2013年7月31日水曜日

[4199] アデニウム

 

今朝は昨日草刈りした草を捨てるだけで、もう大汗かいてしまった。これでやっと庭仕事も一段落したので、作品制作に集中せねば。ん、そうなのだ。……その前に自転車でコーヒー豆を買いに、そのついでにガールズ農場によったらスイカをくれた。あんがと。庭でスイカ割りのパーティでもしようかしら。
 写真は仙台の帰りに買ったバラの花のようなアデニウム。なんか姿が色っぽいんだよね。その左隣のは前からあるジャガランダ。最近、何か不足なのかベタベタした液体を出す。困るんだよな。植え替えしなけりゃいけないんだろうか? そしてピニャモなんだけど、なんか緊張してないか!

2013年7月30日火曜日

[4198] 共生

そろそろ自然に重点を置いて生活しないと、未来、人間と自然は完全に分離してしまい、防護服でも着ない限り外を歩けないようになってしまうよ。インフルエンザの流行のときのように雑菌をいちいち気にしなければならないような面倒臭さよりひどい。
 たぶん大昔、人は鳥とか木だけでなく風や川とも話しができていたんだろうと思う。近い将来、日本の子供らも欧米人のように虫の音や川のせせらぎを心地良いとは感じなくなるのかもしれないな。ワシ一人だけでも庭の木々や虫や川と話せるようになろうと思う。そしたら貴重な人物ということで、生活費は国から面倒見てもらえるかも……ただの変わり者として見せ物になったりして。
 写真は白ハス、クマバチ、アマガエル、そして蓮葉の水たまり。

2013年7月29日月曜日

[4197] 聖フランチェスカ

やっと最後のスイレン『ファイヤーオパール』が咲いて、女優がやって来た。
 仏教の中に『山川草木悉有仏性』という言葉がある。人間だけでなくあらゆるものに仏が宿る、つまり神様がいる。こんなことは日本では当たり前だから、昔から日本人は自然を大切にする。人間だって自然の一部だしね。欧米のキリスト教では、人間は神様に似せて創られた特別なもので、自然は人間以下で支配し搾取するものでしかない。このような考えだった。けど、キリスト教の中にも素晴らしい人がいた。それが『聖フランチェスカ』だ。「人間だけでなく森羅万象全て兄弟姉妹だ」と言った。東洋も西洋も昔から解っている人は同じこと言っているんだよね。
 これからは地球規模で考えるならアニミズム的発想を主張しないとね。

2013年7月28日日曜日

[4196] プップー

4196番目の絵日記。「良い黒」、なんのこっちゃ。
 久しぶりの晴れで草刈りだ。ずっと雨降りで草ボーボー。あまりにボーボーで少ししかできなかった。こりゃあ数日かかるな。
 これまで大作を乾かすために庭に運ぶときはかなり重いし大きいのでSSと二人で持って運んだ。しかしもし何かの拍子につまづいたりしたら大変だ、
ということで、写真の運搬車で運ぶことにした。運んでいる時、無意識に「プップー、プップー」と言ってしまうのは、なぜだろう? 何の記憶があるんだろう? 別に電車ごっこしたことあるわけでないし。

2013年7月27日土曜日

[4195] 作並

仙台でちょいとサインし山形に帰る。途中、ガーディニング用品を売っている大きな店があったので寄る。庭好きにはたまらんお店じゃ、へへへ、いろんな植物諸々買っちゃった。そのあと、作並温泉が見えた。そういや猫ファンが、この温泉をいいよと紹介してたこと思い出し、日帰り湯を頂くことに。ほんとに素晴らしい。風呂は和で風流なのに、他はまるでリゾート。至れり尽くせりのサービス。パンフレットを見ると『温泉旅館ではなく、新感覚の温泉宿・温泉リゾート』みたいなコンセプトが書いてあった。まさしくその通り。山の中にこんなものが、いい勉強にもなった。何度でも来たいもんだ。作並ではなく作上でした。

2013年7月26日金曜日

[4194] 仙台

昨夜は展示終了後、猫仲間と遅くまで飲んでしまい、寝不足。昔はこんなことではいけないと気をつけて初日前日などは早めに寝るようにしていた。ところが初めての仙台で、気が抜けていたようだ。今日は眠い目を擦り擦りサイン会終了。知人の知り合いのイタ飯屋を予約するが、なんと仕事がまだ終わっていなかったことに気付き、予約キャンセル。ようやく仕事も済み、新たにレストランを探すが、金曜日でどこもかしこも席無し。うろうろ街を歩く。寝不足、仕事疲れ、歩き過ぎ、もはやどこでもいいと勘に頼る。よしここだと入ったわけの分からん中国料理屋。いやー、何気に美味い。めっけもんでした。やっと仙台が馴染んできた感じです。ア〜眠い。

2013年7月25日木曜日

[4193] ナビ

今日は猫祭りのために車で仙台に向かう。SSの携帯のナビで颯爽と出かけたのはいいが、狭くて妙な道を示す。いくら近道とはいえ、大雨のあとの泥濘の田んぼ道など対向車がきたらどうすんだ! 仙台まで着いたらヘトヘトだろう。それから展示風景作りなどしなければならないのだから。太い道に戻ろうとしたら、今度は車一台ぎりぎりの川の堤防を走らされた。その後は工事中の道で、ずっと待たされた。もう堪忍袋の緒が切れ、ナビなど無視して、勝手に主道路に戻って、大きな道で仙台に向かった。あとで解ったのだが、ナビは『車』ではなく『徒歩』だったようだ。道理で狭い道や田んぼ道、堤防など選ぶ筈だ。しかし誰が仙台まで歩いてゆくか、バカたれが! 
明日から仙台アエルにて猫祭りです。よろしく。

2013年7月24日水曜日

[4192] 断水

大雨のあとの断水。目の前に溢れている川があるのに断水。こんな妙な文明の中で思うのは、トイレ。流すのが大変。今時のトイレは一回流すのに10Lの水を使う。10Lとは、すごい量で、中学校に給水車が来て水を配給しているんだけど、その量が一人20L。これをウンコに使ったら二回でおしまいだ。
 それに断水のせいでお尻の穴をウォシュレットでシャバシャバできない。これに慣れ過ぎてしまったワシの尻の穴、しないと落ち着かないんだよね。こんなこと書いているところに猫がやって来た。コイツらはいいよな。ぷりっとうんこして、手でかつかつして、あとはペロペロ。水なんか使いもしない。あのインドでだって、尻は手で拭いたけど、その手は水で洗ったもんな。水大切よ。

2013年7月23日火曜日

[4191] 象徴

スイレンは泥沼から出てくるので、腐敗した社会から出てくる美しい魂、悟りの象徴です。スイレンの奥の左がカメ。カメは長生きの象徴ですね。右がカエル。カエルは良い行いも悪い行いも巡り巡って還ってくる。または輪廻転生、生まれ変わりの象徴ですね。その間にあるのが傘地蔵猫。これは左が黒色人種、右が白色人種、真ん中が黄色人種で、まあ地球の人種を表しています。長生きと輪廻転生、悟りを願い祈っています…大自然の中でね、ここ大事。
 この写真をそのような象徴だと思って観賞してくださいな。

2013年7月22日月曜日

[4190] 白ハス

待望の珍しい白いハスが咲いた。池のスイレンも白、ピンク、黄色、オレンジと咲いている。
 いつも大根とかカボチャなどくれたり、雪掻きなどもしてくれる優しい近所のおじいちゃんおばあちゃんに見せてあげようと呼びに行く。茶の間に上がるとそこには自民党のポスターが三枚ほど貼ってあった。そういや彼らの孫は自衛隊だ。孫はかなりのイケメンでまだ二十歳そこそこ、僕の作品を初めて見た時、気に入って欲しいとか言っていた。
 憲法がそそくさと改変され、自衛隊が軍隊になったら、彼はじいちゃんばあちゃんに、挨拶して、戦場に行くんだろう。

2013年7月21日日曜日

[4189] スイレン


マンカラウボンというオレンジのグラデーションのスイレンがやっと咲いた。ちょっとしわくちゃなんだけど、なんかいつも待ち遠しいヤツなんだ。これ好き。向こうにピンクと黄色のでかいヤツ。白と小さい黄色のももう咲いたから、残すはピンクの濃い丸い花びらのスイレンだけだ。青は熱帯産だったから結局ダメだった。
 今日は投票に行き、投票に行ったらコーヒー只というカフェNOUKAに出向き、タイカレー食べて、女性陣と政治について真面目に語った。なんてウソ、スケベ話とバカ話でした。

2013年7月20日土曜日

[4188] 救世観音菩薩

『裸の王様』の話し。王様は新しい服が好き。詐欺師が王様にバカには見えない服を持って来た。王様はバカと言われたくないので、無い服を着たふりしてパレードにでる。それを見た大衆もバカと言われたくないので、素敵な服だと嘘つく。ところが見ていた大衆の中の子供が「王様は裸だ!」と言っちゃう。大衆はやっと己の浅はかさに気付き「王様は裸だ」と言う。こんな話しだ。
 この話しの子供のようなヤツが全国比例区からでてきましたね。緑の党から出ているミュージシャンだ。ネット投票では一位、街頭演説も尋常じゃない人の数。なのにテレビは取り上げない。テレビのバカがバレると困るからだろうか? You Tubeとかで見てみる。彼は救世観音菩薩の生まれ変わりだね。滅多に現れない菩薩、見ておいた方がいいかもね。

2013年7月19日金曜日

[4187] 断水

昨日の大雨のせいで、今日は断水だってさ。明日もしくは明後日まで続き、中学校の校庭に給水車がでるそうな。うちは風呂の他に水風呂があるので、それに水を貯めたおかげでなんとか凌げそうだ。僕の仕事場は家、だから居心地に関しては並々ならぬ気を使って、家に水風呂を入れ込んだのだ。こんな時に役立つってことは「居心地を考慮した方が災害に於いても役立つ」という方式が成り立ったような気がした。
 ところで雨のおかげで庭に置いてあったさくらんぼの切り株にキクラゲがでていた。近所のおじいさんに、これキクラゲだよねって聞いたら、「んだ」と。食べたら、コリコリしてすごく美味い。そうだ! これ栽培しよう。しかしどうやるんだろう?

2013年7月18日木曜日

[4186] 豪雨

すごい大雨、初めての経験です。僕の家は川岸にあるので少々心配。夕方やっと雨がやんだので、自転車で様子を見に。電信柱が川に入ってゆくように見えた。
「ドッテテドッテテ、ドッテテド、でんしんばしらのぐんたいは、はやさせかいにたぐいなし。ドッテテドッテテ、ドッテテド、でんしんばしらのぐんたいは、きりつせかいにならびなし」
「はやくあるけ、あるけ。きさまらのうち、どっちかが参っても一万五千人みんな責任があるんだぞ。あるけったら」 :宮沢賢治『月夜のでんしんばしら』より
 

2013年7月17日水曜日

[4185] 子は福を招く

今日は雨降り。よ〜し、仕事じゃ、その前に今日届いた野坂昭如の30年以上前に書かれた本を捲ってみたら、もはや止められない。タイトルは『乱離骨灰鬼胎草』という何がなんだか解らんタイトルの本で、Face Bookの知人が原発の放射能がどうのこうので、すんごい本だと言っていたのだ。短編だったのですぐ読めたが、こんな台詞があった。
「子供は消耗品と考えたらよろし、戦争がそやないか、計算してみ、五歳まで育てるのなんぼかかるか」
 いやはや、原発や人間のもっと奥の見えないところが描かれている本でした。

 

2013年7月16日火曜日

[4184] 戦争

轟音でジェット機が飛んでいった。目眩がしてきた。
 もうすぐ戦争が始まります。常に不満な劣等意識が権力ヒエラルキーを作って、暴力で優越感に浸るために。それとも戦争で地球の人口調整でもするんだろうか? 後悔するのに。もうすぐ原発が再稼働します。原発のある地域を放射能で汚染させ、これもまた地球の人口調整とするのだろうか? 田舎者や弱者はアイヌやインディアンが死んでいったように死んでください。田舎者を助けるようなお金があるなら国家繁栄の担い手の強いリーダーに渡します。リーダーとは年収6千万以上の人々で、彼らは助かります。それ以下の人は戦争で死ぬでしょう。もしくは汚染地域で働いて衰弱死してもらいます。
 こんな風にならないためには、地域よ、国家中央から距離を置いて、つまり外発的思考に頼らず、自らの力で内発的発展をしようよ。写真左の線より、月を見て過そうよ。

2013年7月15日月曜日

[4183] 花

今日は久しぶりに晴れているので、真面目に作品制作にハマるぞ〜と思って、いき込んでいたが、やけに来客が多い。何でだろうと思ったら、休日みたい。まあ面倒な人でなく賑やかな楽しい人々。下ネタ作品を見て喜ぶ女性を見ると楽しいのはなぜだろう?
 美しい花が二人も来たので、どこか遠くでなくヒグラシの声を聞きながら、ガールズ農場さんから頂いたスイカ「ひとりじめ」をみんなで分けて食った。
 ピニャモも女好きなのでキンタマコロコロさせながら喜んでいた。

2013年7月14日日曜日

[4182] かつらさくら

夏目漱石の『草枕』の冒頭をアレンジ。
「政治情勢を見てこう考えた。理屈に働けば角が立って眉間にシワがでる。情に棹させば流され涙で曇って前に進めない。自己中心の意見を通せば窮屈で嫌われる。とかくに原発のこの世は放射能で住みにくい。住みにくさが高じると、安いところに引っ越したくなる。どこに越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生まれて画が出来る。あらゆる芸術家は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い」
 そうか、芸術家の使命を忘れていたようだ。長閑で豊かな作品はないかと昔の写真を出してみた。『かつらさくら』が出てきた。春ではないけど『さくら』をテーマにした歌謡曲の「さくら」を「かつら」に替えて歌って、一時でも長閑で豊かになってくださいな。

2013年7月13日土曜日

[4181] 勇者

FXという金が金を生むような仕事をしていて、最近の社会情勢で儲かり、もうすぐマンション大家になって自立するという青年がやって来た。
「原発は大丈夫ですよ。原子爆弾を落とされたヒロシマもナガサキも今は廃墟になってない」と彼は言う。
 あんまり知られてないみたいだけど、原子爆弾は地上数百メートルで爆発して、ほとんどの放射性物質は上昇気流に乗って散ってしまった。残った放射性物質が黒い雨になった。ところで原発の方は地上で起こるから、その街は廃墟と化すわけだ。だから原発は怖い。君の頭の中は金のことばかりで人間がいないのかい? いるとすれば人間でも強者の方だね。でも社会と同じで強者がいたら必ず弱者がいる。今は若いし調子づいているから、君の中の弱者は目立たない。でもそのうち出てくるよ。その時、君の中の強者が弱者を排除したら、君の強者も失墜するよ。それを避けるには、強者でもあり弱者に慈悲深い『勇者』を創造し導きだすんだね。それが見つかったときが本当の自立だ。

2013年7月12日金曜日

[4180] ヒーロー

草刈りしながら、原発人間関係図式なるものを考えてみた。
 学園ドラマ風に、高校がありボス的存在のいじめっ子がいる。ボスは負けず嫌いでお父さんは町の有力者。クラスのいいとこのお嬢さんと力で付き合っている。その周りに子分達がいる。子分達は「長いものには巻かれろ」的存在で、世渡り上手、けっこう楽な学園生活を送っている。クラスにはいじめれっ子がいる。その周りに弱さを知っている優しい子達がいて、ウサギやお花畑が好き。その他は中間層で面倒には関わり合いたくない存在。では原発ね、原発政治家は学園のボス、お父さんは原子力ムラ、原発推進族は子分達で、ボスの力のおこぼれで強がっている。いじめられっ子が原発被害者。反原発しているのがお花畑達。最近は中間層も反原発。
 ここで正義のヒーローが現れ、いじめっ子を助け、ボスをやっつける。お嬢さんはヒーローのとりこ。図式が替わって、新たな未来へとステージは進む。

2013年7月11日木曜日

[4179] 山形原発

昨日の草刈りの疲れなのか、やけに眠い。
 大雨の中、黒い車が家にやって来た。「山形に原発を作りたい。この庭が候補です。お金はこれぐらいあげます」。そのお金は村人100人がハワイで20年は余裕で過ごせる金額だった。僕は庭に原発を承諾し、村人みんなでハワイへ移住した。数ヶ月後、村人達は故郷が恋しくなり帰ってしまった。僕だけ故郷と似ているハワイ島で雪下ろしの苦労も無く優雅に暮らした。数年後、僕はガンになり、高額医療の病院で息を引き取った。
 それから数十年後、僕の魂は故郷の山形の空にいた。そこに人の気配はなく、村は廃墟と化していた。僕の家の隣の農村公園に僕の銅像が建っていた。腕は折れ首はちぎれ罵詈雑言が書かれていた。僕は空を漂いながら、庭で賑やかにした昔を思い出し、「どうせ死ぬなら、もっと未来に残せるような心あることをすればよかったなぁ」と思った。
 猫の声に目を覚ました。

2013年7月10日水曜日

[4178] イン・ヤン

北鎌倉での展示会が7月12日から8月18日まで催される。なかなかいい建物だ。とりあえず僕はここで新作も含めたワガジン2の画集になった神仏猫百体他を出品個展する。
 写真は新作、イン・ヤンの図柄から弥勒菩薩猫が浮き出ている作品だ。イン・ヤンは陰陽のことでタオイズムのシンボルマークだ。タオとはどんな政治理念より心地良くなる美しい哲学だ。アメリカ的な経済第一の単一方向の社会の弊害(自然破壊、精神破壊)を直し、多元的幸福観を示せるのはこのイン・ヤン的な発想だろうと思うよ。

北鎌倉古民家ミュージアム
http://kominka-museum.com/

2013年7月9日火曜日

[4177] め

午前は集団バスで村の爺ぃ達と一緒に人間ドックへ。まあ毎年恒例になっているので慣れたもんで、これといって何事も無く終わるかと思いきや、目の検査で引っかかってしまった。視力は両眼ともここ数年1.5だった筈、なんと右目が1.0に落ちていた。検査してくれた看護士さんも間違いかもしれないからもう一度検査してくれたが、同じ結果だった。そういやこの間、右目ん玉に傷がつき痛い目にあって、眼科へ。レンズに傷がついていると言われたのだった。視力ってそんなことで落ちてしまうんだ。なんて思ったら、右目がまだ治ってないような気がしてきた。目は大事にしよう。家に帰ったらハスの芽が出ていた。

2013年7月8日月曜日

[4176] 現代美術

まあ、大作作っているのだが、格別大きいし、久しぶりだし、勝手が分からないし、要領は悪いし、感覚はどこかに行ってしまっているし、歳とったし、雨で乾きは悪いし、どんどん構築される筈のものが、どんどん崩れてゆき、これはもうダメだ、え〜い、ぶっ壊れちまえ、虫はぶんぶん飛ぶし、猫はマットにゲロ吐くし、もう知らん、止ーめた、ア〜〜〜ぁ、あんなにしっかり原型作ったのに、こりゃぁなんてことだ、アトリエは散々だ、蛙ピョンピョン入ってくるし、釘、ヒモ、ハンマー、パチンコ、万力、ロープ、板、明日は人間ドックで、うんこは取った、早く夕飯食わなきゃならんし、このクソ暑いのにビールも飲めん。
 ガォーーーーーーーーーー

2013年7月7日日曜日

[4175] 迷信

朝5時起き、村の河川土手の草刈り。80歳のおばあちゃんと話す。
「今は足が痛いから山行かないけど、前は山行ったらマムシ三匹は捕まえてきた。腹裂くとハラワタが二つ出てくる。不味そうなのが毒だから取り去る。棒に絡ませてふきの葉っぱに包んで焼く。今のアルミホイルとかはダメだ。目ん玉は目の悪い子供に生で飲み込ませると目が治るんだよ」
 楽しい話しだった。マムシの目ん玉で目が治るというのは迷信だろうけど、こんな迷信は今でも普通に山ほどある。例えばコラーゲン食品を食べると肌がきれいになるなんてのはそっくりだろう。あとは精神面では、権力などの支配者の言葉を鵜呑みにすると幸せになる。迷信、迷信。
 三種のスイレンが咲いた。

2013年7月6日土曜日

[4174] 期待

今日は新橋の有薫酒蔵の女将さん(化粧がカッコいい)一行がやって来る。女将さんは池のスイレンを見たがっていた。昨日の段階で蕾はパンパン、明日は花盛りと思っていた。しかしダメで白が二個だけだった。
 ところで巷での参院選だけど、面白い人がでてますね。ミュージシャン候補だ。今までタレントや文化人など候補者はいたけど、ほとんどがつまらなかった。ところが彼は選挙そのもののスタイルから変えてきている。あの選挙カーってのはダサイし、タスキもダサイ、そんなの一掃しタスキの代わりにギターを持って街頭ライブ。歌もいいし、メーセージも素晴らしい、政策もちゃんとしている。日本のメインの街々を音楽ステージにするなんて大物だね。
 僕なんか小さい池を見て泥から咲くスイレンを期待しているだけだ。
 彼もこの泥沼の日本から美しく咲いてほしいと思う。

2013年7月5日金曜日

[4173] 青空散髪

家の隣の公園の東屋で散髪している日本人。日本人と書いたのは、よくこの公園で散髪しているのはフィリピン人だからだ。そういや、インドにいた時、公園でぶらぶらしていると散髪屋がやって来て髪切らないかと声を掛けられた。散髪屋だけでなくいろんな職種のヤツがやって来る。物売りや物もらいは当然、耳ほじくり屋、耳掃除屋(これは耳の中に液体を入れると泡状になって耳がきれいになるのだ)、マッサージ屋、ひげ剃り屋などなど。彼らは家の跡継ぎの長男以外で、家や社会や他人に頼らず、自らの職業を創造している。

2013年7月4日木曜日

[4172] 病院

ゴリラののダンスでも麺をこねているわけでもない。石塑粘土をこねているところ。石塑粘土は滅多に使用しないので、いつかまたやる時どんな風にやったか忘れないよう行程を写真に収めている。そんな写真の中に、なんとなくいい感じに締まった肉体美があった。みんなに見せたくなったわけだ(ナルシスト)。もう少し腕立てしようっと。
 麺と言えば、今朝、作品依頼しに来たラーメン屋さんが「この時期は、病院がガラガラになる」と言っていた。さくらんぼで忙しくて誰も彼も病院行っている暇がないらしい。てことは病気じゃないんじゃない。
 病院行くなら、今が空いてるよ。

2013年7月3日水曜日

[4171] 味覚革命

大雨の中のワインのマグナムボトル1500ml。写真は5本だが、もう一本あったから計6本、普通サイズにすれば12本。昨夜はワインだけでもこれだけ飲んだ。20人来ていたけど、車運転とかで飲まなかった人が半分、つまり10人で飲んだわけだ。僕も久しぶりにいっぱい飲んで、今朝普段なら「もう金輪際、酒は飲まない」なんて言う台詞を吐いて90%程死んでしまう。ところが添加物や酸化剤などの入っていない最先端のワイン、自由派自然派と言われるだけあって、意外と平気。
 味覚革命、ラベルも面白い。源八酒屋さん、いいワインを、あんがとね。

[4170] ファイヤー

サケカスヤロウ注文作品お披露目受け渡しパーティ。
 開始時刻午後7時なのに、サケカスヤロウは焦ったのか一時間前に現れた。まだ作品を展示してなかったので、ちょいと隠れてもらって展示。サケカス、鑑賞&歓喜。
 7時を過ぎた頃には人も大勢集まり、作品を芝生の上に展示し直し、みんなにお披露目。今年初めてのファイヤーもいい感じで楽しかった。

2013年7月1日月曜日

[4169] チンマン

明晩は庭でパーティを開く。
 僕の秘蔵チンマン作品をコレクションしてくれている呑んベェのサケカスヤロウが作品を取りにお出でになる。美味いワインを持ってくるというので、どうせならパーティをすることにしたのだ。
 チンマン作品は初め銀座の個展に出した。意外や意外、売れたのだ。二年後、二度目の個展の時、知らない人が声をかけてきた。「あなたはチンマンを作るために生まれた作家です」と。この方がチンマンコレクターだった。そんなこと言われて嬉しい反面、反逆精神が花開き作りたくなくなった。でもときどきアイデアが湧いたものを作って隠し持っていた。それが再び発見されてしまったのだ、山形のサケカスヤロウに。