●慈悲
昨日奥歯を抜いた。
これで全奥歯がなくなった。
心に穴が空いたようだ。
亡くなった猫が脳裏を過ぎる。
後悔あり、寂しくあり、しょうがなく、諦めあり。
これが現実と無慈悲に冷徹に考えることもあろう。
ここで結論づけるのは現実ではなく、現実逃避だ。
逃げても穴は塞がらない。
自分の今の食の好みに執着はないし
好みに合わせて身体を弄る気もない。
身体に合わせて考えを変える方が面白い。
何が見えるのか、座禅、穴を観想。
穴は無いのが穴で、穴は無だ。
現実(実は現実逃避)は無慈悲だから、無が慈悲だ。
奥歯は全部無い=慈悲が増えた。
抜けた感覚は素晴らしい=慈悲は素晴らしい。
髪の毛も奥歯も心も穴=慈悲丸出しオールヌード。
庭にはモグラとネズミとミミズの穴:慈悲の庭。
人は慈悲から生まれて慈悲に還る。
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