2020年4月30日木曜日

[7063] ニホンミツバチ

●ニホンミツバチ
ニホンミツバチの巣箱を大工。
いろいろ工夫してビジュアル的にも機能的にも
良いのができたと思う。
1個目完成、満足だ。
 実は、去年、庭の薪棚にニホンミツバチの巣を発見。
その日がワシの誕生日だった。
こんな素晴らしいサプライズはないだろう。
初めてのことだったので、ネットで色々調べた。
そして育てることに。
1日に何匹もやってくる残酷なスズメバチ。
敵から守ろうと努力したが、
結局ミツバチたちは住み心地が悪いと
みんな去ってしまった。
とても寂しかった。
今年こそは住み心地いいとこで
守ってやる!
女王様、オレは待ってるぞ!

写真:今年作った巣箱。去年の巣(8月末)。

2020年4月29日水曜日

[7062] 徐々

●徐々
ハナミズキを庭に植えて
初めて花を見た時、
え? こんなに小さいの? 
1センチほどの小さい地味な花。
小さい蕾のまま開いてる。
(写真は白いハナミズキ 3センチ弱)
しかし日に日に色付きながら
大きくなってゆく。
サクラとは全く違う。
ハナミズキは水の木。
花に水を注いで
徐々に大きくしているのだろう。
一気に咲いて散るではなく、
徐々にゆっくりを
楽しめる精神が
今、必要だと思った。


2020年4月28日火曜日

[7061] ダルマアマビエ

●ダルマアマビエ
猫アマビエの問い合わせがあった。
アマビエ系はコロナ収束まで非売にしていたが
見せびらかしはよろしくない。
ワシは猫と仏像などの『合体』作家。
そこで猫とアマビエの合体を注文制作いたします。
ところで合体で思い浮かんだのが核融合。
原発は核分裂だが、太陽は核融合だ。
よし、がんがん核融合させ
燃えて燃えて
新型コロナウイルスを焼き払うぞ!


2020年4月27日月曜日

[7060] 未来=スネ

●未来=スネ
 僕は毎朝、植木鉢の植物に水をやっている。いつも通りなのだが、最近は枯れた葉など発見してもそれを取り除くことを面倒だと思わない。それから訪れ来る人がいないので何者も待つ必要がない。ほぼこれのために生きてきた個展のことを考えることもない。僕の中の未来がコロナ事情でほぼ無くなってしまったのだ。
 そういや子供の頃、未来という概念はあっただろうか? なかったように思う。親のスネをバリバリかじっていたから、わざわざ未来など持つ必要がなかった。未来というのは親のスネだった。
 そういや20代も未来はなかった。一人孤高のアーティストになる夢はあったけど、社会にそぐわない箇所が多かったから、社会が示す人工的な一方向の未来に順応できなかった。だから未来はないも同然。でも自由に生きてたから随分楽しかった。都会に住み着いたスズメみたいなもの。もしくは雲水のようなものだった。拾ったものと貰ったもので食いつないでいた(時に人にタカリ)。いわゆる社会のスネをかじっていた。
 子供は親のスネをかじり、大きくなる。そのぐらいでスネはなくなるはずはなかった。ところが昨今の親のスネは細い脆い。スネが細くなった親は自分の不甲斐なさを棚に上げ、子供を虐待する。
 子供にとっての親は、人間にとっての社会だ。人間は社会のスネをかじる。ところが昨今は社会のスネも細い脆い。スネの細い為政者達だからだ。細いくせに自分の不甲斐なさを棚に上げ見栄を張り、嘘までついて権威を誇示し、せっかく培った人々の善意や協働心を失わせ、国民を虐待する。
 そうか! 問題はスネだ!
 どうせコロナ事情で動けないなら人間ヤメて、木になろう。木は太陽や地面があれば生きてゆける。木にとって身の回りすべてがスネだ。それに木は人間に酸素を与えるいい奴だ。それだけでなく花咲いたら虫が来るし、実がなったら鳥が来るし、大きくなれば憩いの場になる。全てにいい奴だ。枯れ葉が嫌いと大木を切ろうとする輩がいるから都会の街路樹は止して、寺や神社、癒しの地に根を張ろう。
 よし、これを地盤にした新しい未来の時空を創造しようと思う。

2020年4月26日日曜日

[7059] 猫アマビエ

●猫アマビエ
猫仏とアマビエの合体
出来上がり。
協力しているから、
これで強力でしょう。

2020年4月25日土曜日

[7058] ヤマカガシ

●ヤマカガシ
春で動物たちが目覚めている。ガンガン庭に出てくる。
 ここ数日、狩猟チョコによる犠牲にモグラが多い。次にネズミ。
 今日はヤマカガシを初めて家に持ってきた。この蛇は昔、普通だったが、今はマムシと同じに危険な毒蛇だ。SSが捕まえて庭の外に放り投げたが、そこは公園の端っこだ。今日は土曜日なのでコロナ事情で退屈な家族連れもガンガン公園に出ている。子供に噛み付いたら大変だぞ! 
SS「大丈夫、いっぱいいるから」
 子供がいっぱいいるから、1人2人死んでもいいってってこと。恐ろしいオナゴじゃ! いやいやそうではない。この蛇1匹を遠くに捨てたとしても、殺したとしても、この辺りにはヤマカガシがいっぱいいるから不安は尽きないということだ。このような山川のある自然で遊ぶにはみんなが気をつけなくてはならない。
 コロナウイルスも同じだ。PCR検査では100人の感染者を調べても70人が陽性、30人は間違えてしまうらしい。つまり感染していないと出ても感染している可能性があるのだ。また感染してないのに陽性とも出る。かなりあやふやなのだ。だから検査に確実性はない。そこに安心はないのだ。
 ヤマカガシ、昔は普通の蛇だったのが毒蛇にもなったのだから、普通の人が毒を持っていると考えた方がいい。一人一人が自分が毒人間だと思って気をつけることだろう。
 あなたは、つい3分前に、感染したかもしれないのだ!

*写真:サンプラザ中野くんの還暦祝い 60の6が蛇になった。

2020年4月24日金曜日

[7057] 格言:初日

●格言:初日
いつだって今日が初日だ。

2020年4月23日木曜日

[7056] マスク

●マスク
今の時期
マスクをしないで
食品を扱うお店に入る人は
一部分が裸みたいなもんだ。
恥ずかしいから
ちゃんと服着ようぜ。
お店は張り紙した方がいいかも。
『部分が裸の人は入店お断り』

2020年4月22日水曜日

[7055] テレビ個展

●テレビ個展 
昨日はいつもの個展がなくなった代わりに、偶然だけど、初の『テレビ個展』をやった感じだ。ちょっとの出番だけだったけど、みなさん楽しんでいただいたようで、良かった。あんまり長く出ると本筋でないところで売れっ子になっちゃって忙しくなったらスローでなくなっちゃう。これぐらいがちょうどいい。
 そういや20年ほど前、超スローな板東さんが言った言葉を思い出した。
「わじんさん、そろそろ有名になりましょうか?」と。
 面白いこと言う人だ。なんだろう、この俗界から離れたようなセリフは? 僕の俗物根性を見透かしたような。
 その時、自分の内面を見た。まだ作品がしっかりしたものになってない。今、名前が出て忙しくなって楽しいだろうか? どうだろう? という疑念が僅かにあった。若いうちに名前が出てつまらなくなった人を見てる。名声や金稼ぎに夢中になって作品が貧弱な人も多い。別の分野でも魅力のない俗物な実業家や有名人も多い。まあそれも含めて、板東さんの言葉を聞いていると『そんな表面上のことはいつだってできる。大切なのは腕を磨くことに尽きる』と訳せる。
 その魅力の影響か、未だに僕はじっくり作品を探求することの方が大事で、世間の浮き沈みにはそれほど興味がない。まだみんなのあまり知らない自由な珍獣でありたい
 ‥珍人の方がいいかしら。

2020年4月21日火曜日

[7054] 格言:幸せ

●格言:幸せ
精神がすっきり
空っぽになれば
笑う。
肉体が自由に
裸になれば
踊る。
幸せとは
ほぼバカみたい。

2020年4月20日月曜日

[7053] スピード&スロー

●スピード&スロー
すごいスピードで走っている者は周りが見えないものだ。
 若い時は霊能力者に前世『新幹線』と見破られた僕が言うのだからほぼ間違いない。最先端の頭脳明晰のトップランナー達が今後の社会をどうのこうのと話し合っている。素晴らしい斬新な意見もあり、面白いけど、やはりトップランナーは周りが見えない。後ろの人など眼中にない。とにかく他の誰よりも早く未来にあるゴールに向かって走っている。実はゴールってのはお終いのことだ。
 リップ・バン・ウインクルのお話。初めてこの話を知ったのは映画監督村川透(うちの近所出身、同じ村なのだ)の映画『野獣死すべし』の中での松田優作のセリフだ。これでお終いって酒『xyzカクテル』の話だ。ウインクルが山で酒飲んで宴会し、帰ったら自分の妻も村もなく、世の中は何十年もすぎていた。浦島太郎も同じ内容だ。浦ちゃんが乙姫様らと宴会やっているうちに、時はすぎ、知人はおらず、世の中は何十年もすぎていた。
 これまでの社会はまるで竜宮城だ。これからAI社会がやってきて、5Gだし、ますますスピードと刺激と快楽の宴会だ。このまま突っ走ったゴールって一体なんだろう? 竜宮城と同じ家族も知人も誰一人おらず故郷がなくなっていることだろうか? それは寂しいゴールだ。やはりお終いって感じだよね。
 そこで一考。
 トップランナーや経済中心偉い人の意見は、まぁ軽く聞いておく。あまり鵜呑みにしない。優等生とその追従者ばかりが蔓延ったら社会は危険だからだ。今だからこそ特に知らなきゃいけないのが遅く走っている人の意見だ。でも遅い人はあんまり目立った意見とか言わない。五感もしくは六感、七感で探知するしかないのだ。
 実はそういう人がいます。僕のこの猫業界の板東さんだ。まぁ〜すこぶる遅い! 明日21日の『マツコの知らない世界』に世界一の招き猫コレクターとして出ます。まぁ僕は彼のコレクションの一つみたいなもので拾われて、質されて、育てられ、飯が食えてるわけっすよ。明日放送です。
*写真2枚:この作品は今から12年前、山形での田舎暮らしを決め、今住んでいる家の設計をし始めた年に制作。作品は僕の前世の新幹線のような形、前と後ろに猫の顔があって、大きい猫の前掛けに『スピード』、小さい猫の前掛けに『スロー』の印がある。前後に進むからこれでちょうどいい速さになるわけだ。これのタイトルは『光速招福』だけど、小さいサイズは『ちょうど』ってタイトルなんだ。

2020年4月19日日曜日

[7052] ミミズ

●ミミズ
いつも不思議なのが、雨が降った次の日の朝、デッキにミミズが何匹もいるのだ。
デッキは2段になっていて、
1段目の広いところが地面から55センチ(写真のチョコがいるところ)。
その上が地面から90センチ。
横はコンクリートでできている。
 昨日は嵐。
今朝見たら、いつもにも増していっぱいいた。
下のデッキにも上のデッキにも
5センチぐらいの細いミミズが数十匹、大きいのが3匹。
土の上に返してあげた。
しかし手も足もないのに、
この垂直の壁を
いったいどうやって登るのだろう?
SSに質問してみた。
SS「一生懸命だよ」

2020年4月18日土曜日

[7051] 瞑想空間

●瞑想空間
昨日の絵日記に書いたように、1日は『あっという間』に過ぎなくなった
 僕の中から『あっという間』が消えて、未来のために今を貧乏にすることをやめたのだ。貧乏暇なしだからね。時間がとてものんびりゆったりと長く感じる。暇が多い、つまりやや裕福になったのだ。
 ところが皮肉なことに『あっという間』に収束して欲しいコロナウイルスはずっといる。片や『あっという間』が消えてホッとして、片や『あっという間』に消えて欲しいと願う。この二つは対極にある。また気持ちの良いことはずっと続いて欲しいから『あっという間』がないほうがいい。でもなかなかそうはならない。気持ちの良いことは『あっという間』に終わってしまうものだ。時間は心的なものであることの証だろう。
 僕らは今、社会のリズムがコロナ事情で狂わされ、しょうがなくコロナウイルスのリズムの上に乗せられている。『あっという間』でないリズムの上だ。そして『あっという間』だらけだった過去の社会は壊れそうで、もしかしたら戻れない。これまで社会はスピードを上げて上げて成長したが、社会も人間と同じように歳をとって少し衰えてきたのだろう。過去の無理が祟る前に、ちょうど良いリズムを身につけようとしているのかもしれない。それでこんなリズムになった。このリズムはヤンチャなことをしない限り、三密で無欲な瞑想空間だ。
 僕らはおそらく坐禅させられているのだ。
 坐禅、奥深いところにいて耳をすましている。最も小さい素粒子の振動を気にしている。熊谷守一のように雨だれ一滴を見ている。たぶん極微細な『あっという間』を観察している。豪華客船で数ヶ月旅するようにキャベツの葉脈をじっと見ている。もし心地良いことを長持ちさせたいならば、この無音のリズムを身につけることだろう。
 今日は嵐。花が散ってしまいますかね。個展が散ったように人間が引き留められるものなんてないような。散った花びらの歌でも歌うのが美しい。
 庭をちゃんと観るため、10年間同じだった居間のテーブルの位置を変えた。

2020年4月17日金曜日

[7050] 雅叙園

●雅叙園
SS「今日から雅叙園の展示会だったね」
 そうだ、コロナ事情で雅叙園の展示会が無くなってしまった。もしやっていたら今日が初日だったのだ。
 僕は東京のホテルに宿泊し、夜は近所のタイレストランに行ってグリーンカレーに汗をかき、朝は喫茶店で都会のビルや人を眺めながらコーヒーを飲み、会場では多くの人と出会い、語り、作品の今後の展開などを考察し、目まぐるしく時は過ぎていただろう。
 ところでSSのこの言葉にかなりびっくりしてしまった。というのは僕は雅叙園の展示会はもうとっくに終わっていると思っていたのだ。ところが終わるどころか始まってもいない、今日が初日というではないか! 
 時間がとても遅い。いつもはあっという間に1日が過ぎ、あっという間に1年が過ぎる。
 そうか、これはある意味で良いことだ。誰のためでも自分のためでもなく、未来のために生きていたような。自分の意思で仕事をしていると思っていたが、未来の奴隷だったような。どこかの富豪や政治家に支配されているんだと言う輩もいるが、実は己が描いた未来に支配されていたような。
 もう僕の心からは『あっという間』は消えたようだ。今の僕にはどうせ支配されるなら忙しない社会よりはゆったりした自然のほうがまだ納得がゆく。さて、これからは季節と一緒が中心のスローな日々なんだろうか。とりあえず時間はいくらでもあるようだ。社会や自然と己の仕事についてじっくり考察しようと思う。
 今朝は庭の木々を剪定した。


2020年4月16日木曜日

[7049] 共生

●共生
人類は自然を征服しながら進んできたように思い込んでいる。自然が人間の下にあり弱者であり敗者のような図を当たり前だと思っている。そして将来はAIが支配する何でも手に入る社会を目指している。しかし果たしてそうだろうか?
 今はアルコールかければ無くなってしまうちっぽけなコロナウイルスに右往左往身動きが取れなくなっているのが人間社会だ。この状況が来年まで続くだろう。いやずっとかもしれない。人間は自然を見くびったようだ。人間界でも人は弱者や敗者を見くびり見下している。さてそんな癖、そんな思考、そろそろやめにしようぜ。
 人類は自然を征服などしていない。勘違いなのだ。思い上がりなのだ。頑張って前に進むためにたまたまそう言い張ったのだ。そろそろ真実に戻ろう。人類は東西関係なく実は縄文人のように自然と共生したいのだ。そうしたいから小金が貯まれば自然溢れる地に別荘などを持ちたがる。
 例えば僕は昭和生まれだ。ある時平成になり、今度は令和になった。そんな時代の名前に左右されて生きてないのに、大袈裟にわざわざ名称を変える。単なるイベントなら構わないが、大集団でやるからどうも違和感がある。そこで思った。これは昭和という家の壁に平成のペンキを塗り、またまた令和というペンキを塗り重ねただけなのだ。だから中身はずっと昭和なのだ。待て待て! ということは中身はずっと江戸なのだ。待て待て待て! ということは中身はずっと縄文なのだ。時代区分で精神まで区分はできない。僕らはずっと自然と共生する縄文文化を家の奥深くに仕舞い込んでいるのだ。征服しただなんて横柄な態度は弱虫のセリフ、みっともない。その考えは縄文以降に出てきたものだから上書きに過ぎない。その上書きがずいぶん長く続いたけど、単なる流行りもの。そんな上着、そろそろ脱ごうぜ。こんな矢先にコロナウイルスが出てきた。
 人類の果てなき征服欲、自然の隅々まで征服するためのコロナウイルスとの戦い。どう見たって今のところ人類は負けている。人類はタジタジだ。ダーウィニズムで言えば適者生存はウイルスであって、人類は不適者になってしまいそう。人類おしまい。さてそうならないために人間社会をドでかい強化ガラスや壁で覆って内で暮らす、外は放射能やウイルスだらけ。自然もガラスハウス栽培。今はその準備? どっかのSFの図だね。征服とはなにもかも自分のものにした欲望、何でも手に入れたいという欲望。だからそれに反し、お前のものなんかになりたくないモノが敵になる。外になる。
 さてガラスや壁で覆わない広大な暮らし方はあるのだろうか? 今後の社会の有り様を考察してみた。ダーウィニズムの適者生存説を否定した今西錦司を登場させたい。今西さんの気持ちもわからんでもない。適者生存という言葉自体が征服の匂いプンプンだもの。今西錦司には棲み分け理論というものがある。それは根本的に縄文人のムラとハラの共生と同じだと思う。日本の建築の障子や板戸や縁側のあるような内と外の空気が行き交う暮らしだ。
 今はコロナウイルスで不安な毎日だろうが、わからないところは専門家に任せて、その隙に、まずは個人がそれぞれ空気の行き交う意識を形成すべきだ。それは分断のない意識、差異として理解する意識だ。征服は使い捨てであって、使い回しこそ分断がなく共生を気づかせる。
 この世界にはモノの世界と動植物などの生き物の世界と人間社会があり、三つ巴で使い回しの共生がベストだと思う。ちなみにAIはモノの世界で、ずいぶんと人間社会で大事にされている。生き物の世界に対しては征服だものウイルスだって憤慨するよね。虫嫌いな奴が多いのも自然が蔑ろにされたせいだろう。共生意識を育てようぜ。

2020年4月15日水曜日

[7048] 幸せ

●幸せ
スイレンとハスの土作りしながら思った。
 数年前まで土はホームセンターで買っていたが、植木屋さんに「土なんか目の前にいくらだってあるだろう」と言われた。なるほど、何を気取って、自分は文明人していたんだろうと反省してしまった。そこで始めたのが土作り。去年の睡蓮を腐らして今年の土にしているのだ。これで循環するわけだ。つまり土はタダで落ちている。ストーブの薪だって、そこらにタダで落ちている。食べ物だって山や庭にけっこう落ちている。こうやって考えると社会は便利だって言うけど、あんなにいっぱいいろんなものがあるのに、どれも落ちていない。落ちていると思えるまでお金に執着しなければならない、なんて幸せは遠いのだろう。文明を捨てることはしないが、コロナ如きでやられてしまう文明に頼るのもほどほどにしないといけないのだろう。


2020年4月14日火曜日

[7047] 明るいニュース

●明るいニュース
テレビに出ます。
TBS 
『マツコの知らない世界』
来週の4/21日(火)
20:57~22:00
見てね。

2020年4月13日月曜日

[7046] アマビエ仏

●アマビエ仏
疫病退散『アマビエ仏』が完成しました。
創作縁起物ではあるが『諸法は無自性空なるも因縁に依て化有なり』。

2020年4月12日日曜日

[7045] 春の朝

●春の朝
それは何かをきっかけに意識しないで出てくる思い出なのだが、ストーリー性はなく、その時の空気感だけが蘇り、今のこの空気と繋がり恍惚となる。このような現象は何だろうと考えてみた。思い付くのがフラッシュバックだ。そこでフラッシュバックを調べてみた。PTSDやトラウマなど良くないイメージの説明ばかりだ。僕のは心地良いしかない。たぶんこの現象を宗教的には神秘体験というのだろう。しかしそれでは大袈裟だ。幸福感では面白くないし、エクスタシーでは快楽的すぎる。思い出したのがコリン・ウィルソンの至高体験『春の朝』。まさしく今、僕の庭はこれからが春。ユキヤナギやモモやサクラ・ズオウ・ハナカイドウなどの蕾が鮮やかな色に花開く寸前だ。これらの春の花はここでは他の地方と違ってほぼ一斉に咲く。その一歩前が今だ。
 今朝も『春の朝』現象が何度も起きた。ウグイスの声や他の鳥の囀りを聞いた時、わかめのスープを口元に持っていった時、エスニックの味付けの大根の千切りの香りを嗅いだ時、斜め45度からの日射しと反対側から吹くやや冷たい風双方を同時に感じた時、花の香りが風に乗って冷たい鼻先に届いた時、陽に照らされ眩しく揺れる最上川の波を見た時、そして意識的にできるのが、大きく息を吸い静かにゆっくり吐いたあとだ。

2020年4月11日土曜日

[7044] 格言:バカ

●格言:バカ
バカは利口になる勉強しても
頭に入らない。
バカだからだ。
●格言:バーカ
バカは自分のバカに気づかない。
バカだからだ。
●格言:バカーン
バカはバカになる勉強して
途中でバカらしくなれば
たぶん気づいたことになる。
だけど
やはりバカのままだ。
●格言:バカ〜
利口はもともとバカだけど
勉強して利口になった。
だけど
根っこはバカだから
やはりバカだ。
●格言:バカら
つまり人間は
みんなバカで
バカがバカをバカにしている。
そんなわけで
世界はバカげている。
あ~、バカバカしい。


2020年4月10日金曜日

[7043] チン売

●チン売
写真の『ワクチン』を欲しい方、いるかな?
いたらチン売しますのでご連絡ください。
名称:ワクチン
目的:ウイルスチンセイ
大きさ:約1センチン
色彩:赤チン
素材:粘土 焼チン物 素焼き 
賃金:5ワクチン 千ん円(消費税別)から
送料:着チン払い
飾り方:適当なところにチン列。
お届け日:窯入れ後だから5月半チン。
注意事項:壊れやすいので財布などに入れての持チン運びはご遠慮ください。
ふふふ・・・・


2020年4月9日木曜日

[7042] ワクチン

●ワクチン
ワクチン制作
猫おばちゃんの手から
湧くわ湧くわ
チンチン
ワクワクチンチン
ワクチンです。


2020年4月8日水曜日

[7041] テーブル

●テーブル
テーブルは
家にある廃材と廃ネジで
思い描いていたのとは
まったく違ったけど
天板が完成しました。
上にタイル貼る案がありましたが
重くなるので却下。
まあまあの出来かな。
暖かくなって
木々の花が咲いて
ここでコーヒーが飲める日が楽しみです。

2020年4月7日火曜日

[7040] 籠リズム

●籠リズム
うちはロックダウンなので、外にも出られず気分的にはとても退屈だ。普段でも外に出ないのだが、他人の指図ではなく、自分で決めたとはいえ、絶対出ないという決め事が精神を圧迫する。天国は何も起こらず平和で和気藹々楽しそうだがたぶん退屈地獄だ。猫作品が仏像と招き猫の二つの世界の無化のように、世間にも両面があるだろう。COVID-19の一点張りではどうも敵が一つのようで、どうもおかしい、これでは全体主義の引き金になる。僕の中でCOVID-19が仏像なら招き猫を発見しないとウイルス感染する前に退屈地獄に落ちてしまう。もう一つ同じ比重の絶対を信じる誤謬があるはずだ。ゆっくり探そう。
 とりあえずこのうざい籠リズムに慣れ楽しむためにいつかやろうとなかなかできなかった庭用のテーブルの大工。腐ってたので修理なのだ。

2020年4月6日月曜日

[7039] 恨み

●恨み
山形県もCOVID-19の感染者が増えている。
 感染蔓延地帯の東京からやってきた青年が自らは感染していないと思い上がり、レストランで飲み食い騒ぎ、友達は感染する。または彼女が感染する。友達や彼女からその家族に感染し、あっという間に、まさかの友達や彼女の父親が死ぬ。葬儀は出せない。火葬場に行けず、家に遺骨だけが戻ってくる。このような悲惨が来る前に‥
 三年前、僕の父親が亡くなった。まだ生きてても良かったが、これぐらいがちょうどいい、大往生みたいなものだ。その時、葬儀というものは美しいと感じた。青空はいつもの青空ではなかった。どこまでもずっと立体的な青だったのだ。それに夜の静けさはいつもの静けさではなく、奏でる音楽のような静寂だったのだ。心の何かが剥がれ、普段は体験できないどこまでも広い空間を感じたのだろう。
 感染による死では空の青さは感じないと思う。真昼の空でさえ重苦しいほど暗いかもしれない。死んだ人の親戚はその東京から来た思い上がった青年を恨むかもしれない。レストランも恨むかもしれない。思い上がりは弱気の裏返しだ。その思いを下げなさい、やめときなさい、山形に来るのは。
*それでも山形に来る都会滞在の我が子がいるなら、親どもは子を『開かずの間』に3週間ほど閉じ込め観察しなさい。


2020年4月5日日曜日

[7038] ソーシャル・ディスタンス

●ソーシャル・ディスタンス
COVID-19感染防止のための
ソーシャル・ディスタンス
人と人の距離を設ける。
ハシビロコウが翼を広げると2m50ぐらい。
人と人の間にハシビロコウを
図のように置いた感じですね。


2020年4月4日土曜日

[7037] ロックダウン

●ロックダウン
玄関から2メートルほど
離れたところに
通行止め看板を設置した。
○注意書き
「御用の方は
ピンポーン押してから
この看板まで
下がって下さい。
コロナ対策です。わじん」


2020年4月3日金曜日

[7036] 緊急事態宣言

●緊急事態宣言
ワシは一足先に緊急事態宣言します。
個展も中止だし
なるべく連休明けまで人と接しないようにします。
人との約束も全部キャンセル連絡しました。
最上川でも見て過ごします。
目の前の最上川は手前は浅く歩けるが
真ん中あたりから急に5mぐらい深くなります。
故事『浅い川も深く渡れ』
意味は「物事を行う時は、大きさや強さに関わらず、
何事も注意して、慎重に、油断してはいけない」ということ。
また老子の言葉に
『微妙玄通』がある。
冬の川を渡るように慎重にですね。
もう春だけど、朝はまだ寒い。
この際、用心に越した事はない。
では皆さん、また会える日まで
気を緩めず生きていてください。

2020年4月2日木曜日

[7035] お知らせ

●お知らせ
4月同時開催予定だった個展二つとも中止です。
久しぶりにのんびり庭いじりでもします。
昨今は世間のスピードが早すぎ。
じっくり足元見る暇もなかった。
狭い地球そんなに急いでどこへゆく?
すべての復活願って。

2020年4月1日水曜日

[7034] 名言:人嫌い

●名言:人嫌い
母親の言葉。
「あたしは人が嫌い
家に人が来るのが大嫌い。
父ちゃんは人が好きで
いろんな人を連れてきた。
特に若い女が好きだった」