●しないをする
市外者のヒカル君が県外者の若い女性を連れてやってきた。彼女は勤め先を辞めて外国を20カ国旅行。今はヒッチハイクで日本を一周している。これから北海道に向かうらしい。日本一周終えたら普通に働くかもしれないと言っていた。
彼女は仕事を『する』から、仕事を『しない』を通って、旅を『する』に移行した。「端を渡るな」考で言うところの、右の端にいたが、それを『しない』で、左端に移行した。
ここで思った。この移行の真ん中には『しない』がある。『しない』を一瞬横切る。『しない』を身体丸ごと経験する。『しない』経験は無いのだから透明だ。旅に出たことも新鮮なことだが、この透明な『しない』経験がとても大事だと感じた。多分そこで心洗われ子供のように無垢になると思うのだ。
大人は無垢さを取り戻すために『しない』を体感することだ。『しないをする』で最もシンプルなのが坐禅だ。
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