2023年2月11日土曜日

[8079] 回っている

 ●回っている

 その昔、人間は地球が中心でその周りを太陽が回っていると信じていた。それが間違いと分かり覆り、太陽が中心でその周りを地球が回っているになった。ここからまた進んで、太陽は銀河の中心を回っていることが解った。また人間は生きる中心が金で、金の周りを回っている。これが間違いと気づき金中心の考えももうすぐ無くなるだろう。

 では次に何が中心になるのか? 

 もうそんな中心を探すのはやめて、本当の中心に気づくべきだ。地球も太陽も金も、これらに共通なのは『回っている』だ。何か特定の物ではなく、『回っている』が全ての中心にあるのだ。

 物事は回っているが当然で、回ってないものなどない。地球は自転している。血液は体内を巡っている。水など動植物社会地球を隈なく回っている。頭脳明晰を頭の回転が速いという。知識を詰め込んでデカくなる頭は頑固で重くて回らない。全ては回っている。『回ってる』が真実なのだ。

 これからは自分の内面をよく観察し、「回ってない」をしないことだ。固執、抑圧、対立、分断などどれも回ってない。例えば差別というものはこことあそこに分けている。考えを固定しているから回ってない。その他あらゆるところで人は既存の概念に固執し停滞している。逆転の発想は回るから逆転なのだ。そして面白く感動ものだ。

 季節は地球や太陽に逆らわず綺麗に回っている。遠くは銀河や宇宙の運行にも合っているだろう。季節に差別はない、優劣も上下もない、それぞれが豊かで美しい。

 僕はこの地で季節に合わせて草刈り・薪割り・雪掻きし宇宙と地続きで一緒に回っている。






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