2013年11月18日月曜日

[4309] 見舞い

この間実家に行ったら、肺ガンで左肺半分を摘出された85歳の親父が「兄弟三人でオマエだけが見舞いにこない」と怒っている。ワシなんか病院行ったら笑ってしまって病気悪化するので行くわけがない。
 一昨日、大量生産消費のせいで善人がいなくなる事を危惧している弟に、兄とオマエが親父の見舞いにいった事に偉いなと言ったら、「長男は保証人だからだよ。オレは癌の肺が見たかったんだ」だって。誰もマトモにお見舞いしてないじゃん。しかし肺なんか何で見たいのだと聞いたら、「肺は泡がいっぱいでできているようなものでブヨブヨ。がん細胞がどこにどうなるか生で見たかった」のだと言う。そういや弟、大学は農獣医学部だった。悪人どうのこうのより悪趣味人だわ、こいつ。
 写真は夜八時過ぎ、風呂上がりの寒い庭でのビール。空のは満月ですよ。頭も満月。


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