●ない
猫には翼がない
鳥には前足がない
桜の木は動けない
あなたには〇〇がない
私には〇〇がない
世界は『ない』でできている
もりわじん絵日記
2025年7月12日土曜日
2025年7月11日金曜日
2025年7月10日木曜日
[8857] 本物
●本物
東京生まれの東京育ち村山市に住んで一年のお姉さん。
「みんながいいと言うから見にきました。写真より本物がすごくいい」と絵を褒められた。写真はすごくいいのに本物見たらガッカリではちょいと寂しい。本物を描くと言うことは、本物はここから離れていて、描かれたものは本物のコピーだ。そもそも離れている本物は実際本物だろうか? それは夢想ではなかろうか? 今の毛並みを施す絵は遠く離れた夢想を追いかけることをやめたのだろうと思った。ところでみんなって誰だろう?
2025年7月9日水曜日
[8856] 脳のウンコ
●脳のウンコ
軽トラ日本一周ケイタくん、Coexistを掲げているので早朝共存坐禅を誘った。
坐禅初体験のケイタくん、30分は何も考えなかったが、その後「結婚式には誰を呼ぼうか?」と考えて話は勝手に進み、どうでもよくなってきたので横になったそうだ。「そもそも彼女もいないのに、なんで結婚式なの?」と自分で突っ込んでいた。この脈絡のなさに私も笑ってしまった。
坐禅で出てくる思考は自分の身近な現実に思えるが、この結婚式と同じように近そうで遠い脈絡のない絵空事なのだ。いわゆる脈絡どころかただの夢幻で寝ている夢と同じで起きれば忘れてしまう類の脳のウンコだ。誰もがその脳のウンコに感傷や意味付けをしているだけだと思った。ウンコは流せば爽快だ。
2025年7月8日火曜日
[8855] 青年
●青年
手作りハウス付きの軽トラでエコなものを売りながら日本一周している29歳青年。環境に配慮するのではなく、解決という視点で、その考えを話し伝えるモノの売り方をしている。だから解決策商品が多い。話せば、海でサーフィンするので海のゴミが気になる。当然山や川など環境全てが気になる。にわかエコイストのエゴイストではない自然環境に対して根っこ(サファー魂)を持っている。こういう言葉でちゃんと伝えられる若者がいないと、人はいつまでも心も環境もゴミの山なのだろうと思った。
2025年7月7日月曜日
[8854] アル中
●アル中
自分の今の状況を変えればいい人ほど
坐禅の素晴らしさを説明しても、しない
人はアル中のようなものなのだろう
自分がアル中だってことに気づいてない
だからアル中だ
アル中は酒やめればいいだけのことだ
坐禅はアル中が酒やめるようなもの
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今日は池の水換えと草刈り
クソ暑いので熱中症に気をつける
ドバーッと汗が流れて止まらない
水飲んでキツめの炭酸飲んで風呂
心身共にすこぶる心地よい
オレも池も庭も全ていい感じだ
2025年7月6日日曜日
[8853] 無=猫
●無=猫
涅槃図を描いた画家は
全ての生き物を描こうとし、
人間の最も身近にいる猫を描かなかった。
忘れたわけではなくわざと描かなかったのだ。
生き物は『有』だが
全てとは『有』をいくら集めても達成しない。
どこまでも満たされないのが『有』なのだ。
『有』と『無』があれば全てになると
はたと気づいた画家は猫を描かなかった。
つまり猫を『無』として描いたのだ。
『無』に気づけば『有』の多少は気にならない。