2017年7月31日月曜日

[6060] 開眼

昨日、日曜、昼、晴れ。
自分のアートはかなり進化し大満足になってきている。
ふと、もしかしてこれは独りよがり、俺の目は節穴かも。
数十年、他人の現代アートは見ていない。
そこで他所様の現代アートを生で鑑賞したくなった。
そんなところに日本の現代アートを集めた『高橋コレクション展』が山形美術館に。
運がいいわ。
これは何かの知らせかも。
早速行って諸々の他人の作品を見て思った。
ふふふ、僕の夏の個展を楽しみにだな…

2017年7月30日日曜日

2017年7月29日土曜日

[6058] スズメ卵

なぜ睡蓮の葉の上にスズメの卵がある? 
最初は不思議だったけど、結構落ちているんだよね。
玄関先だったり、庭の真ん中だったり、ゴロゴロ。
多分巣に着く前に
「あー、産まれそう、産まれそうーー、アーーーーーー」
と産んでしまうのだろう。
 知人に飛行機の中で産んだお姉さんがいるからわからんでもない。

2017年7月28日金曜日

[6057] あと一ヶ月

8/28が個展の搬入、個展まであと一ヶ月となってしまった。
今までできたもの、絵が大小含め70点ほどある。
立体や映像やインスタレーションはまだ途中だが30点ほどになるだろう。
絵を1点平均1mとして70mの壁が必要だ。
 ゲッ! 壁は50m、全部展示できないじゃん!
 それでも、僕は描く。

2017年7月27日木曜日

[6056] 妖精

朝のコーヒーを飲むパーゴラの蔦の花が満開。
ミツバチが沢山やってきて大音響の音楽祭。
それを聴く妖精らがヤマボウシの下で話をしていた。
赤い飛行機が空をゆく。

2017年7月26日水曜日

[6055] 色

今日はデザイナーとカメラマンと印刷会社の人との打ち合わせ。
まだまだ続く吟味。
やはり色はすこぶる重要。
なるべく本当の自分の色を見てみたい、本当の自分の絵を描きたくなったように。

2017年7月25日火曜日

[6054] 飛来

アートは一の次だ。
仕事していて、ふとアートは一の次だと思った。
では一は何かと言うと、もちろん政治じゃない。
神でもどこぞの民間信仰でもない。
金でも科学でもない。
これだこれだと思えるようなものではない。
そんなものの下で生きているわけではない。
と、ここまで書いて、何を言いたいのか消えてしまった。
あっ、これだ! と思って文字を書いている時には、もはや『これ』は過ぎてしまう。
よくあることだ。
またいつかふと飛来するまで待つしかないね。
 あっ! 飛来した。

2017年7月24日月曜日

[6053] ドレス

ドレス作り。
意外と楽しい。
なんだろう?
このウキウキする気分は?
そういや子供の頃、
僕は裁縫が得意な女子だったような‥


2017年7月23日日曜日

[6052] 医者

早朝、雨降りのため外に出られないチョコビッチが、暇つぶしに寝ている僕のところに来て、額の寝汗を舐める。
これが妙に心地よい。
半眠で思う。
チョコビッチは少々乱暴者だが、ある意味意志が強く、人々に優しく、癒すオーラを持っている。
もっと勉強させて医者にしよう。
目が覚めて、そうだそうしようと起き上がり、ふと、アー、ダメだ。
チョコビッチは猫だったわと気づいた。

2017年7月22日土曜日

[6051] 作品集

個展のパンフレットはだんだん膨らんで『ワガジン7』になった。
それだけで済ますわけにいかず、どんどん華麗になり、最終的に『もりわじん作品集 [STOP]』になってしまった。
今日最後の校正をした(多分最後?)。
しかし5月にできるはずだったのが、目一杯吟味。
間違いなくいいものになるだろう。
さて印刷だ。

2017年7月21日金曜日

[6050] オランダシシガシラ

池にメダカの稚魚がたくさん泳いでいる。
スイレンの葉や水草がたくさん蔓延ってきたきて卵が金魚から守られているからだろう。底が見えるほど葉っぱがスカスカの時は金魚どもが水草についた卵を漁り、何もかも根こそぎ食っていた。 
 ところで稚魚の中に一匹、動きが忙しないのがいる。見た目も少し違う。
 おっ! これは金魚のオランダシシガシラの稚魚だろう!
 楽しみ。

2017年7月20日木曜日

[6049] 気づき

『気づき』という言葉をたまに聞く。
でも誤解が多い。
神秘に気づいたり社会の嘘に気づくことと思いがちだが、
それでは無い。
自分の本当の姿を知ることだ。
多分今思っている自分、
んー、それでは無い。
それは無知な思い込みだろう。
裏コンプレックスだろう。
動けない逃避だろう。
と気づく。

2017年7月19日水曜日

[6048] プリズム詩

最上徳内記念館の展示会の搬出。
よっしゃ~、終わったぞ。さてあとは草刈り。
 ふと思った。自分の新しい技法の『プリズム詩』だけど、ガラスがはじけたように見えるのでこんなネーミングにしたけど、やっていることは草刈りと同じだ。腑に落ちた気がした。
 さて草も刈ったし、八月の個展に向けて再稼働だ。

2017年7月18日火曜日

[6047] 次

展示会ラスト日。
平日だけど最後なのでまあまあの入り。
全体的に今回もいい感じで終了です。
たぶん、また来年。もしくは新たに最上川美術館にて、会いましょう。
でもその前に、八月末はノリタケの森ギャラリーでの個展。
新作発表です。
是非お越しください。

2017年7月17日月曜日

[6046] 美人

今日は最上徳内記念館の展示会、ラスト二日目とあって大勢の人が来て、昼飯も食えんかった。
そんな大勢のお客さんの中に美人でセンスのいいお姉さまがいた。
全ワガジン6巻を大人買い、気っ風もいい。
 こんなんだったら、よし、来年もやるか!

2017年7月16日日曜日

[6045] 最上川美術館

そうだ! この村山市には洒落た美しい美術館があった。
 2004年に建った最上川美術館だ。眺めはいいし、カフェはあるし、展示空間は正方形で壁が10m×10mぐらいある。あそこなら絵が映える。お客さんも新鮮な気持ちになっていいだろう。しかしあの空間は常設展示室。美術館の方向性もあるからなかなか困難だろうができるように意思表示してよう。
 

2017年7月15日土曜日

[6044] 蹴り

最上徳内記念館にて。
「毎年楽しみにしております」と言うお客さんが多い。なるほどそういうものなんだ。しかしマンネリ化してきたし飽きたので、もう来年はやめようと思っていたところだ。でもそんなこと言われたらしょうがない、じゃあ来年もやろう! なんて思わない。来年はお客を裏切ろう。そう甘くはないということを示してあげよう。ワシゃ、絵描きで忙しいのだ。名古屋の個展に来い! もっといいもの見せてやる! 蹴り!

2017年7月14日金曜日

[6043] Post STOP

昨日まで『STOP』の次なる絵を模索していて、何度も実験しては失敗を繰り返していた。
 パンフが『STOP』のためのものであってはならない。なぜなら『STOP』でストップ、父親の死を乗り越えられないようでは、僕の人生もこれで終わったようで、気に入らない。やはり『STOP』の次への足掛かりが欲しい。
 そこで『Post STOP』だ。とうとう今日それができた。気に入っている。次へ向かう気持ちとしてパンフの裏表紙にしようと思う。

2017年7月13日木曜日

[6042] POST

第二のDMだけど、作るのヤーメた。
『STOP』の文字を入れ替えたら『POST』なのだ。
つまり郵便だ。
『POST』は『STOP』。
「郵便はヤメなさい」というメッセージだろう。
ガハハハ、さすがクソ親父、面白い。
さて、ならば 僕はそろそろ『Post STOP』でも描こう!

2017年7月12日水曜日

[6041] 変更

第二のDMとパンフレットの打ち合わせ。
いろいろと悩む。
DMに使用するのは『STOP』の絵のはずだったが、ヤメた。
やっぱ、あの絵は現場の方が見応えあると思う。
そこで立体の『オレ被り』にすることにした。
パンフの方もいろいろと変更たくさんあった。
いいもの作りたいからね。

2017年7月11日火曜日

[6040] อุบล

写真はやっと咲いたラッタナ・ウボンという大きな花びらのスイレン。
タイにウボンラーチャタニーという都市があるんだけど、そこが産地なのかしら。
他の花のように捲れるように思いっきり開くことがない固い蕾で、時間をかけてやっとこ開けば淡いピンク色が美しい。

2017年7月10日月曜日

[6039] ウンコにゲロ

クソ暑い。ワシらは動物で、ウンコは面倒だと考えることなく何かがあってもやりこなす。
 最近、このウンコの他にもやることがあることが解った。
 庭の草刈りだ。
 今の季節、十日にいっぺんぐらいやらないと、便秘になるような気分なのだ。
 もう僕は僕の体だけではなくなったようだ。
 ところでうちにある草刈機、僕と相性が悪い。いつもエンジンがかかりづらい。今回とうとうかかる気をなくし完璧な便秘になったようだ。隣の爺さんから草刈機を借りる。一発でかかる。草刈り終わってヘトヘトなのだが、これでは隣にトイレを借りているようで気分が悪い。とうとう新しいのを買うことにした。まったく、まだ三年しか使ってないのに、暑い、ゲロしそう!

2017年7月9日日曜日

[6038] 坊さん

徳内記念館の展示会に出羽三山系のお坊さんが見に来た。
 山形と新潟の坊さんがワガジン1の絵本『春フタタビ』を買い求められた。神奈川から来た若い坊さんが小説『自由自在堂』を買われた。先生にプレゼントすると言って『神仏百覧会』の仏像猫写真集を買われた。これらを見て読んで心に僕の深部を最大限に感じてくれるだろうことを思うと嬉しくなる。彼らが帰ってから久しぶりに『春フタタビ』を読んでみた。忘れているもので、改めて「いい物語じゃん!」と泣きそうになってしまった。彼らの感想を聞きたいものだ。

2017年7月8日土曜日

[6037] 最大のテーマ

猫の外側について。
 絵を真面目に描き始めてふと気づいたのが、絵には背景があるということ。当たり前のことだ。しかし粘土オブジェを作っているとき背景など考えない。この背景がつまり猫の外側にあたる。猫に関係なく我らの環境である。アラユルコトを表現したい僕にとってはこの環境は大事だ。外側である環境では戦争やテロ、原発といろんな問題がたくさんある。それだけでなく世界は宇宙や生や死などまだまだ謎だらけだ。
 それらの諸問題を僕のアートは解けるのか? まあそれが最大のテーマだったわけです。問題を解く為に発見したものがプラスマイナスゼロのプリズム詩だった。
 写真は猫の外側の環境の一部、池に咲くスイレンです。

2017年7月7日金曜日

[6036] DM1

この1年、夏の個展に向かって変化が凄まじく、自分でも何かに引っ張られるように未知に進んでいくのがわかった。
 そこでDMだが、これまでの猫の外側に向かうきっかけの絵『月を見て思う「私は地球だ」』と父親の死で行き着いた絵『STOP』の部分、2種類をDMにすることにした。
 展示会ではその変化してゆく様、生きているプロセスを感じていただけると嬉しい。
 名古屋ノリタケの森ギャラリー、8/28〜9/3、毎日在廊します。

2017年7月6日木曜日

[6035] 夢中

「今の猫のままでいいのになぁ。何のために新しい絵なんか描くの?」と言う人現れる。
 何をほざいているんだか。唖然としてしまった。
 僕は今、二十代のあの絵描きを始めた頃の感覚をようやく手に入れ、日常になっている。あの頃よりは数段納得ゆくものができている。それがつまんないなら話は別だが、今はアイデアが次々と湧いてめちゃくちゃ面白い。大好きな映画ももう暫く見ていない。夢中なのだ。
 人の喜びを阻止する抑制するようなこと言うなんてオカシな人だ。多分彼は前に進む足を止めて安定だけ求めた結果、毎日が新鮮な生きている感覚を忘れてしまったのだろう。勿体無い。今からでも遅くない、彼もやればいいのだ。
 僕が今やっているのは名とか金は二の次だ。色や祭は三の次。じゃあ、何が一番かと言うと、だから、『それ』をやっているのだ。

2017年7月5日水曜日

[6034] 外側

「夏の名古屋の個展は猫じゃないんですか?」
「今度のは猫の外側だよ」
「猫の外側?」
「そう、今までは猫の内側だったからね」

2017年7月4日火曜日

[6033] 四十九日

今日は父親の四十九日法要。
お寺に行ってお経を聞いて線香あげて、お骨を墓の穴に入れる。
父親が作った巨石のお墓で、その前に花を活ける小さな石の下に穴があった。
喪主の妻が箸でお骨を持ち、それを親戚一人一人が箸から箸でお骨を挟んで穴に入れる。
この後、会食(御斎)。
この時の最後の挨拶で、僕は供養として父親のメッセージを絵にしたことを話した。
これで父親の霊は仏になった。

2017年7月3日月曜日

[6032] 蛍

イエロースイレン
雨上がり 
月明かり 
ホタル3匹
庭で舞う 
…少しホッとする

2017年7月2日日曜日

[6031] メルシー

日曜日、個展会場には普段よりお客さんが多い。
と言ってもチラホラだけどね。
お客さんの一人が「今日は日曜日だから、人が道に溢れ並んでいるんじゃないか」と言っていたが、雅叙園じゃあるまいし、ここは山形、それも村山ダズ。
ところがおおおお、メルシーボクがやってきた。
会場は古民家なので囲炉裏でコーヒー。
「OH! これキリマンじゃろ!」

2017年7月1日土曜日

[6030] 現代美術

3月に突然現れた現代美術通の僕のストーカー男からメールが来た。
雅叙園の展示会を見に行って「がっかりだった」と。
自分の感性に正直でいいのだが、ズケズケとよく言うよな、ほんとオカシな奴だ。
しかし僕の新境地の『プリズム』作品が生まれたのは3月の彼の意見が心に引っ掛かっていたからだと思う。
苛つくが不思議と彼の言葉を気にした方がいい進展があるのだ。
今日のメールの言葉は、自己探求せず自己正当化して誤魔化している僕に喝を入れたようで、もっと新しい境地に向かわせた。
フフフ、おかげでいいのが閃いた。
ところで考えてみれば最近では僕の周りでアートの先端や現代美術を話せる生な奴は彼ぐらいしかいない。
死ぬ時にやっておけばよかったと後悔しないためか、彼の言葉は僕の不意をつく。