2014年7月31日木曜日

[4964] 順調

十日位前から、身体の左側の腰から足の付け根辺りにウルシに負けたような、虫に刺されたようなプツプツと赤くなって、痒いので掻いたら広がった。このまま治るかと思っていたら、昨日から赤くないところの股に近いところを押すと痛い。気になる。
 しょうがなく病院へ行く。どうせ塗り薬かなんか貰うのだろうと思ったら『帯状疱疹』です、と。なんじゃそれ? 「身体の左右どちらか一方の神経にそって帯状に現れるもので痛みと赤い斑点水ぶくれ。過労やストレスによって60歳代を中心に50歳代から見られる。身体に潜んでいたヘルペスウイルスの一種」だってさ。
 ふ〜ん、ワシ、順調に年を取っているんだ。

2014年7月30日水曜日

[4963] ホテル

今日は丸善仙台アエルで今一緒に展示会している滋賀県の猫仲間のお姉さんがやって来た。近所や家や個展会場を案内し土産にマコモを持たせ、帰った。マコモは風呂に入れると風呂水が腐らず一年は捨てずに入れるとかいうもので、飲めば身体にもいい。大昔父親が家の風呂に入れてた。
 夜はクソ暑いので温泉に。碁点温泉はホテルなのでかなり広いロビーがあり、ゆったり深々のソファが置いてある。これまでの人生でツッカケ履いて濡れた手ぬぐい頭に乗っけてこんな広いロビーで寛いだことはたぶんない。普通のホテルなら追い出されるだろう。
 知人の絵描き若者やら風呂上がりの娘さんらがいて、少しのんびり語った。何気に贅沢な、いいとこだなぁ! ここ。
 写真は芝デッキの朝顔。

2014年7月29日火曜日

[4962] 今生2

基礎だけやって放っといた薪棚作りをやる。ちゃんとした設計図面を書いて、それに合わせて材木やら材料を買っておいた。あとは寸法通りカットして組み立てればいいだけだから簡単。
 その筈だったのに、図面を見てもいろんな所が抜けていて解らない。頭の中にあると思って、けっこう適当に書いていたみたいだ。しかし今は頭空っぽ。またいちいち寸法を測り直しています。
 ほら見ろ。昨日絵日記に書いたのはこういうことなんだろうね。この図面は一ヶ月前に書いたものだからまた復活できるが、前世はまるで思い出せないだろう。来世を今生と同じように一からやっていたのでは、また同じとこで躓くだろう。つまらん失敗をしないように、今生でしっかり学び身体に染み込ませておかないと。来世もまた戦争しているようでは、呆れ返ったバカだよ。

2014年7月28日月曜日

[4961] 今生

今生はひとつひとつ困難を乗り越えて前に進んでいるけど、何もかも全部をクリアーするには、この百に満たない数十年の人生では間に合わない気がする。だから焦ってしまう。死にきれなくもなる。けど、そんな心配はない。
 そんな時のために来世が用意されているんだと思う。仏教は優しいもんだとつくづく思う。だってキリスト教は審判されるんだから怖い。
 今生から来世にズレなくバトンタッチして進むためにも、今生は一歩一歩しっかりと前に進まなければならない。間違ったりズルしたり悪さしたままだと来世がまた一からやり直しだ。
 前世もその前の前世も一つ一つちゃんと進んできたからこそある今生なわけだから、今生を何かに捕われたまま生きてたら進めない。あと何世生きればちゃんと全部すっきりするのかは解らないけど、今生は今生で今生なのだ。

2014年7月27日日曜日

[4960] 東京から客人

昨日の暑さがどこへやら。今日は風が強く涼しい。
 写真は庭の前を通り過ぎる最上川の船下り。「左の丘の上に建つ変わった建物は猫なんです。‥‥」と船頭さんによっては話し好きなのがいて、面白おかしくお客さんに説明するんだ。
 きょうはわざわざ東京からお客さんが来た。それにしても今日は涼しくて良かった。昨日やって来てたら、あの暑さで、もう二度と山形なんかへ来るか! になっていたかもしれない。天気で旅の気分も変わる。
 まあ個展後もいろいろ案内して楽しんでもらったさ。蔵民宿は素晴らしいと感動していた。この辺りのおじさんおばさんはすこぶる優しいからね。それにしても夏が終わったように夜は寒かった。

2014年7月26日土曜日

[4959] インド映画

今日はクソ暑い。まるでインド来たような。
 個展会場は古民家なので冷房は自然の風。もともとクーラーとかという代物は好きでないので、全然苦にならない、けどスゴい暑いっす。
 最近、ワシ、インド映画にハマっている。その中に出てくるわけ解らんインドのダンス。これが暑さなど蹴散らすほど笑えるし感動するしダサイしカッコいい。なんか底知れぬスゴいものを感じる。あの明るさを身に付けてみようとインドダンスを練習しながらお客さん相手していたら、そりゃあもう楽しいが、この暑さも相俟って背中に汗がたっぷり。その形が、ハート形! さすが愛のインド映画っすね。

2014年7月25日金曜日

[4958] 水の星

三日前にやった草刈り。一時間以上も草刈り機を左右に振って歩いたので、腰がおかしい。ぎっくり腰の手前のような気持ち悪い痛みだ。二晩、ちゃんと眠れなかったぞ!
 朝、「絵、うまく見えるね」とSSはアトリエに来てできあがりつつある絵を見て言った。
 「うまく見える」ってのは皮肉まじりである。SSのアートに対する視点はなんとなくわかるし見る目もある、ややね。それに滅多なことでは褒めたりしないし妥協もしない。加えて負けず嫌いで正直者のSSの性格だから、この言葉は最大の賛辞だ、と受け取った(ポジティヴ・シンキング)。
 ワシ、褒められると調子に乗るタイプなので、ますますやる気が出た。このままどこへ行くか解らんけど、筆の示すままに行ってみようっと思う。

2014年7月24日木曜日

[4957] 猫かぶり

今日は新聞の取材。
「猫は好きなんですか?」という質問に「好きじゃない」と答える。なんかさ、質問の裏に、ワシが子供の頃から何より猫が好きで、猫を抱いて寝ていたというような異常猫愛の性格を期待しているような。実は猫なんかどうでもいいんだもんね。よくアーティストが自分のテーマを見つけるのに、子供の頃から何々が好きだったとか言うけど、あまりに稚拙だ。
 ワシはアートでないもの探していたら、たまたま猫にぶつかってしまった。でもあまり猫ネコしてもこそばゆいから、猫だけど猫でないものを創作。よく見ると人の顔が猫になっただけのような。まるで猫でないのもいるし(写真)。人間のように正座しているし、人間のように大の字で寝ているし、アトムのように空を飛んでいる。どう見ても猫でない。でも家を猫にして猫狂いのようになってみせる。
 猫かぶっているんですよ、ワシ。

2014年7月23日水曜日

[4956] 性質

絵を描いていて思う。絵のタッチというか癖というか、僕らしさなんだろうけど、二十代の頃とまったく変わっていない。どっからどう見ても自分なのだ。今の絵が二十代の頃と変わりないのだから、たぶん三歳のいたずら書きからずっと変わっていないのだろう。年期や努力によって表面上は多少上手くなったりしているんだろうけど、顔や声とかと同じで本質は変わらないんだろうね。
 目の前の猫だって、性格性質は生まれた時からずっと変わりない。ピニャモだけは赤子の頃は酷いビビリで人が近づくこともままならなかったが、こうも人懐っこくなろうとは。環境が居心地良ければ本質が捻れ腐ることなく、ちゃんと育ち花咲くということだろうか。僕の絵も花咲きつつあるような予感がします。

2014年7月22日火曜日

[4955] 満月

いい天気だ。
 個展の疲れを癒しに温泉へ。露天で寝てしまい、暑いと思って目が覚めたら日焼けしていた。ますます疲れが増し、帰ってまた寝た。そろそろ草刈りせねば。
 昨日のこと。
 でかくて重いン十万のニコンのカメラを持っていた彼はおみくじで『月猫』を引いた。その流れで、空ニャンを満月の中で飛んでいるように撮影した。そして買って帰った。だからこの写真の空ニャンはもう会場から飛んでいってしまっていないのだ。
 それにしてもまだ眠い。

2014年7月21日月曜日

[4954] 風に吹かれて

民間の飛行機が撃ち落とされたんだってよ。
 一昨日まではメチャくちゃに狂ったような笑っている絵を描いていた筈なのに、途中からとても悲しい涙にまみれた顔になった。それがやっと少し穏やかになった。
 遠くでボブ・ディランの『風に吹かれて』が聞こえていた。

 日本語訳
『どれだけ道を歩いたら

人として認められるの?

いくつの海を越えたらハトは

やすらぎを得られるの?

どれだけ砲弾が炸裂したら

闘いは終わるの ?

友よ、そのこたえは風に吹かれている

答えは風に吹かれている』

2014年7月20日日曜日

[4953] アイヌ

アイヌを研究しているという東京の女性が個展会場に来た。
 ワシが個展しているここ最上徳内記念館は日本で初めて北海道を探検調査し『北方地図』や『アイヌ語の研究』などの著書を残した郷土の偉人最上徳内さんを記念する建物。記念館の庭には池があり、池の真ん中が北海道の島になっている。個展会場の隣にはアイヌ人の生活していた家『アイヌの館』なるものが建っていて、中には熊の剥製がある。展示ルームにはアイヌのいろんな資料もある。
 女性はアイヌの研究のために記念館に来たので、ワシの個展など知る由もない。回っていたらワシの展示会場に出くわした。『わじんのおみくじ』の文字を見て言った。
「アイヌだからわじんなんですか?」と。
 あっ! 今までワシの名前とアイヌの因果関係に気付かなかったとは、迂闊でしたわ。

2014年7月19日土曜日

[4952] 年寄り

個展会場に年寄り3人組がやって来て、のんびりと作品を眺め、それから上がりかまちに座ってワシの出版物を眺めている。普通の人はパラパラと捲って終わりなのだが、3人組は図書館にでも来たかのように、物音立てずに、ちゃんと写真を見て、文字もちゃんと読んでいる。他にお客もいなかったので、3人を眺めていたが、見ているだけでなぜか笑えた。どっかで味わったほのぼのした風景だ。そうか、動物園だ! 沈黙の年寄りグループってのは動物園の動物にかなり近いことを発見した瞬間だった。なんとも微笑ましい。
 そこへ見知らぬお客さんが来た。年寄りは顔を上げ、お客さんをジッと見つめ、「誰?」と言ってワシを見た。知るか!

2014年7月18日金曜日

[4951] コーヒー豆

無駄に3時間も焙煎して失敗だったコーヒー豆を、昨日再度60グラムだけ焙煎した。15分ほどで見た目はいい感じ。飲んでみたがちょいと苦みが出過ぎだけどまあまあ。試しに倍の量でもやったが、また時間が長くなり過ぎ、アルコールのフタの脇から火が出た。
 結論:この焙煎器で生豆は50グラム程度。 
 今日、人間ドックに行ったら、いつも飲んでいる手焙煎の豆まろさんと会った。自分の失敗から疑問を持ったので少し質問。驚いたのは一回の手焙煎で、プロだからワシの飾り物のようなものでなく大きないい焙煎器で1キロとかやるのかと思ったら、なんと! 200グラム以下。一日5時間。これが毎日。大変だ! 公務員を辞めた後の夢とは言いながらも60歳過ぎている。
 手焙煎にこだわるわけはやはり味。手焙煎の豆を売っているところって全国に2軒しかないらしい。当然、自分の方が美味いと言っていた。そんな希少価値だったとは、、ってことはもしかして、何気に日本一美味いコーヒーを飲んでいるの? 

2014年7月17日木曜日

[4950] 変身

ワシ、猫が化けるという摩訶不思議感覚を抽出して、猫がいろんなものに化けた作品を作っている。
 昔からこういうメタモルフォーゼが好きだ。輪廻転生という考えにも興味がある。虫の変態も好きだ。芋虫がチョウになるなんて、蛹の内部で何が起こっているのだろう? まったく不可思議だ。
 午前、草刈った草を掻き集め、ポイ。これをしないと草が腐ってハエが湧く。晴れれば枯れて別に平気なんだけど、梅雨だからね。ハエってインドではマッキーって言うらしい。その『マッキー』というボリウッド映画を昨晩見てしまったが、けっこう面白かった。生まれ変わりがハエというのもいいし、やはりインド映画だから歌うわ踊るわ。アメリカの映画の『ハエ男』も好きだけど、あれは科学的変身だ。東西の違いなんだなぁと思った。
 こんなこと思うのは次に変わる準備かしら? なんになるんだろう? ワシ。

2014年7月16日水曜日

[4949] 超絶技巧

雨降り。
 毎日のことだけど、朝起きたら、各窓のブラインドをあげながら住居側からアトリエへ向かう。そのまま植物に水をあげながら戻って来て、歯を磨くのだが、最近はアトリエの壁に貼ってある描きかけの絵を見てしまい、そのまま絵描きをしてしまう。粘土でこういうことはほとんどない。だいたい描くものはおおよそ決めているのだが、一枚の絵の中で形も色もしょっちゅう変わる。描くものさえ最後までままならない。筆さばきも上手い下手はあんまし興味がないので雑で適当でいい加減。だから微妙な変化が表れ、思いもよらないいい感じになったり、逆にマズくなったりするから喜びもがっかり感も多い。毎日完成して毎度不完全。
 この絵は猫舌を描いていたつもりだったが、長舌になり、超舌になり、超絶技巧になり、気分は上手さを克服してしまった。かなりの快感。さて次は何を超えようかなぁ〜

2014年7月15日火曜日

[4948] プロ

草刈っす。このクソ暑さで手ぬぐいとシャツ、絞って出る汗の量が半端じゃない。
 昨日の焙煎器についてネットで調べたら、生豆の量は50グラムみたい。昨日は300グラムやったから、完全に間違っていた。それを二時間以上やっていたからアルコールランプもおかしくなるわけだ。しかし50グラムは少ないなぁ。焙煎すると減って45グラム。一日で飲むコーヒーに40グラム弱使うから、やや一回分。ほぼ毎日焙煎やらねばならない。こんなこと毎日やってられないぞ。草刈りだって、絵描きだって、粘土いじりだって、猫や亀や植物の世話だって、もっといろいろある多忙な身なんだから。隠居じゃあるまいし。
 やっぱ、近所の手焙煎コーヒー豆を買うことにしましょ。プロっちゅうもんはちゃんとした味を他人に売るほど焙煎するんだもん、偉い!
 まあ自家焙煎はたまに暇な時、やることにしようっと。フンだ。

2014年7月14日月曜日

[4947] 大失敗

ハスが咲いた、ものの、この水鉢は白いハスの筈、??
 コーヒーの生豆を買った。生豆から焙煎なんて初めてのことで、たぶんめちゃくちゃ美味いコーヒーが飲めるのでは、と期待に胸を膨らませ、午後2時半から始める。だいたい30分位でできる筈だから、3時は至福の時だろう。
 さてと30分過ぎたけど、まだまだ色は薄い。情報ではパチンパチンと弾け鳴るらしいが鳴らない。見るとアルコールランプの芯以外のところから炎が出ている。ヤバい! 火を消し、どんぶりに氷を入れてランプを冷やす。冷めてから、また焙煎。このようなことが3度あって、やっといい色になったが固い。湯を入れても膨らみがあまい。飲んだけどイマイチ。こりゃあ、アルコールの入れ過ぎ、それに生豆300グラムは多過ぎ、などなど大失敗。
 あ〜、白いハス〜、美味いコーヒー〜、何処へ。

2014年7月13日日曜日

[4946] 猫だけに

朝顔が咲いた。
 個展三日目。あまり見たことのない雰囲気の、役所のお偉いさんだろうか、どこぞの社長さんだろうか、年配のきりりとした二人組がやって来た。ちょいと言葉を交わしたがシャレも利く。一般的にこのような社長っぽい人はシャレがへたで、作品もあっさりと眺めるのだが、今回の社長風は作品にかぶりつくように、しっかり細部まで見ている、というより観察している。かなり作品にも感心しているので、ちょいと社長に興味がわいた。帰りしな、お仕事は? と尋ねたら、なんと! 警察の方だった。なるほどこういう人が警察なんだと納得。
 最後に、何かあったらよろしくと挨拶したら、「ねずみ取りの時はお願いします」と返事が返ってきた。 うまい!

2014年7月12日土曜日

[4945] 神懸かり

台風で外していた日除けを取り付ける。それだけで大汗かいてしまうこの暑さ、真夏ですね。
 さてと個展二日目。土曜日と相まってけっこうお客さんが多かった。今回の作品群の経緯はとても面白いもので、ワガジン3の本に載せてます。
 1999年の7月、今はもはや知る人ぞ知るエピソードになってしまった『ノストラダムスの大予言』というヤバい年月に起きた、ワシと猫世界を立ち上げたもう一人のお方が原因不明の病で倒れたことがきっかけ。お見舞いの言葉を考えていたら、100の言葉が天から舞い降り‥‥云々。それは話せば長い不思議な物語なのだ。要約すると神懸かりに近いもの。
 まあ来て見て楽しんでくだされ。

2014年7月11日金曜日

[4944] 個展初日

台風は去ったようだけど、じめじめ、お客を期待しなかったが、まあまあの入り。
 写真は『こめやかたゲストハウス』の面々。左はチェコの二十歳の美人さん。今、ゲストハウスには外人3人が泊まっているらしい。ワシの隣の手ぬぐい姉さんがゲストハウスの女将の奈緒ちゃん。その隣が助っ人。
 田舎の人たちはなんとか田舎に人を集めようといろんなアイデアや企画を考える。だがイマイチ弱い。なぜなら意識の深くで「田舎に人は来ない」と思っているからだ。そんなマイナスな意識では何やってもダメだ。田舎の偉い方々は外国や他所を見習おうと旅行するが、出かけるところはある程度の町で都会だ。中央のお偉い方も同じだけど。ところがこめやかたの女将は違う。外国のド田舎に行くし、宿など決めない。新婚旅行でいったニュージランドだって宿決め無しで出かけ、泊まったのはドミトリーだってさ。すばらしい。彼女の意識に都会も田舎もない、世界は一つなんだと思った。
 皆さん、近くの人でも一度こめやかたのゲストハウスに泊まってみるべきだね。金ではない真の生きる力が手に入るかもよ。

2014年7月10日木曜日

[4943] 空・寝る・遊ぶ

今日は搬入展示空間作りです。
 目の前の最上川はかなり増水しています。なぜかそわそわして雨が降っているにも関わらず外に出ていろんなことをしたくなる。ワシの内部の動物的何かが蠢くんだろうね。この行動力が、今日の展示にいい影響を与えたようで、いつも以上にテキパキと事は進み、いい展示空間になりました。階段の上り下りにすこぶる疲れたけど。
 おみくじ猫百覧会もいい感じに並んだので、皆様おみくじを引いて遊んでくだされ。
 意外だったのは巨大な大ねむり猫『招寝子(まねきねこ)』が和室に寝そべり、なんとも言えないいい空間を作り上げました。で、空中には『空ニャン(くうにゃん)』も浮かんでます。
 この三タイプを一言で、『空・寝る・遊ぶ』。
 

2014年7月9日水曜日

[4942] 個展準備

大雨です。明日も大雨らしい。明後日から個展が始まるので、明日午前が搬入展示だ。今日、雨に濡れないように作品を車に積む。結構な量があるので、一苦労。
 個展初日の明後日はもっとすごい雨というから、晴れ晴れ清々しく始まり始まりということにはならない。優雅で高価な着物でも着て行こうと思っていたのに、止めだ。
 雨の日の荷積みの力仕事はやけに疲れる。それに眠い。汗でべとべと、寝ようっと。なんか臭いな? 
一句:「加齢臭 死臭でなくて 良かったね」

2014年7月8日火曜日

[4941] 前進

池のスイレンが同時に7種類全部咲きました。新参もののあのピンクのデカイヤツ(右端)もまだまだ控え目だけど、前より花を広げました。まだかまだかと心待ちしていた濃いピンク(左端)の花もとうとう咲きました。そこで池の周りに四種類の風鈴を下げて、日本の夏を演出してみました。
 昼過ぎ東京からのお客あり。上海で展覧会やりませんか? という話し。そこのギャラリーは立体よりも絵が主体らしい。ワーォ、絵が描けるぞ! この間の個展では自分でも納得ゆくいい絵が描けて、立体と同じくらいに平面でもやっと自由を手に入れた気分だった。絵を発表できるなんて嬉しい話しだ。へぇ〜、しかしうまいこと繋がったな。少しずつだけど前へ進んでいるんだろうね。

2014年7月7日月曜日

[4940] ワイン

源八酒屋さんで、コーヒー飲みながらワインについて話しを聞く。
 一般のワインは葡萄が農薬漬けで軟弱だから酸化防止剤を入れる。薬を飲んでいるようなもの。ところが自然派ワインなるものはそんなもの入れないでも立派。だから美味い。しかし裏ラベルに酸化防止剤と書いてあるじゃない。自然派ワインも入れるの? と尋ねたら、そうではないらしい。よくよく聞けばなるほどと頷ける。
 日本酒だって、昔は1級酒2級酒ぐらいしかなかった。巷のワインはまだまだその辺りなのかもね。目の前の雑誌ブルータスを見たら源八さんの名前が出ていたのに、ビックリ、美味いワインを勧める人じゃん! 他のページを捲ったら、自然派ワイン作りの奇才フランスのジャン・マルク・ブリニョさんの特集が。ワシがハマって箱買いしてしまったワインを作った人だ。なんと、フランスから日本の佐渡に移住。佐渡で純粋なワインのために葡萄栽培から取りかかるんだってさ。数年先になるだろうけど、しっかしこんな人がいるってことが面白いわ! 

2014年7月6日日曜日

[4939] 個展

個展のポスターができました。
◉『おみくじ猫百覧会』◉
7月11日(金)~8月19日(火)まで、水曜が定休日。
場所は村山駅近、最上徳内記念館です。
問合せ:0237-55-3003
 おみくじ以外にも作品出します。
 今回は山形ディステネーションキャンペーンということで、遠くから来られる方用に宿泊施設を4タイプ紹介しますね。
1:碁点温泉 これは露天風呂と、おススメは柵のない温泉プールですね。水着持ってきてね。まるでバリ島のプールって感じ。
http://www.kur-goten.jp/
2:蔵民宿あおやぎ 一日一組限定のお客さんだけで、名前の通り広い蔵に泊まる。中はかなり涼しい。落ち着いていいい感じよ。
http://aoyagi-kura.com/
3:こめやかたゲストハウス ベットだけ借りるインド一人旅のような安宿。楽しい人々たくさん。
http://komeyakata-gh.wix.com/komeyakataguesthouse
4:家猫の庭の端にテント テント持参。トイレと水は公園の。ワシに話しかけないでください。

2014年7月5日土曜日

[4938] 招待

今日は涼しいので草刈り。それでも大汗かいてしまった。
 夜は、この間やった庭でのインド祭り&ライブを仕切ってくれたパン屋KIが庭貸してくれてありがとうということで、ワシなどこんな遠くへ飲みに行くこともない天童市のレストランに招待してくれた。けっこうオシャレで、料理もうまい。
 最初にKIに会ったとき、パン屋内でDJありのパーティをやっていた。それ見てうちの庭でライブやろうゼと話ししたのが山形に引っ越した2009年。今回はある意味でその話しが成功したわけだ。なら、今度は庭を若手ミュージシャンの登竜門にしようなどという話しになった。「あの猫の庭でやったの! ダサっ!」と言われないようにしなきゃ。まあ話しは叶わなくても愉快、叶ってラッキーで、いいんでないの。まあ、楽しく飲んださ。

2014年7月4日金曜日

[4937] 次への進化

こんな言葉を思い出した。
「全ての動物は自己中心で、自分のために生き、自己を繁殖させ、自分のエサやエネルギーを掻き集める。人間もそのような動物だが、それらに加えて人間には利他心なるものがある。戦争とかの社会的犠牲ではなく、まったくの赤の他人を助けるために自分の命を捨てる人がいる。これらの行為は動植物も彼らの命を我らに捧げているので同じように思える。ところが他人の命を助け、自分の命を失ったとき、無関係な周りの人間までがそれに感動する。つまり人間には利他心に感動する性質があるのだ。これこそ人間としての進化である」
 確かにその性質は人間以外の動物にはなさそうだ。すばらしい! 人間は進化として『利他心に感動する性質』を得たわけだ。
 そこで思った。動物は海から陸へと空間を広げ進化した。これからは、自利から利他への進化が人間の精神を広大なものにしてゆくのだと。
 おい、自利よ、利他が進化だってこと、頭の隅に入れておいてくれ!

2014年7月3日木曜日

[4936] おみくじ箱

7/11から8/19まで最上徳内記念館で個展をやります。内容は今WEBの表紙になっている『おみくじ猫百覧会』という本の中身。これは二十年ほど前、最初の猫展で絶賛(自己評価)を浴び、これまで人気が続いている展示会だ。お客参加型展示会で、お客さんは100までの数の一つを無作為に選ばされ、その番号のおみくじを引く。またその番号にリンクした作品が100体並んであり、一つが今日のあなたの福猫となる。展示会は撮影禁止だが、特別にその作品を撮影でき、携帯待ち受けにできる。なかなか他に例のない新しい楽しい展示会でしょ。
 今日はおみくじを入れる箱の大工し、やっと完成しました。

2014年7月2日水曜日

[4935] 自利と利他

敵って何? 
 シンプルに考えて、腹減るからエサの奪い合い。弱いものから奪う。エサを真ん中に置いて、強い者らが敵対する。戦争だ。ってことかな。
 さて「奪う」の反対は「与える」とか「捧げる」だ。『おみやげ』とは、動物達が身を捧げるというアイヌ語から来ていると誰かが言っていた。お土産はもらったら嬉しい。ワシなんか寛大だから喜んで倍返ししたくなる。
 奪う自利の村と捧げる利他の村の比較で、数学で検討した結果、自利の村は破滅し、生き残るのは利他の村らしい。この頃の世の中は自利がジリジリと心を侵略し、利他がリタイヤしているような。破滅に向かっているような感じだ。そろそろ考えの根本を自利ではなく、ギブ&テイクでもなく、ちょっとでいいから利他の視点からも考察してみようぜ。
 最後は命を自然界に奪われるんではなく、捧げるんだ。そんなに焦って捧げる必要もないけど、他人の思考の犠牲で早めに奪われるのはごめんだね。

2014年7月1日火曜日

[4934] 蔵民宿

久しぶりに散歩。近所の『蔵民宿あおやぎ』さんが、招き猫が欲しいというので持っていく。お客さん一組だけ泊まれる民宿で、写真の蔵に泊まるのだが、なんと入った瞬間ひんやり涼しい。4度ぐらい低いそうだ。それにこんなに広いとは。
 新しい下駄を履いて歩いてきたので、足が少々痛いと言ったら、民宿主人は60半ば、この間山形駅から電車乗って寝込んでしまい、村山駅を通り過ぎ、終着の新庄駅まで行ってしまったらしい。駅から追い出されたので歩くこと4時間、隣の駅に着く。朝になり電車が通ったので、それで帰ったとのこと。すげえ! 話しは続き、この間民宿に泊まったお客さんは80過ぎた夫婦、70頃から山登りを始め、年間250日は山だって。日本各地の山はほとんど制覇。それどころかエベレストも登ったって。一番きれいな山はキリマンジャロだったってさ。唖然!!!