●風の時代
要ちゃんがやって来た。『風の時代』という話になった。雨にも風にもまけるわけがない私にはどうでもいい話だ。時代は現場が先でその時代の変化の目立ったところを占いに合わせ、だから今は風だと占いが手柄を取るというような前後が転倒したもの。それに私は星占いも占い全般も信じるほど心は汚れていない。要ちゃん曰く「時代がそういう時代なら軽い感じでそれに便乗しちゃう」と。さすが軽業師、前職が舞台造りでスターをワイヤーで飛ばす仕事に従事していた。マドンナ、レディガガ、アンディ・ラウなど。彼こそ定住しない風だね。
風を考えてみた。これまでのシステムが綻びネットによるシステム再構成がなされている。情報は風に流される雲のようにあっという間に過ぎ去るシステムだ。近所の若者らは小さな集団を作り、他の集団とつながり、風のような情報を交換し爽やかな風を交歓し風に乗って巡り渡り歩く。ネットの中でグループを作りその情報は課金制になるから情報という風が金に変わる。どこもかしこもそんな政経と結びついた小集団そして集団とともに成長する青いリーダーがいる。リーダーらはノマドや旅芸人、いや雲水に似ている。雲水と言えば坐禅だ。情報という名の風にまけるわけがない坐禅の時代になったのかしら。
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