2020年11月30日月曜日

[7277]  画竜点睛

 ●画竜点睛

三日ほど前の夜

風呂から上り

庭に出て

空を見たら

目の前の山から

高く登る

龍のような形の雲があった。

そこに、ほぼ丸くなった月がやってきて、

龍の手に収まり、

すぐに離れ、上り

龍の目にハマった。

お! 画竜点睛じゃ!

そのまま月は龍を離れ登っていった。

ふと思った。

龍の絵では

龍が玉を持っているけど、

あの玉って月だね!

縁起がいい風景じゃ。

その前日、”完全な『わ』”の論考の

『お終い』の項をまとめたせいかしら。

とりあえず”完全な『わ』”が

龍のように登ってゆくだろうと

思うことにした。

写真:龍の撮影の余裕はなかったので、この写真で。



2020年11月29日日曜日

[7276] クリスマス

 ●クリスマス

『クルフクマス』(来る福増す)です。



2020年11月28日土曜日

[7275] 歯が欠けた

 ●歯が欠けた

固いセンベイ食って前歯が欠けた。

歯医者に行って直してもらう。

歯を少し削るので麻酔をした。

麻酔を発明した人はすごいなぁと思った。

そういや、むかし、

痔の手術後、

体操したら血が出た。

急遽、再手術。

結索手術なるものをすることに。

それ、何?

な、なんと!

麻酔無しでケツの穴の血管肉を

ピンセットで引っ張って

糸で結ぶのだ!

痛くて

初めて冷たい汗が出た。

そのことを思い出した。


2020年11月27日金曜日

[7274] 早口言葉

 ●早口言葉

ツタの葉が絡まっている

大きな木を見て、

「ツタ絡まっている」

と言おうとして、

言葉が絡まり、

「つかかまらっている」

と言ってしまった。

そこからの発想で

早口言葉を考えました。

「つたからまっている、

つかかまらっている、

つまかたまっている、

つらにあかたまっている」



2020年11月26日木曜日

[7273] 身軽

 ●身軽

雅叙園の個展には1万人のお客さんが来たそうで、

コロナ禍のこんな時期に大変ありがとうございました。

戻ってきた作品を片付ける。

ついでに倉庫のいらない段ボールを捨てることに。

作品梱包用に取っておいたダンボールだが、

もうこんな大きな個展もないだろう。

だから大きな作品はもう作らない。

段ボールを庭で焼く。

なぜか清々しい、楽しい。

未来への期待を捨てることで

身が軽るくなったのかもしれない。



2020年11月25日水曜日

[7272] 使う

 ●使う

引きこもりなので

たまたま買ってしまった

新しい服はほとんど着ない。

いつもの服を穴があくまで着る。

馴染んで心地よい。

いつの間にか

新しい服は虫に食われる。

これを社会で言うと、

善い考えは使わず、

いつも通りの慣れた古い考えで生きる。

そしていつの間にか

世間には古い頭の頑固者ばかりが増えて、

善い考えは

ずっと使ってなかったから

使い方を忘れる。

写真:棚の薪は1年後の暖房

転がっている新しい木は2年後の暖房に使う。



2020年11月24日火曜日

[7271] プラダン

 ●プラダン

アトリエペリバの雪囲いを終えた。

朝日が差すように上はプラダンにした。

チョコが来ないので心配になって探したら

薪棚の裏でネズミを狙ってた。

いつもなににでも熱心なヤツだ!

こういう者に私はなりたい。



2020年11月23日月曜日

[7270] 銀杏

 ●銀杏

銀杏をくるみ割り機で割る。

なかなかいい。



2020年11月22日日曜日

[7269] 未知の道

 ●未知の道

大金が手に入ったら 

会社辞めますか?

仕事止めますか?

自国を出ますか?

南の島で生きますか?

快楽に耽りますか?

やりたかったことに挑戦しますか?

何でもいいけど

人は大金で心が揺れるってことだ。

ワシはコロナ禍で

大金でもない、

大勢を集めるイベントでもない、

なにものにも心揺れない

何かを探し始めた。

そして”完全な『わ』”が見つかった。

今、これをまとめているんだけど

頭大変!

ワシ、どこ歩いているんだろう?



2020年11月21日土曜日

[7268] モクレン

 ●モクレン

 今年の夏は夏バテやらウンコタマリンカチカチコロコロシカノフンで吐き気がひどかった。まあおかげで漢方医に通い生活改善できたからよかったけど。

 そん時にエアコン買わないで暑さを凌ぐ方法を真剣に考えた。その一つが北にあるモクレンの移植して、日の出避けて木陰を作るというもの。モクレンの花は大好きな色なのだが、春にモクレンを見て楽しんだことがない。場所がよくなかった。それとモクレンにペリバの屋根から雪が落ちて折れそうになる。総合して移植に決定。

 三日ほど前の快晴の時、弟がユンボーで手際よくやってくれた。これで来年はモクレンの花が楽しめるし夏場の朝日を遮断できる。

写真:画面右の木がモクレン。



2020年11月20日金曜日

[7267] 千の福ねこ展

 ●千の福ねこ展

11月23日まで 

ラスト三日です。

コロナに気をつけてお出かけください。

『千の福ねこアート展』

◉猫の一生、誕生から天上界まで◉

約千体の猫作品を展示いたします。

場所:ホテル雅叙園東京 百段階段

よろしくお願いします。



2020年11月19日木曜日

[7266] 玉切り

 ●玉切り

春のような陽気だ。

昨日の木を玉切り。

チェンソーの刃も新しくなったので調子がいい。

大汗かいた。

昨日の今日なので気持ち悪いほど疲れた。

あー疲れた。

最上川の岸でおじいさんがカメラを構えている。

空にはドローンが虫のような羽音を立てている。

青空に上弦の三日月が出ている

どこかでコロナが蔓延している。

アーーーーー、疲れた!



2020年11月18日水曜日

[7265] 軽トラ

 ●軽トラ

大木を伐採したと声がかかった。

薪割りが楽しそうな太い木だ。

もらいに軽トラで出かけた。

たんぼ道で方向転換したら、

動けなくなってしまった。

しょうがなく

木の持ち主を呼んで助けてもらった。

「四駆でない軽トラを初めて見たよ!」

とおじさんに皮肉を言われた。

なるほど、四駆でない軽トラは

田舎道では使い物にならないことを知った。

ここに10年住んでも新参者。

未来はまだまだ学ぶことが多いのだろう。

覚悟しとこう!



2020年11月17日火曜日

[7264] 招き丑展案内

●招き丑展


福を呼ぶ! 招き丑展

ところ:

瀬戸市薬師町 招き猫ミュージアム1階

スペース29

会期:11月21日から2021年1月11日まで

休み:火曜日・122915



2020年11月16日月曜日

2020年11月15日日曜日

[7262] 格言:良識

 ●格言:良識

良識がある人は

良識がわかる。

良識がない人は

良識がわからない。

だから良識のない人に

いくら良識を言っても

伝わない。

困った!

写真:今朝は村の神社の枯れ葉掃除。靄が美しい。



2020年11月14日土曜日

[7261] 雪囲い

 ●雪囲い

天気がすこぶるいい。

アトリエのペリバ。

屋根が大きいので雪がすごい。

いつもは雪掻きしてたが流石に大変。

今年は雪囲いを試みることに。

いつものように

チョコがやってきた。

陽に当たりながら、笑っている。

ワシの仕事の何が可笑しいんだろう?

幸せなやつじゃ!



2020年11月13日金曜日

[7260] 灯り

 ●灯り

一日一回でも絵と向き合う。人は普段、頭で考え前に進もうとするが、その道の先が明るいわけではない。ところが絵と向き合うと微かな灯りがともる。そうかこっちに行けばいいんだなと頭に教えてくれる。それで一歩進むことができる。絵とは、毎日一歩だけ、確かな方向に進む灯りを示してくれるものなのだろう。そこから”完全な『わ』”という照度の強い消えそうもない灯りがともった。今、頭はその灯りに照らされた道をしっかり歩いている。

写真:朝靄の中の散歩。田んぼで藁を集めるおじいさん。



2020年11月12日木曜日

[7259] げんかつぎ猫

 ●げんかつぎ猫

げんかつぎ猫は行為や行動の解放を促すものだ。

これは『おみくじ猫』が精神に作用するのに対して、

身体に作用するもの。

人は普段、

自らの動きを自らが抑制抑圧し

囚われの身になっている。

その抑制抑圧の囲いから

解放するきっかけになってくれれば

嬉しい。

*雅叙園にて展覧会中です。



2020年11月11日水曜日

[7258] 水

 ●水

今日は漢方医さんの問診。

前回の生薬を飲んだ感想症状報告。

今回は違った生薬3種類。

どれも水に関するもの。

そういや小学低学年の頃、

学校にプールがなかった。

(プールは小学5年の頃にできた)

それまで部落の小学生らと連れ立って

最上川の支流の千座川、

その滝壺で泳ぐのだ。

それが嫌で

上級生らが迎えにきても

どこかに隠れていた。

だから川で泳いだ記憶がない。

水が嫌いだったのか?

前前前世はイルカだったはずなんだけどな



2020年11月10日火曜日

[7257] 杭

 ●杭

薪割りは終了したので次。

除雪車用の杭を立てる。

杭の先にはピンクのテープを巻きつける。

これがないと雪で道がわからなくなる。

引っ越してきたばかりの時は、

そんなことはないだろうと

甘く考えていたが、

本当に境界が分からない。

雪がない時の庭の風景の方が長いのに

そんな記憶は役に立たない。

だから記憶にないような風景が

今からやってくるのだ!



2020年11月9日月曜日

[7256] 私と世界

 ●私と世界

自分中心的な個人主義というものがある。

我がいっぱいというもの。

昨今はこれが最も主導権を握っているような気がする。

死ぬまで突き進む、負けを認めない。

このツタの葉のように潔く散れ!

来年には新緑になる。

ところでみんなで1つの全体主義がある。

全体で1つだからミツバチの集団のようなもの。

他にインドにはチャクラってのがある。

これは個人の内部を7つに分ける。

一個人の中に7人の他人がいるようなもの。

個人主義が肉眼で見た世界で、

全体主義が望遠鏡で見た世界で、

チャクラ主義が顕微鏡で見た世界かな。

まあどうせ世界を分析するなら

肉眼だけではつまらない。

望遠鏡や顕微鏡で世界に対する見識は広がる。

今のところ、チャクラ主義が目立ってない気がする。

自分の中のお腹の腹黒い人の意見だけでなく

胸の温かいハートの人の意見も聞くべきだ。

その人は両手を広げ人を孤立させない力を持つ。

世界もそうだが、自分を分断せずに

まずは自分を『わ』で包もう。



2020年11月8日日曜日

[7255] 薪割り

 ●薪割り

今日で薪割りは終わりかと思ったが

枯れ葉が舞い

風が強くなって雨

体が火照ってるところに

冷たい雨が実に心地よい。

楽しい薪割りだから

あと少しの薪割りは残すことに。



2020年11月7日土曜日

[7254] 枕木

 ●枕木

運送屋さんが

枕木をくれるというので

Y陶芸家に手伝いを頼む。

一本だけクソ重く、諦めた。

二人とも腰がイマイチなのだ。

無理するとぎっくりなるからね。

まあ少し自分を解る大人になったのさ。

さて、この枕木、何にしようか?



2020年11月6日金曜日

[7253] 薪棚

 ●薪棚

去年の冬は

雪がほとんど降らなかった。

今年は、

雪すごいだろう!

と、みんなが言う。

雪掻きを簡単にするため

薪棚を空にした。

薪は小屋に移動。

さてどうなるやら。




2020年11月5日木曜日

[7252] 自分ら第一主義

 ●自分ら第一主義

 昨今は『自分ら第一主義』の群れが幅を利かせ分断を起こしている。群れるのは自分らの身を守るためだろう。その集団は一番大きな勢力を持つが世界が憧れるようなものではない。全てにおいてトップであるようなイメージがあるが外向きの宣伝が上手なだけで内実は荒んでいる。喩えれば家族が崩壊し皆いがみ合い怯え不安しかない裕福そうに見える家庭のようなものである。

 ところで富だけが価値あるような一方通行な思考、つまり線的思考、それは『わ』ではない。部分である。反対方向の『貧』の持つ豊かさを忘れている。

 『貧』とは『「自分は欲しがっている」の「欲しがる」を持ってない』というもの。つまり欲しがってないのだから満たされているわけである。漢字源としては『財を分ける』だから豊かでないと思われがちだが、財を分け与えるのだから心豊かである。その豊かさこそ大事である。音楽やアートや文学などに包まれているときと同じように心が豊かなのである。全ての人はこれを基底にして考え方を再構成すべきである。

 『自分ら第一主義』は危うい危うい。一歩間違えば自らの子供らの何もかも奪うだろう。メダカが自分の産んだ稚魚を食うようなものである。






2020年11月4日水曜日

[7251] 愛の十猫図2

 ●愛の十猫図2

昨日の続き

愛の十猫図の後半5つ

愛は与えるものです。



2020年11月3日火曜日

[7250] 愛の十猫図

 ●愛の十猫図

『十牛図』という禅のお話を

愛をテーマに制作したもの。

10の中の前半5つ。

これは釉薬を使った本焼きで

前掛けの色は偶然出た。

もう2度と制作できないだろうな。

*雅叙園展示中です。



2020年11月2日月曜日

[7249] 漢方

 ●漢方

 この夏、吐き気がして寿司が食えなくなってから、どうも調子が悪い。こんな時に”完全な『わ』”という歴史に残る大発見をしたので、このための人生だったのか。ワシの運命も尽きるのか!

 そこで近所の病院へ。ここには漢方の先生がいる。病院とか基本的に嫌い。行くときはしょうがなく嫌々行くのだが、なぜか今日は楽しみだった。西洋の薬は痛いところがあれば痛め止めとか、悪い箇所は切り取るとか、部分的直しのように思う。いわゆる身体とは煉瓦造りの家のようである。漢方は未病が基本。1時間近い長い問診を通して個人の特徴や性質などを把握してゆく。この嬉しさは自分というものがただの少し壊れた物ではなく、人間であり、事細かに私を探ってくれることだ。私に興味を示してくれているのだ。

 白髪の良い感じの先生であった。今回試しに処方してもらった薬が『麻子仁丸』。ネットで調べた。『体力がない「虚証(きょしょう)」の人向きの薬で、体にうるおいが不足して、便が硬くなりがちな高齢者の便秘薬としてよく用いられる』とあった。人から『巨匠』と言われたことがあるが『虚証』だったとは残念。それと『高齢者の便秘薬』、やはり高齢者だったわけだ。とりあえず解って嬉しい。真実を知ることは嬉しいことなのだ。知ってからこそ次の一歩が踏み出せる。若いフリしても他人にはバレバレだし、若いからって良いわけではない、それは妄想だ。

 今回は市販の薬だが、もうちょっと入り込むとその人に合った薬を調合する。人が万人いるなら、それぞれに合った万の薬を見つけ出す。万能薬ではないが万の薬なのだ。そこが面白い。生まれて初めて病院が楽しいと思った。そういや病院には年寄りがたくさんいたな



2020年11月1日日曜日

[7248] しょぼしょぼ

 ●しょぼしょぼ

冬支度。

鉄のサビをヤスリで磨き、

ペンキ塗り。

あとは薪割り。

薪割りは楽しいのだが、

体力の衰えを感じる。

鏡を見れば、

睨みが効いてないと言うのか、

眼力がないと言うのか、

キラキラしてない目というのか、

疲れで目がしょぼしょぼしてる。

「しょぼしょぼじじぃ」

って言葉を聞くが、

あー、これだったのか!

まったく、

ワシ、普通に年取ってるじゃん!