容:僕がなぜ猫作家になり、そしてペリペリが生まれたわけ。
201952日(木)~512日(日)
5/68休廊 *最終日17時終了
*作家在廊予定:全日
所:ギャラリー猫町
東京都台東区谷中2-6-24 TEL03-5815-2293

2019年4月13日土曜日

[6681] 運

悪運や強運幸運オレの運

2019年4月12日金曜日

[6680] ストレス

ストレス
昨今はストレスが多い社会になったと感じる。
夏目漱石の草枕にある
「あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い」
とうとうこのようなアーティストでありたいと思うようになってきた今日この頃。

2019年4月11日木曜日

[6679] チャクラ

チャクラ
足つってチャクラの花は咲いたけど庭のサクラはいつになるやら

2019年4月10日水曜日

[6678] 変化

変化
実家で母親と二人きりの一泊生活をした。
 今年86歳になる母親の行動を眺めてて思った。起きてから寝るまでやるいろんなこと、それに食うもの、それらを行為する時間、全て決まっている。ルーティン、つまり決まり切ったことをほぼ狂い無く毎日繰り返している。その行為が飛ぶ鳥跡を濁さずのように痕跡を残さない。まるで母親などいなかったように元の状態にしっかり収めるのだ。普段、僕が会いに行くと「もう帰れ!」と言うのは、ワシのことを面倒臭い奴と思っていると思っていたが、違ったようだ。母親のルーティンや状況が他人によって乱されることへの拒絶だったのだ。年老いた母にとってもはや太陽の運行や季節以外の変化は必要ないのだ。
 僕の一日の生活を眺めてみた。引き籠もって、掃除や水やり餌やり庭仕事、粘土に絵。なんのことはない、ほぼ同じ行動を繰り返している。母親と同じようなものだけど、僕にとっての変化は作品の中で充分に行われている。猫からの脱却で偶然生まれたペリペリなどは人生最大の変化の一つに入る。そのおかげで絵も粘土も充実している。
 母親のルーティンを知った僕はそれらを乱さないように協力した。少々快くした母親に「あとどのくらい生きそう?」と聞いたら「一年」、「やり残したことはないか?」「ない」と最近は滅多に笑わない母親が笑顔で答えた。

2019年4月9日火曜日

[6677] JUICE

ジュース
リンゴジュース
レモンジュース
オレンジジュース
オレのジュース

2019年4月8日月曜日

[6676] 初庭茶

初庭茶
昨日は暖かかった
庭で今年初のコーヒー
日差しが眩しいのでパラソル
風が強い
退散!
また雪が降るような・・・

2019年4月7日日曜日

[6675] HANATAL

●HANATAL
朝も早よから村行事の歩道清掃。
集合場所に行く時、洟が垂れて気になった。
生憎、テッシュを持ってない。
少しハナタレ状態のまま行く。
スコップで縁石の周りにはびこった草や土を取る。
意外と重労働。
周りを見たら、ジジィどもはみんな洟垂らしていた。
ワシもいつの間にか洟など垂らして当たり前のジジィの仲間になったようだ。
気が楽になった。
なんか大きな安心に包まれたようで長生きしそう。


2019年4月6日土曜日

[6674] 雅叙園展示会案内

展示会案内
福ねこ展2019
『おみくじ猫百覧会』
100種類のユニークな福ねこが一堂に展示、中央には大作『おみくじ猫大明神』が鎮座。
お客さま参加型の作品で、1~100番までの猫みくじを引き、出た番号の福ねこがあなたの守り猫となります。
場所:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
百段階段のてっぺん「頂上の間」に展示します。
写真は似てるけど一点一点手びねりの『階段猫』限定50点です。
やっとできたのだ。
では、雅叙園、楽しんでください。
2019426日(金)~ 519日(日)
東京都目黒区下目黒1-8-1 有料催事
詳しくは下記をクリック。

2019年4月5日金曜日

[6673] 台所とトイレ

台所とトイレ
 蕎麦を打ち、他所の家の台所を借りて蕎麦を振る舞う青年がいる。出張板前かと思いきや金は取らない。あくまで趣味。家主が食っている間、自分は食わずに見ているという。それはいかん。トイレを覗かれているような気分だ。家には食べる準備のための台所と排泄するトイレが必ずある。上下水道で街と繋がっている大切な水の流れの一部だ。台所とトイレは同じくらい大事な場所なのだ。あまり他所の人に勝手にいじられたくはない所でもある。そこを覗いたり占拠するのだから僅かながらある種の不快感を覚える。そこで一案。一緒に作って一緒に食べるパーティ気分にするなら不快は愉快に変わる。のんびりお酒も飲める。
 台所とトイレで思った。
 19世紀までヨーロッパ人の家にはトイレがなく、おまるに溜めた排泄物を窓から道に捨てていたという。そこで生まれたのが糞を踏まないためのハイヒールと臭さを誤魔化す香水だと言う。どんどん上書きする民族ですね。アメリカ映画を見ていて、トイレに食い残しやいらない薬などなんでも捨てる映像を見ることがある。かなりの違和感を覚える。日本では19世紀にはもう既にトイレはあり、排泄物は野菜の肥料として農家に回されていた。台所とトイレとが繋がる循環型を心得ていた民族ですね。現代でもどの国よりも発展したトイレ文化大国なのだ。
 ところで原発を『トイレのないマンション』と喩えることがあるが、原発は欧米ソ連などが考え出したものだからやはりトイレがないのだろうか? 家にあるのは台所だけでトイレがないなんて、トイレ文化大国の日本として、それは問題だ。日本はヨーロッパの上書きの真似事も大概にしたほうがいいのかもしれない。ちなみにヨーロッパから来た油絵は塗り重ねる上書きで、我が画法ペリペリは水彩で上書きを剥ぐものだ。
 昨晩はとても美味しい上品な蕎麦であった。出張蕎麦はとても面白い趣味だと思う。出張蕎麦青年は車なのでお酒が飲めない。蕎麦のお礼に美味しいお酒をあげた。これでいい循環になる。

2019年4月4日木曜日

[6672] トーキングヘッド

頭は固いより柔らかい方がいい。
止まったら固まるんで動かす。
決めたら固まるんで探る。

2019年4月3日水曜日

[6671] ブリコラージュ

ブリコラージュ
猫ドアのアクリルが割れたので他のアクリル板を二枚カットして、それでドアを挟んでボンド付け24時間待ち。昔、ガタついてネジ留めしたところも破壊されたのでアクリル板を切ってサンダーでRをつけて補強。綺麗に磨いたし。見事完成!
 いや~、こういう修理ってすごく楽しいね。

2019年4月2日火曜日

[6670] 午前と午後

●午前と午後
 朝、緑が多くなって春が来たなぁと思ってたら、昼から雪でした。

2019年4月1日月曜日

[6669] 恐怖

恐怖
チョコが外から猛スピードで猫ドアをぶっ壊して入ってきた。
何かすごいモノに出くわしたのだろう。
他所の猫にしては、あまりにすごい怯えようだ。
タヌキ、ハクビシン、テン
えー、イノシシ!
まさか、クマ?
全く、ドアが割れてしまったので、修理ですね。