●宇宙船わじん号
「10枚絵を描くこと」と他人に言われたら気が滅入る、うんざりだ、描きたくない。言われなきゃ10枚ぐらい描いちゃっている。そういう自主性が大事だ。でも自主的なんだけど「10枚絵を描くこと」と自分で自分に命令しても、やはり気が滅入るので描きたくない。結果は同じ10枚の絵なのに。
だから『描く』と『描かない』というのが意外と重要な課題になる。『やる気がある』と『やる気がない』の関係みたいなものだと思った。
この確か(プラス)であって、不確か(マイナス)な人の内面をクリアできる、どこにもない自分独自の技法を探求する。自分の根底から出てくる技法だ。その技法で旅に出る。宇宙船を手に入れるようなものだ…ここが宇宙だから。中途半端な技法を自分の船だと勘違いしていてはダメだ。違和感があるはずだ。その船では遭難するかもしれない。沈没するかもしれない。そんな船をペリッと剥ぐことも大事だ。それゆえにペリペリ画法なのだ。それに乗って一歩先を発見する。一歩先に左右はない。
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