●詩
ふと思い出した。
ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』という名映画がある。
映画の中で天使は永遠の命を捨てて、地上の女性を愛する。
猫柵作りの老子さんも空から降りてきたものだ。
「愛のためですか?」と聞いてみた。
「そんなもん」と言っていた。
BGM/O君に話したら「レイブパーティのためでしょう」と言っていた。
この老子界隈の人種は生活の中に音楽があり、みな楽器ができる。
ではそのレイブパーティはなんのためにあるのかと言えば、
グルーブ感だ、つまり無我の境地だね。
ならば老子さんは人々の心を開かせに降りてきたのだろう。
己の愛の実現などではなく、慈悲なのだと思った。
『ヤマガタ・老子の詩』である。
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