2012年8月31日金曜日

[3865] がんばれ



これは『がんばれ大ちゃん』という作品です。可愛いウサギのルミちゃんがへたばっているクマの大ちゃんを蘇生させている姿。すると、大ちゃんのチンチンが大きくなった。そんな仙台に住む若い新婚夫婦の注文に応えた作品です。なかなかスケベシャレが利くいいカップルだ。

2012年8月30日木曜日

[3864] ピニャモ

ピニャモも大きくなったけど、未だにマッピョやヨゾに虐められている。もうマッピョよりも体重は重いのだが、まだまだガキだ。そのうち誰も敵わぬヤツになるのだろうか? 
またまたピニャモの行方が、いつの間にか外でも出たのか、といろんなところを探すがわからない。あの迷彩色だし、呼んでも答えるようなわかりやすいヤツでもない。いつの間にか目の前に現れるのだが、いったいどこに隠れているのだろう?

2012年8月29日水曜日

[3863] 似顔絵

小学生の頃、親に「誕生日は何欲しい?」と聞かれ「ペソラとナンバ」と答えた。小さい頃から辛いものが好きだったようだ。ケーキなどというものは食わしてもらったことがないから思いつきもしない。今日、ケーキ屋ドルチェの三歳の子供から誕生プレゼントにカヌレと僕の似顔絵を貰った。ん〜〜、何でこんなに似てるんだろう? 上手いなぁ。将来、この子が作ったケーキが食いたいと思った。
(ペソラ:辛いなすの漬け物。ナンバ:唐辛子の葉の甘辛煮付け)

2012年8月28日火曜日

[3862] 座右の銘

今日は僕の55歳の誕生日。美しいスイレンが咲いた。嬉しいので僕の座右の銘を発表します。少々長いけど、夏目漱石の『草枕』の冒頭数行です。
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 山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。矢張り向う三軒両隣りにちらちらする唯の人である。唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりも猶住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。

2012年8月27日月曜日

[3861] 伊勢展

まだ一ヶ月先の9月の展覧会の話しだけど、作品が載った小冊子ができました。こんなに先に知らせるのは、僕がいる日が初日じゃないからです。今回はいつもと趣向を変えて下記の日程でおかげ横町ぶらぶらしたり、伊勢神宮を参拝したり、ワガジンにサインしたりしています。どうぞ、おいで下され。
もりわじん在廊日、22日、23日、25日は午後、26日。

第十八回来る福、招き猫まつり『縁起の町巡りで満福になろう』

会期:2012年9月15日(土)~9月30日(木)
時間:午前9時30分~午後6時
会場:伊勢おかげ横丁 大黒ホール
住所:三重県伊勢市宇治中之切町 52 番地 伊勢おかげ横丁
問い合わせ先:0596-23-8811

2012年8月26日日曜日

[3860] 助言

二日酔いです。昨日頭きて暴れたもんだから、優しい助言なるものを吐いていたんだけど、ヤメタヤメタ。
もはや過去のわだかまりなんか消して、猫の寝顔でも載せて癒されましょう。あ〜〜〜〜猫が可愛いわ。

[3859] 祭り


今日はこの村の祭り中日、一番盛り上がる日なので出かける。ヤンキー踊りでイマイチ好きじゃなかったが、なんか祭り会場に着いたとたんに、おおぉ、祭りだ! と思ってしまったので、乗り乗りになってしまった。
SSの友達が京都からやって来て楽しんでもらいたかったが、具合が悪いとか暑いとか嫌いとかマイナスなことほざく。あ〜暗い。夜中大声で説教してしまった。まあ祭りだし無礼講ということで勘弁ね。

2012年8月24日金曜日

[3858] 知事

生意気なおばさんにいちゃもんつけてケンカ売っているわけではない。
「今、知事は橋の向こうにおりまして、わじんさんちに連れてきますけど、よろしいでしょうか?」
「お知事さんですか?」
「知事で結構です」
「呼び捨てでいいんですか?」
「あと、裸じゃ何ですから、服を着てください」
ということで写真の方は山形県の知事さんなのだ。
玄関先の知事さんを家の中に誘ったが、お供の方が、時間がないのでと急かす。家の説明を一時間ほどして、それからゆっくりゴーヤジュースでも飲みながら池のスイレンや作品を見てもらいたかったなぁ。

2012年8月23日木曜日

[3857] 松屋


暑い。芝刈りをやったらもう熱中症ではないかと思うぐらい暑くて暑くて堪らないではないか! 
芝生にキノコがでていた。もしかしてアイゾメシバフタケもしくはワライタケかなと思って調べたらオニタケと言うもの。アイゾメシバフタケやワライタケはいわゆる毒キノコで食べると楽しくなる。素人は食っちゃいけないが、僕のようなインドで修行を積んだミラーマンならいいのだ。
来週松屋の8階のでかい会場に誕生日猫を白と黒合わせて二年分以上、約1000体ほど出しますので見てください。
壮観。

[3856] 芝

とにかく暑いっすね。猫というのはなぜにカゴが好きなのだろう。おかしなもんだ。

夜、天童木工で働く芝のつく名前の若者がやって来たので、それでは芝生だなと久しぶりに芝デッキで夜の食事をした。思った以上に涼しく少し寒いくらい。雷が遠くでピカピカ光ってすごかった。

2012年8月21日火曜日

[3855] 大頭


僕の作品に『大頭』というのがある。名前の通り頭がでかい猫だ。僕の作品の中ではテレビ出演依頼がよくある作品だから、一般大衆受けがいいのかもしれない。
今日行ったラーメン屋でそんな大頭の本物と会った。普通の猫の三倍はある顔の大きさで、思わず笑ってしまった。でかい金玉が一つしかなく触るとごろんごろんしてニャーニャー鳴く。この顔はどうなっているんだろうと飼い主に聞いたら昔からだと言う。顔を触るとかなりの肉厚で固い。怪我して腫れてそのまま固まってしまったのではなかろうか? それにしてもいい面構えだ。 

2012年8月20日月曜日

[3854] 寝る子

やっぱり夏は暑い。こんな日はそう無理せず、猫共はそれぞれぐったり寝ているし、仲良く一緒に昼寝に限りますね。しかし何故に猫は人の股に挟まって寝るのだろう、蒸れるではないか! 今日は写真の作品のように腕の脇に挟まって寝てたからいいものの。

2012年8月19日日曜日

[3853] 思い思い


自分で作った池のスイレンが好きで、暇さえあればよく眺めている。今朝は連日のこの暑さのせいで池の淵に藻が発生していた。暫く金魚の餌を控えめにしようと思う。
昼はこうやって時間が空けば池を眺めて暮らし、夜は仕事が終わって写真のように庭の電気をつけて大好きなところてんを食う。あとゴーヤジュースさえ飲めれば……
猫が4匹思い思いの形で寝ています。

2012年8月18日土曜日

[3852] 広目猫

仏像の四天王に広目天というのがある。そこからイメージして目が四つあって広くすべてを眺める猫を気に入って幾点も作った。今回は震災や原発を無視している見たくもない醜い政治家たちが目に入ったので、しょうがなく写真のような少し動きのあるものを作った。絵付けしている途中の作品がある箱に入ってピニャモが寝ていた。広目天が「オマエは邪魔だ」とファックユーしていた。確かに。本当は情けない指導者たちにファックユーです。

ところでトマトがなりすぎている。そこで自家製トマトジュースを飲むことに。本当ならゴーヤジュースなんだけど、まだ幼いから。

2012年8月17日金曜日

[3851] スイレンとハス

雨が降ると天気予報では言っていたが、まったく外れて青空快晴、クソ暑い。昨晩の祭りの疲れも出ていて、この暑さ、何度も昼寝しようとするが、お客が絶えない。思えば、このお盆の期間、毎日お客さんがやって来ている。
 スイレンのダブルイエローが二つ普通の黄色が一つ咲いたけど、どう見てもトリプルイエローって感じだ。ハスは次々と咲き乱れている。このハスはもともと大輪だが、うちの鉢が小さいせいだろうか、ちょうど良い大きさにしか咲かない、控えめなハスだね。

[3850] 御神輿


調子こいて、生まれて初めて祭りの衣装など着て隣村の御神輿担ぎに参加した。普段団体行動などしたことないので、気合いの入った力強い担ぎ手たちとの間にある種の違和感を感じ、心臓がバクバクして、花火が上がるたび、爆音に心臓が張り裂けんばかりだった。隣にいた三歳の子供が「お母ちゃんおうち帰ろう」と言っていたが、この子の気持ちが心底わかった。
この子はいつの日か団体行動ができて、新体操のように美しい演技ができるのだろうか?
いろいろ考えてみたが、写真の親戚一同が喜んでくれたので、まああとはどうでもいい。新体操ではなく個人競技の競歩でいいやと思った。ところで競歩は何が目的なのだろう? 「廊下を走っていけません」の時の歩き方だろうか?

2012年8月15日水曜日

[3849] ライト


昨日だっけかな? すごい雨と強風、そのせいでパーゴラのライトが一つちゃんと付かないで点滅している。線が切れそうになっているのだ。とりあえず外して分解しバイパス手術をして直し、もう風であまり揺れないように針金で補強する。他の二つの電球も針金で補強。よく見るとパーゴラの柱に巻き付かせたゴーヤの実がやっとだけど三つ付いていた。今年は育ちが悪いぞ、まったく‥‥毎日ゴーヤジュース飲みたいのに。

2012年8月14日火曜日

[3848] スイレン

ここ最近はスイレンが連続して咲き誇っております。スイレンは朝6時くらいから咲いて昼には萎み、三日ほどで枯れます。暑い日は朝の10時ぐらいには萎んでしまうので、なんと儚い。
 写真のようにタイミングがあって三種類咲きました。でも次の日には手前のイエローが枯れて、二枚目の写真、ピンクが出てきて池を彩りました。
夜にでも咲いてくれればワインでも飲みながら堪能できるんだけどね。朝からワインでも飲むか!

2012年8月13日月曜日

[3847] 南無


お墓参りに実家に出かける。写真の石たちがずいぶん前の森家以前の先祖の墓石で、なにが何やらわからない。ただ一つなんとなくわかるのが、アップの写真真ん中にある大きな墓石に挟まれた小さな石。これはたぶん僕が小中高のときに飼っていた犬たちの墓だ。この墓石群はその当時、土にボコボコ並んでいるだけだったから、死んだ犬を穴掘って埋めて拾ってきた石を上に置いていたのだ。それがいつの間にか位置も移動し、きちんとコンクリートで固められこのように並んでしまった。だからこの一番小さな控えめな石が犬たちなんだろうと思う。
ほんとに心から南無である。

2012年8月12日日曜日

[3846] マンチカン


名古屋からわざわざ家猫を見に会ったこともない夫婦がやって来た。それも猫二匹連れて。これは困る。なぜならうちの猫共は他の猫に対して敵愾心が強い。玄関で追い払おうとして持っている猫を見たら、なんとマンチカン! これは可愛い。マンチカンは手足が短くまるで作り物のようだ。
中に入れたら、一番興味示してシッポ膨らましたのはピニャモだった。お互いカーッと威嚇していた。
写真を見れば腕の長さの違いがわかるでしょう。
夫婦は作品を手に入れて満足して帰っていった。ソバ食ったかな?

2012年8月11日土曜日

[3845] 最上川


かなり最上川が干上がって碁点の名の通り、石が碁石のように点々と出てきている。バケツと網を持って魚でもいたら穫ろうと降りて歩く。写真は川下りの船が客を降ろして戻っているところで、このあと船の波が足下までやって来て、慌てて滑って転んでやや水びたしになってしまった。カメラを持っていたSSの方が船際にいたので、危うく泳がねばならないはめになりそうだった。船が通っているところは五メートルぐらい深く、渦が巻いていて落ちたら上がらず、遠く川下から出てくるんだって。その時には身体も倍ぐらいに膨らんで、名前まで変わって『土左衛門』という名になるらしい、ヤダヤダ。

[3844] 蔵王温泉


いきなり蔵王に行きたくなり出かけた。いつもの僕なら引き蘢りでそんな遠くに出かけることなどない。蔵王は親に連れられて子供の頃来たことあるが、移動したくない性格なのでダダこねて心はどこか遠くにいて記憶がほとんど無い。だから初めての旅に感じた。蔵王の風呂は硫黄分が多くつるっとして素晴らしい湯だ。街には佇まいがとてもいい感じのお店があった。何より嬉しかったのは、そこのトイレに僕もこれだと思ってときどき読み返している諸星大二郎のマンガがほとんどあったことだ。えらい! 気に入った! 
写真は音茶屋とパン屋マルモ。

2012年8月9日木曜日

[3843] 風呂道

隣村の山奥の廃校になった円形小学校に滋賀県からやって来て住み着いた陶芸家風呂道君が、陶器でロケットストーブを作ったというので見に行く。
火入れをしてもらったが、見事に僅かな木っ端でゴーというロケットのような音を出して火が燃え上がり、すぐにもお湯が沸く。普通はドラム缶などを利用して作るのが一般的だが、陶器で作ると蓄熱がよく、たぶん長い間暖かいだろう、、今はクソ暑い夏だけど。
写真の子は風呂道(ふろみち)君の息子、名前は千風呂(ちふろ)君だ。お父さんは風呂の道を極め、息子は千の風呂を作る。

2012年8月8日水曜日

[3842] 蛇


小屋に蛇がいた。猫が見つけるともう嬉しくて嬉しくて小屋がお祭り騒ぎになって厄介なので追い立てる。ところがどんどん暗い方に進み物の陰に隠れたりして、なかなか外に出ようとしない。やっと明るい外に追い出したら、近くにいたカエルがいつも苛めやがってざまあみろと言った顔して蛇を見ていた。
写真の鉄カゴをしゅるしゅると上っていく様は見事でした。

2012年8月7日火曜日

[3841] 寝る

わざわざいつも入っているざるを日除けにして寝ている優雅な猫ピニャーモ。
僕も今日はとてつもなく眠い。胃も痛い。猫庭カフェバーの当日の夜は興奮で眠れず、ほぼ徹夜で次の日、フランス人たちを見送って、そのあと猛暑の中、後片付けをした。それらの疲れが出たのだろう、歯医者に出かけ歯のクリーニングしている最中に二度ほど寝て溺れそうになった。昼からは死んだように猫と一緒にとことん寝た。

2012年8月6日月曜日

[3840] サギ草

親父にこの間の徳内記念館での個展はどうだったと聞かれたので、記念館始って以来の人の入りで大成功だったことを話したら「徳内記念館がそれほど多くの人々に知れて、市は得したわけだから、オマエの大物作品を買ってもらえ」と言う。そこで僕は「親父よ。オレは作品を気に入った人に買ってもらうことが嬉しいわけで、興味もない人に作品を持ってもらってもね。親父だって、あぶく銭より本当の喜びを掴みたいだろう? 今までそういうのあったろう?」と言ったら、親父さん上を見ながらため息付くように呟いた。
「無いなぁ、ずっとペテンしかやってないからなぁ」

2012年8月5日日曜日

[3839] 歩幅


わざわざ東京から山形に猫庭カフェバーに合わせてスケジュールを組んで来てくれたフランス在住の指圧師トシと弟子のフランス人ロホンス(?)、トシの娘15歳ダブルのレア。トシとは25年前、NYで僕の展覧会で会い、その前に友人だったフランス人のサビーンに紹介したらラブラブになり結婚。二人の間にできた子供の末娘がレアだ。サビーンは言葉が好きでフランス語はもちろん英語、スペイン語、イタリア語、日本語、インドネシア語、中国語とほぼ地球全部の言葉が話せる感服するような生意気な女性、その娘レアもまた三ヵ国語は当たり前に話せる。レアは今月10日から四ヵ国語目の中国上海に住み高校に通うことになるらしい。なんか歩幅が地球規模なのがすばらしい。

[3838] 当たり


当たり当日は朝から最終準備でバタバタだったが、この極暑の中、大勢の人が来てくれて猫庭カフェバーも上手く繁盛した。
夜は向こう岸の巨大ドーナッツ型のテントの下でバーベキュー。
昨日の当たり前の心地良さもよかったが、当たりも見事に大当たりで無事終了でした。
この写真、雑誌の表紙みたい。

2012年8月3日金曜日

[3837] 当たり前

朝からガレージの壁に取り付ける太陽猫を組み立て、昼過ぎに取り付ける。猫庭ショップのテーブルやタープを張り、あとは作品や雑貨を並べるだけ。
猫庭カフェバーの方にはよしずの屋根を乗せ、テーブル、冷蔵庫、シンク、看板、お客さん用の椅子やテーブル、屋根の上にはカラフルな風車。あっという間に夕方になり暗くなった。充実した一日だった。

思うに、祭りの当日が『当たり』なら、今日は『当たり前』になる。『当たり前』とは『当たり』に隠れて見失いがちだが、なんとも心地良いものだとしみじみ思った。