2016年6月16日木曜日

[5650] 経済

『花見酒』という落語。
『AさんとBさんが、酒樽を担いで酒売りにいく。
酒一杯500円。桜の散らないうちに、二人は樽を差し担いで、向島の花見まで。ところでAさん、樽の酒の匂いがプーンとしてきてもうたまらない。そこで「Bさん、一杯売ってくれ」とBさんに500円を払って、グビリ。それを見ていたBさんも飲みたくなり、やっぱりAさんに500円払って、グビリ。Aさんもまた、もう一杯、じゃまた俺も、それ一杯、もう一杯と繰り返しているうちに、三升の樽酒はきれいさっぱりなくなってしまった。品物が三升売れちまって、売り上げが500円』
 経済が回っていればいいと言うんだけど、これじゃあ資源は無くなる。それに二人とも貧しい。

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