●思い
坐禅をしていると、
『思い』が目まぐるしくやってくる。
この『思い』に引きずられ
腹立てたり考え込んだりする。
これは坐禅しているからではなく、
普段から頭は『思い』で目まぐるしい。
忙しくて気づかないだけ。
坐禅は静かなので『思い』が明確に現れる。
この『思い』は構わず放っとく。
よく観察すれば『思い』などバカだからだ。
父親が生前言っていた。
「クソと思えば踏むな。バカと思えば構うな!」と。
これは他人に対することだが、
自分でも同じ、一番バカは自分。
自分の『思い』というのはなんであれクソでバカ。
自分の『思い』とは
片や欲張り・偉ぶり・貪り・思い上がり、
(最後に「り」がつくから、実はビリケツだ)
片や僻み・妬み・嫉み・恨み・思い込み。
(「み」が五つで、ゴミだ)
どちらも不満不足を補いたいだけ。
バカな自分の『思い』なぞに構わないこと。
ほどほどに、そう『思い』ます。
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