●オリジナリティ
絵が奈良美智と似てると言われた。似ているのではなく少しだけ取り入れているのだ。
最近、友達から奈良くんの話がでた。フェスで友達がDJ奈良くんと私の話になったらしい。昔、作品の巨大化を造形屋さんに頼んだ。なんとそこで奈良くんがバイトしていたらしいのだ。ふと浮かんだ、多分なんとなく違うなぁと思っていたあの作品、奈良くんタッチぽい。こんなところまでポサが出るんだからクセの強い人だなぁと思った。そういや造形屋さん元気かな?
似てるというのは個人の好悪が先入観として入る。本物が一番で他は二番煎じという一番贔屓する意識だ。逆に「私を似てるように描いて」と言われ、描いて「似てない」と言われるのは、世の中に同じものはなく多様だという意識だ。似てるは『1』であって、似てないが『多』なのだ。どんなものでも何かと似てるし何とも似てない。だから全ては似てると似ていないを含む。
例えば私の作品の『猫神様』は猫が仏像を含んだのだ。俳句で言う二物衝撃だ。同じように猫が奈良くんを含んだ。奈良くんは素晴らしい作家だからね。とまぁ、こんな言い訳じみた性格と作風のおかげでどこにもないスッゴイものを発見した。それが『わ』の図と坐禅で、そこに私の真のオリジナリティがある。
2025年7月14日月曜日
[8861] オリジナリティ
2025年7月13日日曜日
[8860] 生きる
●生きる
画家近藤亜樹さん再び登場、家に迎えた。家猫、庭、粘土、絵、猫から猫でないものまで、私が創作した色々を眺め感じ言葉で表現する。彼女は芸工大を出て20代前半からもう売れっ子画家で、いろんな苦難を乗り越え、躍動する生命を描く37歳の画家に成長した。
私などは大学卒業してからアートに目覚めたわけで、アートのアの字も知らない人間以下だった。いつの間にか身の周りの物や事をアート化して身に纏い始めた。35歳の時、今の彼女ぐらいの年齢だ、私は猫を被ることでようやく人になった。それから30年、生きる生活の場が全部アートになっている。彼女に共感するのは彼女もまた生きるアートだ。生死を感じる。
生きると言えば黒澤明監督の『生きる』はとてもいい。
2025年7月12日土曜日
2025年7月11日金曜日
2025年7月10日木曜日
[8857] 本物
●本物
東京生まれの東京育ち村山市に住んで一年のお姉さん。
「みんながいいと言うから見にきました。写真より本物がすごくいい」と絵を褒められた。写真はすごくいいのに本物見たらガッカリではちょいと寂しい。本物を描くと言うことは、本物はここから離れていて、描かれたものは本物のコピーだ。そもそも離れている本物は実際本物だろうか? それは夢想ではなかろうか? 今の毛並みを施す絵は遠く離れた夢想を追いかけることをやめたのだろうと思った。ところでみんなって誰だろう?
2025年7月9日水曜日
[8856] 脳のウンコ
●脳のウンコ
軽トラ日本一周ケイタくん、Coexistを掲げているので早朝共存坐禅を誘った。
坐禅初体験のケイタくん、30分は何も考えなかったが、その後「結婚式には誰を呼ぼうか?」と考えて話は勝手に進み、どうでもよくなってきたので横になったそうだ。「そもそも彼女もいないのに、なんで結婚式なの?」と自分で突っ込んでいた。この脈絡のなさに私も笑ってしまった。
坐禅で出てくる思考は自分の身近な現実に思えるが、この結婚式と同じように近そうで遠い脈絡のない絵空事なのだ。いわゆる脈絡どころかただの夢幻で寝ている夢と同じで起きれば忘れてしまう類の脳のウンコだ。誰もがその脳のウンコに感傷や意味付けをしているだけだと思った。ウンコは流せば爽快だ。
2025年7月8日火曜日
[8855] 青年
●青年
手作りハウス付きの軽トラでエコなものを売りながら日本一周している29歳青年。環境に配慮するのではなく、解決という視点で、その考えを話し伝えるモノの売り方をしている。だから解決策商品が多い。話せば、海でサーフィンするので海のゴミが気になる。当然山や川など環境全てが気になる。にわかエコイストのエゴイストではない自然環境に対して根っこ(サファー魂)を持っている。こういう言葉でちゃんと伝えられる若者がいないと、人はいつまでも心も環境もゴミの山なのだろうと思った。
2025年7月7日月曜日
[8854] アル中
●アル中
自分の今の状況を変えればいい人ほど
坐禅の素晴らしさを説明しても、しない
人はアル中のようなものなのだろう
自分がアル中だってことに気づいてない
だからアル中だ
アル中は酒やめればいいだけのことだ
坐禅はアル中が酒やめるようなもの
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今日は池の水換えと草刈り
クソ暑いので熱中症に気をつける
ドバーッと汗が流れて止まらない
水飲んでキツめの炭酸飲んで風呂
心身共にすこぶる心地よい
オレも池も庭も全ていい感じだ
2025年7月6日日曜日
[8853] 無=猫
●無=猫
涅槃図を描いた画家は
全ての生き物を描こうとし、
人間の最も身近にいる猫を描かなかった。
忘れたわけではなくわざと描かなかったのだ。
生き物は『有』だが
全てとは『有』をいくら集めても達成しない。
どこまでも満たされないのが『有』なのだ。
『有』と『無』があれば全てになると
はたと気づいた画家は猫を描かなかった。
つまり猫を『無』として描いたのだ。
『無』に気づけば『有』の多少は気にならない。
2025年7月5日土曜日
[8852] 予言
●予言
土曜なのにお客ほぼなし
退屈だ〜〜
世間では予言がどうのこうの
予言とはたいてい大不幸
幸福志向に幸福商売などの
偽善が蔓延ってくると
心の裏に潜んでいた偽悪が顔を出す
偽悪のかたまりが大不幸の予言になる
予言日時が過ぎれば
大幸福が大不幸を浄化させたことになって
めでたしめでたし
2025年7月4日金曜日
[8851] 展示作品増やし
●展示作品増やす
昔、渋谷で1ヶ月個展した時、
1週間ごとに展示を変えた。
日曜日にライブペインティングやパフォーマンスをやった。
今回も1ヶ月だし、変化させるために作品追加。
今日はできたばかりのデカい絵を展示した。
黒いパンツの赤い子も。
2025年7月3日木曜日
[8850] 怠け者
●怠け者
展示会にやってきた30代女子に「どうしてそんなにエネルギーがあるんですか?」と言われた。エネルギーなんてある人よりはないし、ない人よりはある。エネルギーあってもただ無駄に浪費する奴いるし、少なくても光り輝く奴もいる。そんなもんだ。人と比べんな。
1日経って、そういやこの子、前にも同じこと言っていたことを思い出した。調べたら約1年前だ。一年間、この子は全然成長していない。怠け者だね。問題あれば怠け者やめればいいだけだ。
2025年7月2日水曜日
[8849] 前
●前
目の前のコップを持って
コップを右に動かす
右が前だ
歩きながら右を見る
右の風景が右奥に流れてゆく
コップと同じようにこの右奥が前だ
歩いている方向こそ前なのに。
前を向いて歩いていることに気づくことだ
考えていては後ろ向きなのだ
絵を描き始めると一歩一歩確実に前に進む