●囲いと自由
家とか学校とか地域とか会社とか組織とか国とか、それから人間関係では家族とか仲間とか。人はこういう囲いの中にいる。悪く言えば人の一生はこれらに縛られている。
この世は無限に広い。人は囲いに息苦しさを感じ、または好奇心や探究心で外に出ようとする。しかし囲いの外には差別がある。家に対しては宿無し。学無し、無職、仲間外れ、他所もんなど。囲いからの脱出は大変な気苦労がある。
さて坐禅だけど、あの結跏趺坐の姿勢、完全に身動きできない囲いで縛り、不自由極まりない。そこにわざわざ自分から入り自分から出る。心身が内外超えて宇宙的自由になるのは当然だ。
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