2017年4月11日火曜日

[5949] 波の音

●波の音
 日本語圏で育った人は虫の音や波の音を言葉と同じように左脳で受け止める。虫の音や波の音は言葉と同類ということだ。たとえば誰かの話を心地良いと感じるのは、音質は別にして、その話す内容が心地良いからだ。つまり虫の音や波の音が心地良いのは、その内容が心地良いからだと思えなくもない。そうは言っても虫や波が何を言っているのかは解らない。しかし心地良いということが大切だ。もしかしたらとても美しい偉大な誰かが素晴らしい内容を語っていると言えなくもない。なぜなら母親の語る言葉は赤ん坊には理解できないが心地よく感じるはずだ。同じように虫の音や波の音はとてつもなく大きな偉大な母の語っている物語かもしれない。

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