2018年3月25日日曜日

[6297] 爽快

●総会は爽快
 僕はこの村の6組の組長だ。今日は公民館でこの村の年度末の総会がある。今年度で組長最後。1~6組までの全戸、一戸から一人、50人ちょい。今年度の事業実績やこれからの予算をどう使うか、この村の発展を話し合う。
 まずは朝、お稲荷様に祈願してから始まる。僕は朝からお腹の調子が悪いので、さっさと終わればいいと思っていた。
 1時半、総会が始まった。この村の市会議員も参加して話は進む。後半、話し合いは白熱。碁点温泉までの街灯がない問題について大年寄りが歴史を語る。これは何十年も前からの問題で、今だに全く解決されていない。その他、溜池の問題、だれかが溺れたら誰が責任が取るのか? 神社の問題、数珠回しの問題といろいろ。話は前向きにちゃんと検討してゆこうで終了。
 で飲み会。たまたま僕の話、僕は村にとって唯一の新鮮な明るい話題らしい。なるほど、僕と言う存在は暗く行き詰まった真面目な社会に射した一筋の光明なのだと知った。半分自己紹介、伊勢のこと、雅叙園での展示会のことなどを話した。
 写真はほとんどの人が帰った後。呑み崩れ座ってここで寝るとごねるいつもの酔っ払いのおじさん、それにまだまだ飲ませるおじさん、それを叱って家に連れ帰ろうとするおじさん、僕の遠い親戚だと言う妙なおじさん、リーダ気質なのだが雑でみんなから相手にされないおじさん、公民館を掃除するお兄さん、輪投げして遊ぶおじさん、この風景はめちゃくちゃや! こんなに面白いキャラがいるとは、村は絵になる。思うに、自分の友達は似たものが多い、作品を通して出会う人は仕事上の人、あとはお客さん。村とは方向の違ったわけのわからん連中が同空間に集まって飲み食いをする。全く妙だ。とても小さい政、だから面白かったのだろう。おかげでお腹の調子は戻ったさ。総会は爽快。

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