社会の右や左は『知っている』
上も下も『知っている』
中心も周辺も『知っている』
人はその『知っている』どこかにいる
その中であっちこっち彷徨っている
狭い空間では息苦しい
奪い合ったり
優劣つけたり
いがみ合ったり
まるでていが悪い牢屋だ
息苦しい原因は『知っている』意識だ
本当の一歩先は誰も知らない
それを『知っている』なら
未知だった一歩先が既知になり
狭い『知っている』空間に逆戻り
あたかも同じところを
何度何度もぐるぐる回る
動物園の檻の中の動物のように
マンネリズム
誰もあなたのことを『知らない』
同じようにあなたは誰のことも『知らない』
過去もよく知らないのだから
未来など当然『知らない』
『知っている』をペリっと剥がす
『知らない』ところへ一歩
知ることよりまずはその一歩
そこが檻の外だ
振り返らずにもう一歩
ついでにもう一歩
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