2015年10月31日土曜日

[5421] 2歩先


コーヒーを飲んでて、ふと、そういや、あれがあった! 
あれをワガジン5に、そうだ、それがいい、今の時代にぴったりだ。
いや待て、じゃあ、今まで描いた絵は、再来年に延長? 
いやいや、そうだ、ワガジン一気に2つ作れば。
それは大変だ! どうしよう? あ~、悩んでいる、今。
ワシ、悩んでいる、あ~頭から離れない。
悩んでいるぞー、久しぶりに、悩んでいるぞ! 
あーーー、うざい! この悩み。
止めた、ヤメヤメ、このアイデアは捨てよう!
2歩先はたいてい幻じゃ!
2歩先を見ないで、まずはやはり今の1歩です。

2015年10月30日金曜日

[5420] 一歩


2日前には思いもよらなかった絵ができている。
 ワシの性格は飽きっぽいから同じようなことばかりしていられない。それに引き蘢りだ。だから尚のこと精神だけでもこの空間を出ようとするか広げようとしたくなる。一歩前に進むことは恐ろしいけど、その恐怖を味わいながらも慎重に考察し、自分なりに一歩進めたときは快感だ。
 ところでこの『一歩』というものは、毎年同じようなことをやることではない。それはマンネリだ。歩いていたら前に進むあの『一歩』なのだが、その『一歩』は見たこともない新しい大地に足を踏み入れることだ。挑戦だ。頭は二歩も三歩もあらぬ千歩まで描けるけど、それは0歩だ。何も進んではいない夢見る怠け者か贅沢者、生きた屍だ。
 生きているなら本当の一歩を進もうぜ。

2015年10月29日木曜日

[5419] 釈迦のペット


椅子に座ろうと思ったら、猫が寝てた。
 いつまでも寝ている猫を見てて思う。
 『富裕社会』の奴隷ではなく、『浮遊釈迦』のペットになるってのはどうだろう? 
 釈迦のペットってのは、この猫のような存在かな。
 彼らはよく寝る、無邪気、自然体、人の言うこと聞かない、自由自在、幸せそう、意外と孤高、神秘的、あんまりお金がかからない、たまに働く(えさ取り)、偉そうでない、可愛い、考えてない、人に癒しを与える、面白い。

2015年10月28日水曜日

[5418] 隣の芝生


The grass is always greener on the other side.
 「隣の芝生は青い」の英文。ワシの見解では「隣の芝生が青い。羨ましいな」。本当はそうでもないのに他所はよく見えるものだという心の戒めみたいなものだ。ところが日本と同じ島国イギリス人の英語先生Samは「隣の芝生が青い。じゃあ隣に住んでみよう」、その後、隣に住んだ彼は言う「ん? あっちの芝生が青い。あっちに住もう」と元の場所を羨ましがる。最終的にはワシと同じで他所はよく見える戒めなんだけど、住んでみるっていう説明が積極的で面白いと思った。これが大航海をしたイギリス人の血だろうか。
 ではアメリカ人や中国人はどうなんだろう? 
「隣の芝生が青い、じゃぁあっちもオレのもの。あら! そっちも青い。全部オレのもの」だろうか? 
 まあまあ、『吾唯足知』を身につけようぜ。

2015年10月27日火曜日

[5417] 今・ここ


元来引き籠りなので何もなければどこへも行かない。けど今日は秋晴れだし紅葉眺めに山へ。
 まあおかしなもので自分ちの庭も紅葉しているのだから、わざわざ他所へいく必要もない。うちのデッキの目の前は最上川と紅葉の山だ。川の音も実に良い。ここで飲むコーヒーは格別だ。
 でもなぜか人は他所に行きたがる。同じ所は飽きるし外へでて多少は見識を広めたいのだろう。
 まあ若者は他所へ行け。
 海外に行け。
 他の惑星へ行け。
 宇宙へ行け。
 どこまでも遠くへ行け。
 しかしいつだってどこでだって『今・ここ』を忘れては行けない。

2015年10月26日月曜日

[5416] 発展


ウォーキング、少し距離を長くしたら膝が痛いではないか! 薪割ったら、手首が痛いではないか! まったく!
 頭の中心に『すごい発展』という欲を置くとどうなるか?
その欲はいつ満たされるだろう? たぶんいつまでたっても満たされない。なぜなら『すごい発展』は10点満点のこと。なのに発展はいつまでも8点なのだ(まあシャレだけど)。満たされない頭は『もっとすごい発展』を考える。しかしそれも8点だ。10点満点にはならないのだ。ガハハハ‥‥
 『すごい発展』や『急成長』などを中心に置かず、静かに座り満天の星空を眺めることを自分の中心に置いてみたらどうだろう。満天だから10点満点だ。ガハハハハハハハハ‥‥
 発展は満天の星空の隣の9点のさらに隣に置けばいいのだ。メシでいうところの腹八分だね。
 寒くなってきたので、植物は家の中に移動。

2015年10月25日日曜日

[5415] 頭と足


ウォーキングをする。
 頭が行きたい方向ではなく、足が行きたい方向がある。その足の行きたい方向が、頭には解らない。頭はしゃしゃり出て足に代わってこうだろうと予想した方向に舵を取る。それが足にとって苦痛だったり、足を騙すようなことだったら、頭が予想した方向は間違っている。頭はそれを理解し改めればいい。だが頭は頑固で足を無視してどんどん幻想を突き進む。
 建物でも地盤基礎をしっかりしないと倒れちゃう。これでは不安だ。やはり足元が大事だ。頭は五感で足の気持ちをちゃんと観て、足の方向を知る。他の頭の意見ではなく、足の気持ちだ。その方向にスムーズに向かうように考える。そうすれば頭からいいアイデアが自然と出る。頭から出る素晴らしいアイデアや珍しい閃きなどは、最初に足が方向を決めているのだ。
 これで頭は足元にしっかり自立できる。

2015年10月24日土曜日

[5414] 進化


猫が匂いを嗅ぐ。嗅いだあと、笑ったような顔『フレーメン反応』のハ~~をする。これは嗅覚情報を目一杯取り入れている顔らしい。猫はたまたまこの顔をするが、実はこのハ~~が心地良いのかもしれない。人間にもフレーメン反応をする器官があったらしいけど、胎児期に退化してしまうという。
 でもワシは退化などとは考えず、進化する方向で物事を考えてみた。
 フレーメン反応の感覚を自分の体験から探ってみる。進化した証拠になるような現象は、まさに秋の大気を思いっきり吸ったときなどに感じる、あれだ。金木犀の香りなどは過去に嗅いだ記憶と今とまるで時間の差を感じない。ならば未来の香りの記憶でもある。時間という概念が消える瞬間だ! その時、人は恍惚になってイッテしまっている。
 器官や物質は、至高な意識へと進化しているのだろうと思うよ。

2015年10月23日金曜日

[5413] 自然流


I like this season. 
 一昨年かな? カナヅチでクルミを割りながらつまみ食いして、奥歯で細かい殻を噛んでしまった。その後、奥歯がすごく痛くなって、未だに固い物を食う時は慎重だ。だからクルミを割るのを嫌っていた。
 最近、ネットでクルミ割り機を発見。良さげな宣伝に釣られて買った。意外ときれいにパカッと割れるので殻が混じらない。パクパクつまみ食いもオーケー。美味い!
 ところでこういう作業って、日向ぼっこしてるようだけど、休んでいるわけでもないし、食料確保の仕事って言えば仕事だけど、辛くもないし、マジに仕事ってわけでもない。何て言うかな、苦もないし、楽もない。サルに戻って食うために生きているって言えばそうだけど、いわゆる自然の流れって感じですかね。

2015年10月22日木曜日

[5412] 新幹線


夕方ジョギング。ゼーゼーだからほとんどウォーキングだけどね。
 走っていたせいか新幹線が頭を過った。
 新幹線の名前の『こだま』は音、『ひかり』は光、『のぞみ』は意識だ。確かにだんだん早くなっている。この三つは覚えてるけど、他の新幹線名が何がなんだか解らない。そこで地元の山形新幹線の新しい名前を考えてみた。『んとはやえ』ってのはどうだろう? 
 『んつころはやえ』ってのも浮かんだし、『うなりすっころはやえ』ってのも浮かんだし、『やんだぐなっくらえはやえ』ってのも浮かんだけど、長過ぎるので却下。

2015年10月21日水曜日

[5411] 身体全部


神奈川時代に知り合った昨日とは別の女性が旦那を連れてやって来た。東北一周食旅&紅葉狩り。けっこう山形は人気だね。
 彼女は当時、東京プリンスホテル内にある画廊にいた。そのとき一度だけ仕事をした。ワシより年上で数年前に仕事引退。ネットで写真のパーゴラを見て本物を見たかったと言う、さすがだ。旦那とは老年?結婚。彼は今75才、彼も美術関係の仕事、引退後、千葉に土地を見つけ無農薬畑を趣味で始めた。その後、みんなから野菜を欲しがられるものだから、小規模の農業生産者になってしまったらしい。メインとして花ズッキーニを育てイタリアレストランとかに卸している。今の季節は無花果だって。
 二人とも頭使う仕事から足元の土に目覚めたってのがいいと思った。これで頭の先から足まで身体全部使ったことになる。

2015年10月20日火曜日

[5410] 紅葉狩り


神奈川時代の知人が軽自動車で秋の紅葉狩りついでに家猫を尋ねてきた。
山寺、もりわじん邸、銀山温泉、鳥中華、月山、米沢ラーメンのコース。
何日の旅かと聞いたら、なんと一泊!
山寺も登ったと言うし、明日は月山も登ると言うから、すごい。
もし、ワシが家猫を見に行くならこの近所で済ますだろうな。
碁点温泉、ドルチェのケーキ、コメヤカタパーティで外人さんとカンバセーションして、夜は源八ワインかな。
鳥中華はアリだな。
ワシここに住んで6年になるけど、月山も山寺も行ってない。
だから山形はまだまだ未知だ。

2015年10月19日月曜日

[5409] 新米


困ったなぁ‥‥。
 新米がやけに美味いので太り気味。和式ウンコ座りをすると腹いっぱいな感じになる。太った人はこのような座りができないのだろうか? ヤバいな! 
 そこで昨日から昼飯をカット。そしたらなんとずいぶんと時間が多い。薪は割るわ、庭の草むしり、冬支度、壊れたテーブル直し、絵描きなどなど、こんなにいろんなことやっても、まだコーヒータイムにならない。
 やっとコーヒータイムになったときのコーヒーの美味さたるや、Great!
 結局2日で体重1キロ減ったが、それでも腹がキツい。
 しかたない走るか! 

2015年10月18日日曜日

[5408] 時間2


今日も元気に薪割りだ。真冬の暖房5日分は手に入れたな。
 昨日の絵日記の続き。『社会に流されない時間』を持つことの重要性ね。
 人は頭の中がいっぱいで足元を見ない。頭の中にある夢や政策は社会が作ったエサみたいなもんだ。そんなエサ食って社会の立派な家畜を目指すのもいいけど、エサには遺伝子組み換えやケミカルが含まれたりするから大自然に対して鈍感になってしまう。せっかくの自然体がもったいない。それにそのようなエサは争って奪い合わなきゃならないからストレスが溜まる。命縮む。
 人はいつの間にか、夕日から闇夜になるまでのあの美しい数時間、ジッと眺めていることに絶えられなくなり、代わりに忙しい時間に追われることに慣れてしまった。
 さあ、自然体を取り戻そうぜ。

2015年10月17日土曜日

[5407] 時間


今日も薪割り。
 青空『もりわじん書店』が面白かったことを人に話したら「対面販売だね」と言われた。地味でつまらないやり方だよと言われたような気分だった。まあ販売という視点で見ればそうかもしれない。でもね、こういうシンプルな行為に物事の本質や深さがあることを伝えたいね!
 例えば店で売っている薪と自分で割った薪で薪ストーブの火をつけて暖まったときの違いみたいなものだ。人には解らないと思うけど、やはり自分で割った薪の方が心地良い。なぜなら、薪割りから火に当たるまでの長い期間、この忙しない社会に流されなかったワシだけの『時間』が流れているんですよ。

2015年10月16日金曜日

[5406] キッス


なんの気無しに筆を舐めて「しょっぱい」と思った途端、疑問が生じた。
 可愛い子とキスした時、甘い唇に鼻くそがついているのに気付かず、しょっぱいと感じたら、甘いキッスとしょっぱいキッスのどっちが記憶にこびりつくだろう?
 甘い+しょっぱいがレモンの味だったりして。
 まあどうでもいいんだけど。

2015年10月15日木曜日

[5405] 孝行


早朝父親から「オマエ、生まれ初めて親孝行したな」と電話があった。
 昨日、父親はできたばっかりの自叙伝を読み、文章がちゃんと読みやすくなっていたのでかなり感動したらしい。過去の記憶がリアルに蘇ったのかも。確かに校正に手間取った。でもやはり感謝すべきは伊藤やす子さんだろう。彼女はあのナニ喋っているのか解らん時間軸もデタラメな七面倒くさい話しを録音し校正書き写してくれたのだから。「そうだな、伊藤さんに本渡して来よう」だって。
 ところで父親がここまで喜ぶんだから、年寄り共はみんな自叙伝を書いた方がいいのかも。自分を見つめ、我が人生に悔い無しと思えれば幸いだ。
 写真、真ん中左が父親だけど、何組?

2015年10月14日水曜日

[5404] やじょない奴


父親の自叙伝ができあがってきた。
タイトルは『やじょない奴』だ。
意味は「やんちゃもの」。
とりあえずデザイナーとワシにサイン入り本をくれと言ったら、嬉しそうに達筆で名前を書いた。
来年はワシの『ワガジン5』もできあがる。
どこぞで『もりわじん書店』と並べて父親のサイン会でもしようか!
父親も来年は88歳、元気ならそうしよう。

2015年10月13日火曜日

[5403] 脳


ワシは山形の方言が喋れる上に日本の共通語も喋れる。日本は地球上にある。やはり英語も喋れるようになることが必然だ。
 ところで山形語を喋るときは、スイッチを山形語に切り替えることでスルスル山形語が出る。逆にスイッチを日本語に切り替えるとスルスル日本語が出る。てことはスイッチを英語に切り替えれば英語がスルスル出るわけだ。これが英語脳と言われるものだろう。ワシには山形語脳と日本語脳があるのだから英語脳だってある筈だ。
 そこでこの家は外人だらけと思い込み、日常会話を英語で話すことにした。といっても周りにいる仮想外人はSSと猫と無言のカメとワシの妄想。
 気のせい? ワシの小さい英語脳が成長したような‥‥

2015年10月12日月曜日

[5402] 心


脳溢血かなんかで倒れ手術し助かる見込みがないと言われた叔父さん。悪運強いのだろう生き返り老人ホームに入居。面会に出かける。
 たまに車乗ると、みんなは何が楽しくって車に乗るんだろうと思うから、ワシはかなりの引き蘢りだ。外への興味は庭までだな。描きたい絵があるし。
 心が大きな人は村や市を活性化させようと張り切っているし、もっと大きな人はこの国である日本の未来を考えているし、もっともっと大きな人は地球のことを我が身のように思っているし、もっともっともっと大きな人は宇宙の真理を探求しようと空をジッと見ているし、もっともっともっともっと大きな人は自他の境がなく、全てに差別なく、風になり、心が季節になっている。

2015年10月11日日曜日

[5401] コツ

ワーーーォ! 絵だけど、なんかコツを掴んだぞ!
 ところで英語にハマってしまった。別に英語が映画のように面白いわけではない。よく『三ヶ月マスター英会話』『寝ながら英語がわかる』などの甘いワナがあるけど、ワシがそんなもん信じるわけがない。だいたい覚えたと思ったらすぐ忘れるし、certainlyだのdefinitelyだのabsolutelyだのリーリーリーリーと、盗塁するわけでもないのに、よくこんな言葉発明したもんだと感心。とにかく今はますます分からなくなって、英語の迷路にハマってしまっているのだ。いわゆる迷路からいかに抜け出るかのゲームをやっているようなものだ。なんか英語にもコツがありそうなんだけどなぁ‥‥
 写真は独自のキャンバス作り。

2015年10月10日土曜日

[5400] 東欧


数日間、どうしてもいいアイデア浮かばず悩みに悩み描けなかった絵が、今朝いとも簡単に描けてしまった。大きな壁を乗り越えたような、これから先、新しい絵が百枚でも二百枚でも描けそうな、可能性も意識も広がった。
 絵ができ、心にわだかまりも無くなったワシは気分がすこぶるいいので、これまで溜まった疲れを癒しに、田園が広がる心優しい人々の地、東欧にでかける。少し黒い温泉に入り、昼飯はターコイズブルーの屋根のログハウスで東欧人の作るひつじ料理を食べ、東欧一美人のお姉さんのチーズケーキを土産に買って、美しい秋の田園風景を眺めながら帰国した。

2015年10月9日金曜日

[5399] 集中


焚き付け用の小型のオノが折れた。
少し短くなるけど、直すつもりだ。
それに薪割りで腰を痛めた。
このところ毎朝、絵描きしているし粘土もこねているし英語も勉強している。
どれもある程度の時間があればできることだが集中しないと進まない代物だ。
たぶん歳と共に集中力も落ちている。
それを無視して集中するから、その分、疲れが溜まる。
疲れを取るために静かな自然の庭や一人浸れるアートや癒される猫が必要だ。
ってことでワシの仕事が増える。
ますます疲れが溜まるではないか! 
 Give me a break!

2015年10月8日木曜日

[5398] 経験


太陽が照っているのに、風が台風並に恐ろしいほど強い。
 うちの家は屋根がでかいのでガバッと飛ばされてしまわないかと怯んでしまった。
 数日前から夜は冷えるので薪ストーブを開始した。しかし今日は風がすごいので、火が逆流して家中に‥‥とちょいと心配になった。でも極寒の吹雪の時だって凍えないように火をつけたではないかと過去の経験を思い出し、慎重に火を点けた。なんでもなかったわ。こういうものはスイッチ・ポンでないから経験が重要だ。経験は安心を生み、安心が自信になる。その自信は新たな経験に向かうんだと思う。
 安心と自信に包まれて猫のようにずっと燃える薪を見ていたい。

2015年10月7日水曜日

[5397] ノーベル賞


ノーベル賞の二人の研究から思う。
 二人の研究題材である微生物やニュートリノはずいぶん身近なもので、どこにでもあり、ずいぶん小さい。
 ふと丸が浮かんだ。微生物やニュートリノは誰も気にしない丸の中心ではなく周辺だ。その周辺の一部が研究によって少しだけ膨らんだ。その膨らみの影響を受けて周辺全部が膨らんだ。実は丸は平面ではなく立体だった。つまり球全体が膨らんだ。それは地球の多くの人々を救い、知への好奇心も膨らませた。
 人はいつだって意識が中心ではなく、周辺全体にいるときだけ本当の中心にいる。
 そう思った。

2015年10月6日火曜日

[5396] Statesman


元最高裁判事の濱田氏が言っていましたね。「英語では政治家のことをPoliticianとStatesmanという二つの言い方がある。Politicianというのは国の利益を優先する。Statesmanというのは国家百年の計という、孫子の代まで考えて行う政治だ」そうだ。
 最近の政治家がなおざりにしているStatesman精神を、ここ山形の若者達は忘れないようにしている。
 つまりこれから次々と日本に侵入し蔓延するだろう農薬漬けや遺伝子組み換え作物などをあまり口にしないため、『跡継ぎ』『伝統野菜』などに興味を示し、行動し、足元からStatesman精神を引き継ごうとしているように思えるのだ。
 ワシは薬付けや人工的なもんはあんまり食いたくない。食が身体や精神を作っていると思うから。それ食って薬飲んでたら、自然体や美を忘れるような気がする。
 写真は田んぼの野火。

2015年10月5日月曜日

[5395] 自費


作品とは無我夢中に、気になることを超えようとしたり、面白いというものにぶつかったり、挑戦したり、自分の技術を伸ばそうとしたり、目的は好奇心や冒険心や探究心が震える喜びなのだ。
 今年は小説など書いて自費出版したけど、考えてみれば、これまでの粘土作品だって自費で作って、自費で発表して、なんもかんも全部自費でやって、自費の連続で、終にワシは慈悲深き人間に成長したのだ。
 過去や途中経過にかまっちゃいられない。ワシは一日一日少しずつだが進んでいるのだ、と今日も粘土をいじるのであった! 涅槃まで。

2015年10月4日日曜日

[5394] 仕事


寒くなってきたし、ワガジン4である小説『自由自在堂』の今年の青空『もりわじん書店』は終了だな。
 さてと、次は来年春の個展に発表する『ワガジン5』の制作だ。内容はおおよそ決まり、今は吟味に吟味を重ねている。今度のは絵がかなりの枚数必要だ。最近個展では絵をかなり褒められるので調子こいて絵でまとめてみようと思うのだ。それらの絵を毎日制作している。どうなるかまだまだ未知だけど、いい感じにしたい。
 これから薪割りもあるし、冬も近づいているので、肉体的にも精神的にも時間的にもかなり厳しい。それなのに、新しい仕事の小物、中物、大物と入って、嬉しいやら、大変やら‥‥あっ、鼻水が、、もしかして風邪? 
 まあ Take it easy.

2015年10月3日土曜日

[5393] 天童木工青空書店


今日は天童木工で『庶民派もりわじんの青空書店』。
 他のブースはパン屋さんやクレープ屋さんなど飲食関係が多い。お客さんは本屋などにそれほど興味はないからスルーして飲食屋さんへ行くのは当然だ。だからワシのところは穏やかで日差しも射してゆったりしている。
 こんなところにもたまにお客さんがやって来る。このようなマルシェでマジに本屋に近づいて来るお客さんは性格的にもナイーブな人だと思う。少々孤独好きで籠って何かを熟考するタイプって感じだ。歩いている人を見ているとあの子もそうだ、あの人もそうだと解る。彼や彼女がなにげに小説『自由自在堂』が目に入り、おぉっ! と己の空想癖に新しい火が点けば、そりゃあ嬉しい。
 そんなお客さん数人に今日は巡り会えた。
 家に持ち帰り、忙しい時間の隙間を見つけて、自分の内部にもあるだろう広大無辺な創造世界を旅してほしい。

2015年10月2日金曜日

[5392] 一休さん


あらら! 今の日本は武器商人国家を目指しているらしい。
 大型の武器は大企業はもちろん下町の中小工場だって世界レベルの技術があるから、経済は潤う。技術大国日本は世界一すごいヤバい武器を作れるだろう。どこぞの国では子供が銃を持って人を撃っている。それがMADE IN JAPANなら悔いが残ると思うな。
 アメリカを見習っているのかな? アメリカは知能は世界7位、数学27位、科学22位、平均寿命49位、乳児死亡率178位。世界一位なのは天使信仰、防衛支出だって。自然を守る考えもないようだし、何でも分断してしまい、貧富や右左の戦いも尋常じゃない。何で真似するんだろうね。日本は世界に誇るナンバーワンの『中道』という素晴らしい概念を持っているのに‥‥
「この橋渡るな!」と言われ、橋のまん中を渡った一休さんを見習ったら。

2015年10月1日木曜日

[5391] 薪割り


さて猫祭りも終わったし冬支度の薪割りです。
この薪は確か去年の薪。
ここまで乾燥すると一般説では割れ難い。
しかし思いの外パカパカ割れるではないか! 
玉切りを短めにしていたからだろうか? 
こうもすんなり割れると楽しい。
普段の倍以上割った。
あー楽しい。
 否否、やばい!
調子こくと、疲れが溜まって吐き気が。
なんか腰痛いし、少しだけど気持ち悪いぞ。
この辺で止めよう。
でも久しぶりにいい汗かいた。
そうだ! 10月3日 10時半~3時まで。
天童木工ガーデンマルシェにて
『もりわじん書店』やります。
天童木工は面白いですよ。