2013年4月30日火曜日

[4107] 現実

大型作品を焼いてもらうために次年子(ジネゴ)窯へ行く途中、車の中で思った。
 最近よく四十五十代ぐらいのオヤジ共が若者に「夢など追ってないで、現実を見ろ」などと言う。オヤジ共の現実とはたぶん「お金」のことだろうと思う。でも僕の若い頃は「大きな夢を持て」とか「若者よ、大志を抱け」だった。その方がカッコいい。未だに僕はそうだ。なぜなら現実こそ夢や幻だからだ。敦盛の「人生五十年、化天のうちに比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」が身に染みる。
 大型作品は思った以上に重い。

2013年4月29日月曜日

[4106] 模様替え

ゴールデンウィーク。この時期はもう十年以上、東京で個展だったので、家にいることにどうもいまいち慣れてない。今年は二十二周年記念ということで、もう二月に個展してしまったのだ。この時期を家で味わえるのは良いことだが、朝は妙なお神楽が来て獅子舞いに頭を噛まれるし、いつも個展でハイだったので、妙に身体が騒ぐのだ。まあ、春のせいもあるだろうけど。
 暖かくなってきたので、家の中の植物を外に出し、夏に模様替え。
 指は完治したけど、小さいのにハマっているので、今日も『うき猫』を作る。もっと小さいのをくっ付けてやった。とりあえず足元に米粒。

2013年4月28日日曜日

[4105] 猫は小判

今日は玄関側にあるケヤキを川側に移植。このケヤキは神奈川の庭に植えていたものを持ってきたもので、三年以上経つのにいまいち元気が無い。この玄関側というのは土があまりよくないのか、サクラもモクレンも育ちが悪い。そこで、まだまだ小さいケヤキだけでも移植することにしたのだ。あと鉢植えの月桂樹を土植えに。なんか疲れすぎて気持ち悪い。筋肉痛だし、風呂入ったら、うっ、吐きそう! 

「だいじょうぶか? あっ! なんで、ゲロが小判?」

2013年4月27日土曜日

[4104] アスリート

雨が降ったり止んだり、太陽が出たり隠れたり。晴れ間になったとき、雨で土が柔らかい筈と、前々から移植したかった金木犀を掘り起こす。ところがどっこい短時間でやるつもりが、かなり根が深い。時間がかかり雨が降ってきた。雨と汗で濡れながら難儀し、川際に掘った穴にやっとこ移植。
 久しぶりに全身の筋肉を使ったな。大胸筋は膨らみ、腹筋が割れた。ワシはもうすぐアスリートになるだろう。

猫「んっ? 今、なんか言った?」

2013年4月26日金曜日

[4103] トボケ

庭の楓に初めて見る花が咲いていた。他にウメ、モモ、サクラとちらほら咲いて、やっと春らしくなってきた感じ。でも寒いので薪ストーブに火。変なの? ほんとにまあ、なんちゅう取り合わせのトボケた地域なんだろうね。
 えぐれた親指の傷は固まってきたが、真ん中にヒビが入って痛しみる。まだまだ小さいもの制作ですね。今日は『トボケ猫』を作った。大きさが解るように足元に米粒。
 ある種の名作っすね。

2013年4月25日木曜日

[4102] サッチング

芝生のサッチング。サッチングとは枯れ草取りのこと。まずは草刈り機で枯れた葉をカット、それからサッチング用のレーキで奥深くの枯れ葉を引き出し、立ち上がった芝生をまた草刈り。それからホウキで掃く。風が強いので舞うわ舞うわ、気持ちいいほど枯れ草は吹っ飛ぶ。疲れたわ。
 本職の方は、まだ親指が完治してないので、またまたちっこい『うき猫』の粘土いじり。招き猫と言うより、金くれ猫のようなポーズだね。
「サッチングバイト代、くれ」

2013年4月24日水曜日

[4101] 隙間

今朝は昨日の大作を乗せるための円形の作業用回転板を作っていて、左親指を怪我してしまった。ほんの些細な傷なんだけどかなり痛い。これでは粘土いじりができない。昨日の絵日記の話しの続きではないけど、滅びないためには必ずやあるだろう隙間を探し出し、その小さい世界で楽しく安定した生活しようと小作品をいじってみる。いつもの三倍は時間がかかった。
 まあ、でもこんな感じにできた。頭に乗せているのはお米のつや姫一粒です。このつや姫って美味いよ。

2013年4月23日火曜日

[4100] 巨大化

今日は風もない快晴。削るぞ!
 生存競争、適者生存、弱肉強食と、強いもんが勝ち残るみたいな思想が一般化しているのか、作品もビルも都市もなんでもかんでも巨大化してゆく。しかしそうは言うけど、昔栄えた巨大文明は今はただの遺跡だ。そのもっと前の巨大化した恐竜時代も滅んだ。そこで一言、平家物語から「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれるものも久しからず ただ春の夜の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ」。まさに真理。
 削ることが楽しくなって手に豆まで作りながら、削りに削ってちょうどいいぐらい小さくしてしまった。まだまだワシは滅びぬようだ。

2013年4月22日月曜日

[4099] 削

晴れた、晴れた、さてと仕事仕事。作品の原型の中身作り。
 ハポスチロールは削ると粉になって、それが静電気で身体や至る所にくっ付いて離れない。これがイヤだ。そこで晴れ間を利用して外でやる。それでもくっ付かないわけではないが、部屋の中よりはずっとマシ。ところが今日は風がかなり強い。この写真では解りづらいけど、左の方の向こうでゴミ箱がひっくり返っているだろう。このあと目を離した隙にハポは風で飛ばされバラバラになって、危うく最上川へ。ハポでは無くやる気が削がれた。
 あ〜ぁ、あほくさ!

2013年4月21日日曜日

[4098] 冬・夏

雪が降っている。こんな時期に積もるわけないと思ってみてたら、どんどん大きな雪になり、あっという間にクローバーで埋まっていた緑の庭も白くなっていった。きれいなもんで、写真を撮ったら、椅子の下の緑がまるで強い日射しに当たった椅子の影のように見える。家の中は薪ストーブで暖かいので、外の雪が雪とは思えなくなる。冬も夏も混じってしまったような幻想的な感覚に引き込まれた。
 外へ出たらンツコロ寒い!

2013年4月20日土曜日

[4097] 古民家

近所で古民家ライフの集いがあるというので出かける。お蔵の中に座敷のある座敷蔵に集まり座談会。久しぶりに畳に座る。意外と寛げるもんだ。味噌作ったりなどのイベントをやってゆくんだって。こういう集いは知らない人と出会い、座談会が楽しい。
 我が家『家猫』には畳の部屋は無い。代わりに藤ムシロ。いまいち畳はダメ、琉球畳ならまだ使えると思うから、たぶん畳の周りに付いているあの縁が、あの大したことない縁の自己主張が激しいのでイヤなのだ。しかし畳はちょうど良い案配に柔らかいからどがっと座れるし寝れるしとても居心地がいい。そこで畳の新しい使い方を考えた。壁にするのだ! 猫が並んで、ツメ研ぐだろうな〜

2013年4月19日金曜日

[4096] 観察

猫など作っているものだから、創作以外の生物とか生命とかにも興味がわく。庭の草の上を猫が目覚めたばかりのカエルを追いかけている姿を観ていろいろ思索する。
 とりあえず目の前には生物以外に石もあり、椅子やテーブルなどの人工物もある。向こうには川もあり、山もあり、空もあり、風もあり、日射しもある。何もかもそろっていてまったく止まることなく時間は過ぎてゆく。……こんな言葉を思い出した。
「お腹の赤ん坊には目も耳もあるが使いはしない。でも誕生したら役に立つ。同じように今生きている人間は直接役に立たない無駄な思いや考えをする。しかしそれは死後、もっと高い魂の生活の時に役に立つ」
 僕はこれら全てを大事に観察したい。

2013年4月18日木曜日

[4095] スーパー自然

コーヒー豆を買いに川沿いを歩いて行く途中に、大きなツクシが山ほどあったので、ほんの一握り持ち帰る。こんなもんで一日の食が満たされるんだったらいいのになぁと思う。
「飽きるよ」
毎日、違うものが生えているんだよ。今日はつくしだけど、明日はフルーツとかさ。
「肉が食いたくなるよ」
肉だって地面からキノコのように生えている。キノコの頭を割ると中から肉が出てくる。
「スーパーでいいんじゃない」
タダで散歩がてらに拾うんだよ。
「わかったから、仕事仕事」
フンだ! 寒いので久しぶりにストーブに火をつけた。


2013年4月17日水曜日

[4094] 再編

昨日の絵日記『長閑』は、そのまま読むと「長いヒマ」だ。これでは失業者であって、長閑の意味合いとはあまりにほど遠い。そこで「野土花」にしてみた。でももう少し突っ込んで『野土香』にしよう。ここで思った。今まで日常使っていた言葉や既成の仕組みや方向などを改めて見直した方がいいのかもしれない、アインシュタインが子供に話したように。
アインシュタイン「月と太陽どっちが偉い?」
子供「わかんない」
アインシュタイン「月だよ。太陽は昼を照らすけど、月は暗い夜を照らしてくれるからね」

2013年4月16日火曜日

[4093] 長閑

「私は庭が好きだ!」
 今日は庭にストーンサークルを作った。一年前、この石らを持ち上げたとき、バキッと音がして、右肘をやられたらしく、重いものが持てなくなっていた。ちょいとした中型の作品を作るのも大変になっていたのだ。ところがやや治ったらしく、かなり力が出る。これが嬉しく「庭が好きだ」と公言したくなったのだ、ガハハハハハ。人間中心主義が蔓延するこの世の中、ワシは庭至上主義で行くのだ。
 石の後ろでたたずむイゴ。隣のさくらんぼ畑では、86歳のおじいちゃんが仕事の合間に芝生でボーッとしている。長閑だな〜〜〜。これでいいのに……

2013年4月15日月曜日

[4092] 鏡文字

生まれた村のお祭りなので、実家に顔を出し、八幡神社に参拝。ここの入り口の狛犬は僕の父親が寄付したものだ。当時、父親に『奉納』という文字を書けと言われ、「書け!」とは横柄なと感じた。自分はあまのじゃくに加えて世の中に完全に反抗していたので、どうせならなんか仕出かしてやろうと『奉』と『納』の両方の文字の中にある『人』の所だけ鏡文字にして『入』にした。屁理屈こねてその文字を父親に認めさせた。ずいぶん前の話しで、狛犬の台の裏に僕の名前と年代が彫ってある筈だが、見るの忘れてしまった。まだ二十代だっけ?

2013年4月14日日曜日

[4091] 電飾

朝5時半に起きて6時に村の道路清掃一時間。最近はこんなに早く起きること無いので、うだうだぶつくさ文句言う自分が出るかと思ったら、意外や意外、いつもの生あくびも眠気も無く、清々しい。早起きっていいのかもしれない。いつもより時間があるので吹雪き用に覆っていた小屋のあれこれを元に戻す。雪で沈んだ畑の石の柵を直す。パーゴラにツタを移植したので、パーゴラにつけていたいつもの電飾を芝デッキのベンチ周りに取り付ける。
 夜、風呂上がりに庭に出て、電飾つけて、歩き回り、椅子に腰を下ろし、ビールを呷る。ん〜〜、暖かい春がとうとう来たね。

2013年4月13日土曜日

[4090] 土

道路を拡声器で何か喋っている車が通る。「明朝、霜が降りるので注意してください」だって。天気がいいと思って外に出していた植木を中に入れた。こういう放送するってのはさすがに農業村だね。
 今日はハスやスイレン用の土作りをした。ところで人間はアスファルトやコンクリートで土を覆って土を無いものにしている。土ぼこりって、イヤだからね。でも調べていて解ったんだけど土ってのは大事だよ。地球の表土のいろいろ、微生物とか、人間が解っているのはほんの5%程度なんだってさ。まだまだこの足下は未知の世界なんだ。土を触らずに育った子供はなんとなく何かを見過ごしているような、可哀想な気がした。

2013年4月12日金曜日

[4089] 東北猫祭り

6月に仙台で猫祭りをやる! と山形出身の狂言師という珍しい肩書きを持つ人がやってきた。東北だけの猫作家や猫好きを集めて東北のもの作りを応援したいというのだ。今まで自分はいろんな地で猫祭りの主役のような役目を担ってきた。ところが地元の東北ではそれほど大きなことはしていない。僕はあんまり世間に役立つようなことは自ら進んでしたくないアマノジャクなので、東北をなんとかせねば! なんて意識は無い。公言してやるなんて、偽善ぽくってイマイチだ。まあ、でもこうやって復興らしきものに繋がりそうなんだからアマノジャクも捨てたもんじゃないってことだね。
 なんと、50人、もの作りが集まっているってさ。

2013年4月11日木曜日

[4088] 知識

草むしりしていると、よくドンデンガラの根元にブルーの虫を見かける。インターネットの検索機構って凄いね。あっという間に名も知らない虫の名前や性格が解ってしまった。この虫は『ヨモギハムシ』と言うんだってさ。
 インターネットとは知識の宝庫だ。しかし知識というものは車の運転技術のようなもんで、運転するには運転技術の知識は確かに大事だが、行き先は誰も教えてくれない。知識に行き先を頼ったらダメだよね。ってことで僕の行き先である猫仏像がとうとう知識以外の天から舞い降りて来た。あとは技術と知識が働く番だ。

2013年4月10日水曜日

[4087] 神様

依頼されている猫仏像の作品だが、イマイチ突き抜けたアイデアが降ってこない。庭いじりして頭を空っぽにしても、未だに降りてこない。もう猫の神様に見放されたのかもしれない。そこで今日は歩いて温泉に行ってパン屋でバカ話。そこで風呂桶陶芸家の風呂道夫妻と出会い、帰りに家猫内を案内し、たまたまお蔵入りになっている数々の作品を見せた。
 あっ! まったく意味のない作品がいた。たかが人知、そんな狭い考えなど及びもしない作品に感じた。
 もしかして、あなたが神様ですか? 
 「そうだ」

2013年4月9日火曜日

[4086] 本来無一物

雪囲いを外し、もらった果樹を片付け、もうへとへと。とてもいい天気なので、パーゴラにハンモックを取り付け昼寝。パーゴラの柱の根本に移植したツタには新芽が出ていた。嬉しい。
 こんなところで午前から寝てると、人も羨むようなことしているように感じる。贅沢なことしている風に見えるからだろう。しかしこれはどこかの高級リゾート地に滞在しているわけでもなく、別荘地にいるわけでもない。お金をすこぶる使っているわけでもない。反対に金にもならないけっこうな労働している。
 たぶんお金より自然をすこぶる満喫しているから本質的に贅沢なんだろうね。ド田舎なのに。
 禅の『本来無一物 無一物中無尽蔵』という言葉が過った。

2013年4月8日月曜日

[4085] 名医

「自然に触れよう」などの言葉があるけど、よくよく考えてみれば、自然と人間が切り離されているわけでなく、大気に包まれているわけだから、人間は自然の一部だ。四六時中自然に触れている筈なのに、「自然に触れよう」などという言葉があるのは、やはり母なる大自然を人間は舐めていると言うか蔑ろにしているからだろうね。
 とにかく庭いじっていると泥にまみれるし、疲れるし、ときどき怪我だってするからあんまり良いことない気がする。それなのに庭仕事が清々しく心地良いのは、頭が空っぽになって、身も心も自然治癒力に包まれるからではないだろうか。自然は名医だと思う。

2013年4月7日日曜日

[4084] 春の嵐

昨日死んで、今朝生まれ変わった。庭にクローバも増えてきていい感じ。庭の草むしりをしたいのだが、生憎の風雨。ココシュカの『春の嵐』の絵を思い出した。好きな絵だ。
 昼過ぎ、空を見ると雨が上がった。風は強いがチャンスとばかりに、草むしりでは無くミツバツツジとブルベリーを植えた。ミツバツツジは神奈川に住んでいた頃、他所で見て、自分の庭に植えたのだが、大きくなる前にここに引っ越して来たので、あの美しさを体感していない。
 ここで味わうぞ〜

2013年4月6日土曜日

[4083] 過労

昨日は断食開けに充実しすぎるぐらいに活動しすぎて、その後、日本酒なんかゴクゴク飲んだりして、倒れるように寝込んだが、すぐに目が覚め、もはや眠れない。興奮し過ぎみたい。
 今朝は、前から約束していた薪ストーブの薪にするための伐採した木をもらいに、車で四十分の果樹園に向かう。二トン車に積むほどの量。
 過労だ。気持ちワリィ、吐きそう
。もう死んだ! 

2013年4月5日金曜日

[4082] 充実

断食も明け、心も空も晴れ晴れだ。頭や身体に溜まっていた汚れが落ち、今日一日何もかもが充実していた。
 朝は庭のドンデガラとか言うしつこい草むしり。手に豆を作ってしまった。その後、制作作業で弁慶の泣き所を打って血が出て腫れた。このような少々の怪我は僕にとっては良いことなのだ。頭に纏わりついていた意識が怪我に向かうことで生きる力になるんだ。
 昼から小田原出身の芸工大生がやってきて、助っ人としての初めての話し合い。なかなかいい感じの若者だった。
 夕方から大作の中抜き。何もかも一歩前に向かったような気分だ。脛が痛いけど。

2013年4月4日木曜日

[4081] ガールズ農場

ガールズ農場の社長さんがウルイを手土産にやって来た。なんと美しい美味そうなウルイだ。
 彼女が来たのは、僕がガールズ農場の作品を作り、農産物のラベルとかにすることでだけど、まあ好きなように使ってくださいと、仕事の話しはさっさと流して、農場の話しを聞く。やはり農場経営は大変らしいね。谷岡ヤスジの絵のようなとんびが円を描いてピーと鳴く大空の下で、長閑に畑を耕す農業ではなくなっているんだね。
 そうだ! 今度、谷岡ヤスジの漫画でも貸してあげよう。

2013年4月3日水曜日

[4080] 自然貢献

飯も食わず、只管打座。するとピニャモが膝に乗って来て、一緒に池の波紋を見る。
 波紋はビッグバーンに見えた。宇宙はビッグバーンで始り、そのうち太陽ができて、地球ができて、自然ができて、人間ができて、人間社会ができた。『社会貢献』という言葉をよく聞く。人は社会の一員だからだ。しかし、よく見れば社会は自然の一部、地球のほんの一部、宇宙のカスみたいなもんだ。社会貢献もいいけど、それと共に自然界にも貢献しなければならないし、同時に地球にも貢献しなければならないだろう。
 

2013年4月2日火曜日

[4079] 仏観

今日は断食三日目です。
 作らねばならぬ仏像がある。面白いアイデアでも降ってこないかと、静かにいろんな仏像写真集を眺める。なにしろメシの時間がないものだから思う存分研究できる。ところが父親が去年の暮れ(2012/12/28絵日記[3984])に書いた『自叙伝』の番外編を持ってやって来た。なんと艶っぽいものを書いたらしい。父親の色恋など読みたくねぇ〜〜。
 まったく、僕の大切な静寂が台無しじゃ!

2013年4月1日月曜日

[4078] 断食二日目

春です。浴槽の金魚を池に返す。プチ断食二日目。朝はリンゴジュースの寒天、夜は豆乳の寒天のみ。腹減っているから、めちゃくちゃ美味いわ。あとは水をがぶがぶ飲んでいた。断食の良いのはやる気と創造力が湧くことだ。身体が「このままでは餓死する、生きねばならん」とでも思うのだろう。おかげで今年の秋の大作の情景がみるみる浮かんできた。