●道
社会的成功達成とは
川を流れ広大な海に
行き着くのではない
それはあまりに広く
たったひとり迷妄す
孤独で寂しいことだ
それは成功ではない
ただの行き止まりだ
おしまいってことだ
川は海にたどり着き
海から蒸発して雲に
空を漂い膨らみ雨に
地中に染み湧き水に
海・空・地を周回し
又川を創造す無上道
*赤湯温泉松島間に行く。
●道
社会的成功達成とは
川を流れ広大な海に
行き着くのではない
それはあまりに広く
たったひとり迷妄す
孤独で寂しいことだ
それは成功ではない
ただの行き止まりだ
おしまいってことだ
川は海にたどり着き
海から蒸発して雲に
空を漂い膨らみ雨に
地中に染み湧き水に
海・空・地を周回し
又川を創造す無上道
*赤湯温泉松島間に行く。
●季節と人間
日本の暦『七十二候』。文字と読みが美しい。
昔、両親は毎年さくらんぼの時期が終わると肘折温泉に行っていた。その途中で確か山菜を採る。このような自然と向き合う行事が両親には数多くあった。だから夫婦喧嘩しても行事の方が大事なので、いつの間にか喧嘩が収束する。自然行事は人間を包む大きさがあるが、人間行事は人間思考中心だから狭い。
自然の暦の中にいることを思い出せば人間社会の全ては些細なことだ。暦に合わせた自然行事をやっておくことだと思った。ちなみに今は『土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし』。確かに! 温泉でも行こうっと。
●溝直し
空調ベストなるものがあるので、
外仕事のプロの大ちゃんに
どのようなものか聞いた。
「いらない。汗は自分を冷やすためなので、
機械で乾かすのは良くない。
30分おきに水分を補給すること。
服を着替えること」
はい、わかりました。
ありがとうございます。
大雨の時に作った水捌け溝が
あまりに曲がっててカッコ悪いので直す。
瓦礫が多くてなかなか溝が掘りづらく
滝のような汗を流し死ぬほど疲れた。
もはや軟弱年寄りふらふらへとへと
終わって水風呂、プロテインゼリー
たっぷり水を飲んだ。
滴る汗、遠く空を見る、
風、実に心地よい。
●虚飾
顔出しパネルを使いたいという要望があった。ただ倉庫に入れておいてもしょうがないから、勝手に使ってくれーーー。その方がパネルも喜ぶ。
ところで若い知人は「お金お金」とよく言っている。ある意味「心が貧しい貧しい」と言っているのと同じことに気づいてない。お金に騙されているのだ。自分を卑下することはないと思うのだが。好きなことやってりゃいいのだ。金がないから好きなことができないと思っていることがちょっと知恵が足りん。「金がないからできることがある」ということが見えないだけ。心がカッコ悪い中身のない金だけ持っているような拝金主義に成り下がろうとしているから少し言いたくもなる。
人をお金の所有量で見る。拝金主義という。お金だけじゃなんだから多少善いことをする。偽善という。これらをまとめて虚飾という。身に纏った飾りを自分だと誤解している。つまり自分がない。うんこを拭かずにシルクのパンツを履いているようなものだ。まずはパンツと心の洗濯だな。その前に自分のうんこぐらい自分で拭こう。
●未来図
庭は花畑、薪割り。
人は未来を思い描く。
その未来図は絵空事だ。
時間が川なら
あなたは川の辺りにいるわけではなく
あなたは川と一緒だ。
川は留まることなく流れている。
もはや思い描いた未来はない。
未来図通りにできたとしても
もはやそれはそれではない。
子供が未来図を描いても
その未来に未来図を描いた子供はいない。
年取ったら過去の汚れは落ちにくくなる。
これがあなたの描いた未来だ。
風呂入って垢落とせ。
川は清浄になる。
●朝仕事
坐禅後、普段なら絵描きペリペリをする。
今朝は草をペリペリした。
まだ6時なのに
もう日の当たっているところは
30℃を超えている。
昔早朝、父親が、私がまだ寝ているところにきて
「いつまで寝てんだ! もう朝仕事、終わったぞ」と。
今思う、
朝仕事は1日をスッキリさせる。
なぜなら目的も夢も初めに叶うからだ。
●勿体無い
メガネのテンプルが折れた。
もったいないから直す。
おかげで思わぬものができたりする。
ペリペリなんかは
まさにもったいないからの発見だ。
いらなくなった筆の筆菅を裂いて
テンプルにくっつけた。
意外といい。
(しかし筆管とかテンプルとか初めて聞く名称だ)
●やり直し
円形薪棚、やり方間違ってた。
まったく、やり直し。
ネット見てちゃんと調べりゃいいんだけど、
いつだってなんだって自己流してしまう。
だから繰り返しや無駄が多い。
でもだからこそ新発見や発明がある。
昔、油絵も自己流だったから
どこにもない変なの出来た。
でも今はボロボロ。
今の仕事の陶芸も自己流。
*紅紫のムクゲの中に白無垢発見。