最近の作品がアルミやステンレス、タイルのようだと言われた。
なるほどそういわれればそういう風に見える。
こんな言葉を聞いたことがある。
「若い時は人間に興味があって、年月を経て動物に興味が移って、そのあと植物に移って、晩年は鉱物に興味を持つ」
そうやって考えると20代は自画像や裸女とか人物ばっかり描いていたし、35歳から粘土で猫を作り始め、その後、庭造りが好きになって山川風光明媚なここに引っ越した。そして無意識にも、いつの間にか絵の表面が金属鉱物化している。
このタイル風の絵はこのまま建築の内装にできるな。日本建築にある障子や襖などの紙文化のその先として新素材の『紙タイル』になるのでは。そういや昔の器・望遠鏡・阿修羅像なども紙、乾漆造で紙と漆でできている。この紙タイルで茶室の内壁やってみようかしら。面白いかも。
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