●絵を描くⅡ
私は何十年もズーーーっと絵を描いてきている。途中、粘土で猫を作って生業になったが、それが自分だというわけではなく、それが目的だったと言うわけでもない。世間に染まらない絵描きが自分の底辺にズーー〜ーっと居る感じがする。この自分の中の絵描きはどこから来たのだろうと探ってみた。
子供の頃に見た絵だ。それは絵画でもマンガでもない。その影響が大だと思う。
それは4月8日、お寺の花祭りに両親と出かけた。お釈迦様の生まれた日でお寺の玄関先にお釈迦様の子供時代の銅像が『天上天下唯我独尊』のポーズをとって甘茶の中にいた。
初めて甘茶を飲んだ。砂糖が入っているわけでもないのに甘いお茶、衝撃であった。お寺の中を見学した。その時に地獄絵図を見た。甘いあとの苦い地獄、二つの衝撃だった。この絵が私の絵描き心に火をつけたのだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿