父親が柿酢を作ったというので貰いにいく。この辺りには取らないで捨てた柿の実がたくさんある。もったいないと柿酢を作ることを思いついたらしい。柿酢を舐めながら父親「戦争になるだろう」と言う。で、どうすればいいの? 「大河は手では止められぬ」と、何、決め台詞言ってんだい。諦めるのかい? そこでこんな話をしてあげた。テレビに捨てるお茶の実から油を搾ったりいろんな油で自立した27歳の女性が出ていたこと。隣村では捨てられた藁文化で自立しようとしている若者がいること。こんなに村々では捨てられたものを救おうとする新しい日本文化が育ちつつあるのに、中央では何もかも命までも捨ててしまう戦争の準備をしているわけだ。
戦争は大河でなく汚れた川だろう。手で止められない大河とは、大自然からの恵みである油や藁や、もちろん柿から育つ文化のことだと思う。
捨てるものなど無い川こそ大河だろう。
写真は藁で作ったライト。美しいよ。
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