2020年1月18日土曜日

[6960] 格言

●格言:優しさ
自分の
思い込んでいる
優しさを
押し付けたり
自分の思いを
押し付けたり
自分の考えを
押し付けたりするのは
まるで
自分のチンチンを
押し付けるようなもので
優しさではない
ただの変態だ。

2020年1月17日金曜日

[6959] 水底

●水底
メダカの鉢を家中に入れている。メダカはだいたい50匹いる。時々猫が鉢の水を飲む。餌をパラパラ落とす。
 まず小さいメダカたちが集まってきて、浮かんでいる餌を待ってましたとばかりに嬉しそうに食べる。その後、中程の大きさのがやってきて大きな餌をパクつくが、多少警戒心があるようで時々隠れる。次に大きいのがやってきて小メダカを威嚇しながら、やはり隠れたりしオドオドしながらも片っ端から餌を食べる。数分後、観察者のワシが痺れを切らした頃に、どでかい奴が一匹やってくる。最初の小メダカの10倍以上あるから、メダカでない魚がいるのかと思ったくらいだ。この巨大メダカは水面の餌にはあまり興味がなく、時々上から落ちてくる土の上の餌を逆さまになって突っつく。妙な奴だ。
 これらを人間に喩えてみた。
 まずは鋭敏な感性の好奇心旺盛な若者が面白いものや新しいものに嬉しそうに飛びつく。そのうち中堅クラスがやってくる。彼らは現場の安全が確認されてからやってくるので、現場の表層しか見てない。離れて見ていた分、現場空間のシステムが少しわかる。そこで計算高く少し大きなことに挑戦する。次に大物クラスがやってくる。彼らは警戒心のオドオドを経済力で補っている。しかし餌が撒かれた瞬間の新鮮な現場を見てないし、功名心があるので場を読むことができないけど支配力がある。そこで現場を感覚ではなく、理屈で捉える。新鮮な餌ではなく冷凍食品を食っているようなものだ。栄養学はわかっているが、生命をよく理解できてない。
 さて、最後にやってきた水底の巨大メダカ。餌が撒かれた時はもう遠い過去で、今は時々猫が水を飲みにやってくる日常に戻っている。現場の新鮮さも挑戦も経済も危険もみな水面という表面で起こっていることなので、彼は水底でひとりのんびり自然に落ちてくる餌を漁るのであった。

2020年1月16日木曜日

[6958] 友達

●友達
「友達100人作ろう!」
ふざけたスローガンだ
ワシは、これまで
友達じゃない奴なら
100人以上は
作ったと思う
友達とは
ワシを友達とは言わない
それが友達だ
なぜなら
精神的に安堵な
距離感を知っている
近けりゃ
ぶつかるし
空気も濁るからだ。

2020年1月15日水曜日

[6957] あっち

●あっち
「なぜ満月なんですか?」
満月は陰陽で言えば陰だ。
生死で言えば死だ。
既知未知でいえば未知だ。
あっちこっちで言えばあっちだ。

2020年1月14日火曜日

[6956] 素人

●素人
サックスが意外と受けたと思うし、自分でもいいパフォーマンスだったと思う。こういうのは素人がいきなりやるもんだから、驚きと疑いと面白味、意外性があって場は盛り上がる。そこでその後、素人は上手くなろうと練習する。やや上手くなっていざ演奏しても、今度はもっと上手いのがいるからそんなに受けないし、悔しさや無力を感じる。負けずにどんどん練習して経験を積んで上手くなる。もっとすごいのが過去にいたとか言われたりして、それを超えなければとかの無理難題をふっかけられる。過去の死んだ奴のファンはそれが絶対神だから、そんな奴を超えることなどできるわけがない。そこでそんな上手いという枠の中から外に出る。自由になる。しかしそれが当たり前になるとつまらなくなる。
 そこでふと吹けなかったあの頃のことを思い出す。演奏する前までのその行為がとても有意義だったことを知る。素人の持つ美しさである。それがブリコラージュだろうなと思う。
 よし、メジャーデビューしたから、今度は偉大な素人になろう。

2020年1月13日月曜日

[6955] サックス

●サックス
昨晩はいきなりの思いつきでやったメジャーデビューパーチーに老若男女総勢36名がやってきた。外では定年して始めたという明石焼の屋台、中では現場握り寿司などやってくれたものだから、ずいぶん盛り上がった。最後にもうすぐボリビアに旅立つ若者がボサ・ノヴァを披露。ありがたいので感謝を表すべく、僕がサックスを! みんなサプライズな顔をしていた。
(と言ってもプーぐらいしか吹けないので組み立てて吹くまでのパフォーマンスね。ガハハ)

2020年1月12日日曜日

[6954] メジャーデビュー

●メジャーデビュー
『通販生活』の表紙になった報告をした時。
 SNSやメールにて、いろんな人が「おめでとう」と言ってくれる。この人らは心豊かだなあと思った。今のワシは、本の表紙になっても、別に大したことないと感じるような感動のない大人になってしまっている。みんなもそういうものだと思っていた。だから尚のこと、この人らは心豊かだなあと思った。考えたら、全く他人の有名な会社が見ず知らずのマイナーな僕の作品を使ってくれたわけだから、ある意味、これはメジャーデビューだ。それにもしこれが20代だったら、友人知人集めてどんちゃん騒ぎを3日間はやっただろう。それぐらい嬉しいことなのだ。年齢ではないと思った。世の中で戦争があろうが、ゴーンがgoneしようが、どんな不幸があっても、些細な嬉しい一歩で全て霧散されるような勢いが大切だ。その一歩一歩の積み重ねが未来だと思っている。昨今は世知辛い部分だけを拡大しているように思う。まぁ自分もそうだけど。
 ハッ! 些細な喜びを分かち合えなくなったらお仕舞いだ!
 そこで今晩はメジャーデビューパーティ!

2020年1月11日土曜日

[6953] 満月

●満月
今日は満月だ。
満月を描くようになってから
満月の夜が妙に楽しい。
夜の庭に明るい静寂を与えるからね。

2020年1月10日金曜日

[6952] パラレルワールド

●パラレルワールド
毎朝のコーヒーと夜の晩酌が好きだ。最近はこれが楽しみで生きているようなもんだ。ところがこの間、歯医者さんに休肝日作った方がいいよと言われた。ワシと似たような歳なのにワシなんかより肌艶も良いし元気なお方だ。
 そこでいきなり昨日は休肝日。夕方ぐらいから今晩酒が飲めないと思うと、もしかしてワシ、アル中なんではと思うぐらいに気分が滅入る。酒がわりに酢のお湯割りと白湯を飲んで過ごした。ところが普段と変わりない。これなら酒なしでも暮らせそうな気になった。
 ところが夜中、これまでトイレに起きたことがないのに、2度も起きた。ずいぶんと小便が出る。悪いものでも溜まっていたのだろうか? それにいつもは夢など見ないでぐっすりなのに、なんかイヤらしい心地よい夢を見た。手に感触が残っていたので、夢遊病になって、どこかの女性と公園の階段で戯れたのかと思ったが、そんな女子が山形にいるわけないし、こんな寒空の夜中の公園でスケベしたら凍え死ぬ。この感触は猫? そういや夢の中のオレって快活で楽しんでいたなぁ。
 そこでそんなパラレルワールドのオレのことも考えてみようと思い始めた。今・ここのワシが中心だという誰もが陥りやすい意外と盲点である閉じた概念を打ち砕くべくパラオレのために休肝日を楽しみの一つにすることにした。

2020年1月9日木曜日

[6951] 石鹸椅子

●石鹸椅子
温泉に行く。サウナ入って水風呂入って、椅子に座ろうとしたら、編んである椅子の尻の部分に石鹸の塊がこびり付いている。どこぞのじじぃが尻の石鹸を流さずに座ったのだろう。湯をぶっかけたが石鹸が網の隙間に入り込んでいて取れない。放っといてボーッとしていたがどうも気になる。何とか取りたくなった。じじぃの糞がついているかもしれないので、触りたくはない。楊枝のようなものはないかと探すが、ない。諦めたが、どうも気になってのんびりできない。そこでまた挑戦。オケで湯を思いっきり椅子にぶっかけ、石鹸が少し柔らかくなったところを、椅子の後ろからオケで引っ叩いてみた。ぽこんと石鹸が一部飛んだ。おっ! いける! 数度、湯をかけてはオケで引っ叩いて、完全に石鹸を排除した。ガハハハ、満足。周りを見たらじじぃどもが眉間にシワを作ってワシを見ていた。フンだ! 
 さて、やっとのんびりだ。今回のこのオケ叩きは、ブリコラージュの手法だなぁと思った。
 ブリコラージュとは『できそうもないことを誰の手も借りず目の前にあるものだけでやってしまうこと』
 創造の基本だと思う。ハッ! いいアイデアが浮かんだわ! 

2020年1月8日水曜日

[6950] うやむや

●うやむや
この間のフランス女子に「なぜ猫なんですか?」と質問された。
 これまでいろんなところで何度となくされた質問だ。こういった質問に対し答えとして当然あるのが「猫が好きだから」だ。しかし猫など好きも嫌いもない。好きな猫もいれば嫌いな猫もいるし、好き嫌いなどいつか変わるかもしれない。それに好き嫌いは人それぞれだから、人間共通の根本原理に興味のある僕にとっては題材としては面白くない。好きという感情は理由にもコンセプトにもなり得ない。だから「好き」と答えたことは一度もない。
 よく僕も他人の作品を見たとき「何で〇〇なの?」と聞くことがある。答えは「好きだから」以外、あとは勉強した優等生の回答が多い。いい子ぶった回答よりはマシだが、やはり的確な回答は聞いたことがない。
 しかしよくよく考えたら、彼女らの興味は猫ではなく僕の発想だ。だから「あなたの作品の発想は猫と関係ないのに、なぜわざわざ猫なのか?」と、そういう質問だと解釈した。そう考えるとすごく面白いことに気付いた。
**28年前**
付き合っていたギャラリーが潰れそうになった。店を立て直すのに絵じゃ売れないし、それでは代わりに民芸品でも売ろうと思い、バリ島に出かけた。バリ島に行きたかったのもある。そこには猫の置き物があって、持って帰ったら、意外と売れる。しかしこれらを仕入れに、毎度、飛行機に乗るのはイヤだ。ワシ、乗り物嫌い。空飛ぶ機械なんて尚更イヤだ。ならば自分で猫を作ればいい。でも東南アジアの土産物と同じじゃつまらない。そこで閃いたのが民芸品と仏像の合体だった。社会的価値の下と上が混ざり、価値がうやむやになった。既成概念をぶっ壊し、地均ししたような、猫が無い無いするような、そんな感覚だった。
 ところでフランスの女子らは20代前半の姉妹、フランス人とチェニジア人と日本人の血が混じっているらしい。この血のうやむやが知性や感性を磨き、僕のうやむやな発想に共鳴したのだろう。

2020年1月7日火曜日

[6949] 通販生活

●通販生活
おみくじ大猫神が
『通販生活』の春号表紙になりました。
新年早々有難い。
皆さんお手元に是非。
感謝。

2020年1月6日月曜日

[6948] フランス人

●フランス人
姪っ子の友達の
フランス人の女の子が
碁点温泉で
猫の耳が温泉になっている
僕の作品を見て
是非もっと作品を見たいと
家に訪ねてきた。
(碁点温泉に感謝)
彼女らは目に入る
すべての創作物に
興味を示す。
彼女らの関心は
猫ではなく
独特の発想にあるようだ。
創作する僕にとっては
大変嬉しい。
何せここは家も作品だし
隅々まで全部
我が創作ものだらけ。
ぺりぺりにも感動。
面白いことに
左の子の背中には
月のタトゥーがある。
縁を感じたね。


2020年1月5日日曜日

[6947] 鳥の家

●鳥の家
写真右で猫を作って
左で月を制作している。
 ふと思い出した。
最初の設計では
猫ではなく鳥だったのだ!
大空へ羽ばたきたかったのかな?
鳥としたら
猫が右翼で
月が左翼、
鳥の本体の真ん中が
生活空間だ。

2020年1月4日土曜日

[6946] 至福

●至福
小雪が降る朝
窓を開ける。
新年の日差しを
斜め45度から
顔に当てる。
瞬間
インドに行ってしまう。
冷たい体に暖かい日差し。
僕にとって
これは癒しなんて
生温いものではない。
25歳の時から
身についた
至福の技なのだ。
春に2つの個展をやるのも
この至福を誘き出すためだろう。
冷たい『月』と
暖かい『猫』の個展だ。
猫だけじゃ、一日中
風呂入っているようなもの。
大体うちの東京の猫の会社の名前が
『風呂猫』だもん
ふやけてるよね。
至福を得るためには
ぶるッとくるような冷気
それが必要なのだ。

2020年1月3日金曜日

[6945] 解放

●解放
昨日の『諦め』の内容。
 問題点:
制作やっている最中に他の作家の作品が気になり勝負したくなる。そのための新しいアイデアが浮かんで、それで頭がいっぱいになり、今の自分のやるべきことを失う。
 翻訳例1:
畑を耕している時、他の人が武器を売って私腹肥やしているので、畑放って新しい武器を作って売ろうと考え、頭が武器でいっぱいになり、畑に爆弾落とされ、飢える。それだけでなく、敵まで作ってしまう。
 翻訳例2:
共に暮らそうと思うが、他の可愛い子が気になるので、あっちの方がいいと、可愛い子で頭がいっぱいになり、連れ添うはずの彼女を失う。それだけでなく、もはや幻想の可愛い子が頭から離れなくなる(可愛いなどないのに)。
 解決:
頭が先行していては、自分は役立たず、頭の奴隷、しかも無知のままだ。概ね頭は反対概念を見失っていて全体像が見えてない。そこで頭に諦めてもらう。 奴隷解放! 頭から身体が自由になって、本来の身体が復活し、縮み上がっていたチンポに勇気が出て膨らみ、身体の重さを感じ、地に足がつき、畑に作物が実り、知恵が働き、歩き始め、愛に向かうのであった。

2020年1月2日木曜日

[6944] 諦め

●諦め
去年の暮れは大晦日までウツみたいに調子がイマイチで、元日もイマイチだった。しかし元日の夕方辺りから急に、嘘のように、いい感じになった! これといって何か変わったことがあったわけでもない。別にすごいアイデアが出たわけでもない。どうしたんだろう? あっ、そういや、何かを諦めた気がする! 
 ついでに正月早々下ネタで悪いんだけど、いつもよりチンポが気持ちビッグになったみたい。よーし、彼女作ろう!

2020年1月1日水曜日