●草刈り
今年初草刈りをする。
「どうせやらなければいけないなら楽しまなければならない」という発言をテレビで言ってたけど、違うね。そんなふうに思うのは草刈りの良さを知らない、もしくはイヤな仕事だと決め付けているからである。知らないからと言って、自分中心の考えに寄せて回答するのは高慢である。それがこのセリフの問題であり、今の社会の問題でもある。自己中心思考があるからそこから分断が生じ差別が意識に定着する。このような思考が周辺の豊かさを覆い隠している。本来日常の生活の行いに良し悪しなどない。あるなら考えが偏っているのである。
草刈りには他では味わえない瞑想がある。やっているうちに迷いは失せる。迷いとは草刈りを嫌がるような悩みや迷いではなく、人間の内奥にある葛藤の迷いである。これが消えるのだから他に喩えようがないくらい楽しい、だからやるのである。
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