しかしワシという人間はつくづく妙だと展示会場から帰って、風呂入りながら思った。妙とはある意味、軟弱なヤツということでもある。まあ内容は普通のことで大したことではないが、お客さんと接していて思った。
『近づいてくる者は遠ざける』
このことをちょいと考えてみた。たぶん引き蘢り的性格が社会との適合のために培った自分だけの部屋が心の中にあって、そこに入られることが嫌い。その心の部屋で創作をしているから、そこに他人の邪念が入ると部屋が散らかる。しかし、もう少し奥に何かがあるようだ。深く追求してみた。人と人とは近づき過ぎても離れ過ぎてもいけない距離がある。まあ話しはややこしくなるけど、『私』と『私でない』がイコールになるような美しい距離がある(写真のように)。それなのにそれ以上近づくのはおかしい。『近づこうとすることこそが、遠ざかっているが前提になっている』というのが真理だ。
まあ解りにくいかもしれないけど、そんなこと思ったわけです。
無視はイヤだけど、ベタベタもイヤみたいなもんかな。
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