●わからんⅥ
思い出した父親の言葉Ⅱ
知ったようなこと言っている僕に
「頭でっかちだと走っていて頭からつんのめるぞ」
確かに世間では知に捉われつんのめってる者は多い。
庭のカエデの木の上に鳥の巣がある。
あそこで生まれた雛は空のことやこの村の餌場とか
わかってから飛び立つのではない。
とにかく飛び立つ、身体がわかっている。
怯えて飛べないものが知識や餌を蓄えるが
それで怯えが治まるわけではない。
その理由がわからん。
飛べばわかるのに。
*ちなみに父親は88歳の時
「もう一旗揚げるぞ」と言っていた。
死ぬまで飛び続けた人だ。
でももう一旗揚げてたら老害だったかも。
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