2025年7月14日月曜日

[8861] オリジナリティ

 ●オリジナリティ
 絵が奈良美智と似てると言われた。似ているのではなく少しだけ取り入れているのだ。
 最近、友達から奈良くんの話がでた。フェスで友達がDJ奈良くんと私の話になったらしい。昔、作品の巨大化を造形屋さんに頼んだ。なんとそこで奈良くんがバイトしていたらしいのだ。ふと浮かんだ、多分なんとなく違うなぁと思っていたあの作品、奈良くんタッチぽい。こんなところまでポサが出るんだからクセの強い人だなぁと思った。そういや造形屋さん元気かな? 
 似てるというのは個人の好悪が先入観として入る。本物が一番で他は二番煎じという一番贔屓する意識だ。逆に「私を似てるように描いて」と言われ、描いて「似てない」と言われるのは、世の中に同じものはなく多様だという意識だ。似てるは『1』であって、似てないが『多』なのだ。どんなものでも何かと似てるし何とも似てない。だから全ては似てると似ていないを含む。
 例えば私の作品の『猫神様』は猫が仏像を含んだのだ。俳句で言う二物衝撃だ。同じように猫が奈良くんを含んだ。奈良くんは素晴らしい作家だからね。とまぁ、こんな言い訳じみた性格と作風のおかげでどこにもないスッゴイものを発見した。それが『わ』の図と坐禅で、そこに私の真のオリジナリティがある。






 

0 件のコメント:

コメントを投稿