父親の自叙伝の校正も終わり、代筆してくれた伊藤さんを呼んで直しを頼む。彼女は児童文学賞かなんか取ったことのある人で、笹巻きを作って売っている人。この笹巻きが美味いんだ。たまたま近所の人で、文章書きがこんな田舎にいるとはビックリしたもんだ。あのわけの分からん父親の文章や話しを纏めてくれるよう頼んだら、快く引き受けてくれたのだ。
父親だが、86歳なのに、こんなにちゃんと昔の記憶があるもんだとつくづく感心した。でもよくよく考えてみれば、彼は仕事のことは毎日日記をつけていたのだ。偉いと思った。その影響でワシも小学5年生から日記をつけているんだけど、二十代絵を描いていた頃、たまたま学生時代のを読んだ時、いったい何のためにこんなもの書いていたのだと疑問、胸くそ悪くなって学生時代のは全部燃やしてしまった。絵を描いていた時は真直ぐだったからな。こうやって父親の自叙伝を見ているとけっこう大事なものかもしれないなどと思う。
しかしワシの日記は事実とかけ離れている上、内面のイメージのウソアホスケベが多いから、自叙伝には不向きかもね。
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