●うっすい色メガネ
育ちゃん返事もう一つ。「すごい楽しくて、時間が経つのが早くて惜しく思いました。色んな角度からの視点で物事を捉えられる柔軟さと突き進み続けるパワーに圧巻されました! 自分の内観を続ける大切さも。本当に良い時間を過ごさせ頂いて、ありがとうございました」
ふと思った。
なんでもそうだが色メガネを掛けて聞く人は味わえない。色メガネとは固まった思考のことだ。頑固者は風呂だって色メガネだけでなくカツラやマスクまでして入るからな。
そうそうできればうっすい色メガネも外す。うっすい色メガネは思った以上に大きな邪魔になる。例えば家族だから、同じ出身地だからとか、自分で掛けた色メガネでないので気付かない。こういう些細なものだが年季の入ったものは自分の体の一部だと勘違いする。歳を取ると新鮮さがなくなるのは、この染み付いたうっすい色メガネかもしれない。歳を取ろうがいつだって澄んでいる水のはずなのに、流れない澱んだドブになってしまう。これらは忘れて流れる川全体全身で見聞きすれば本物が味わえる。ドブからハスの花が咲く。
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