●自己肯定感
昨日は村山市にゲストハウス三件目の経営に取り掛かったヒカル君とそれを大工するヒロト君がやってきた。二人は山大の建築科を出て現在26歳。ヒロト君には初めて会った。久しぶりにピュアで清々しい勘のいい人物だ。
昨今『自己肯定感』なる言葉を聞くが自信がないんだろうね。ヒロト君と話ししているとまさしく自己肯定感の手本だ。自己肯定感は頭でやってはダメだね、頭でやるとそれはただの自己中心、ワガママなガキに育つだけ。ヒロト君の大工仕事のように身体を使うことだと思った。身体はやっただけ筋肉や知恵や達成感や喜びや自信や勘が、あとではなくその場で身につく。過ちや間違いも経験するから慎重であり危険の何たるかも身体で知る。
2024年12月20日金曜日
[8655] 自己肯定感
2024年12月19日木曜日
2024年12月18日水曜日
[8653] 木を植えた男
●『木を植えた男』
庭木繋がりで『木を植えた男』を読む。中村哲さんが過った。『無私』という文字があった。いい言葉だ。私がこの文字を初めて知ったのは二十代、確か夏目漱石の『草枕』だったと思う。そこから老荘思想に触れることになる。
数十年前、テレビで日本好きなアメリカの著名人が日本に来るとき友達から寄せ書きをもらった。その中に『無私の私』という文字があった。彼は「変なこと書く奴がいた」と言って無私ではなく無知を露わにしていた。日本文化の深さなんだからその言葉から奥を学べばイイのにバカだなと思ったのを思い出した。この人は木を植えた男に感動はしないだろうな。
2024年12月17日火曜日
[8652] おおきな木
●『おおきな木』
庭木繋がりで
絵本『おおきな木』を読んだ。
いい話ですな。
これは坐禅ですね。
真実って言葉ではないし、
言葉にできない。
人は言葉にできないものに
概念を当て嵌め、
一つの言葉で包んでしまう。
それでは世界が狭苦しいと思うよ。
2024年12月16日月曜日
[8651] 約5億㎢
●約5億㎢
一昨日書いた日記の『木』が我ながらいい文章だなと気持ちよくなっている。
15年前にここに引っ越して植えた大きな木がクヌギ2本、桜3本、枝垂れ桜1本、カエデ2本、紅葉3本、桂7本、スズランノキ1本、ネムノキ3本、ナンキンハゼ1本、ヒメシャラ6本、金木犀1本、ハナモモ1本、ヤマボウシ2本、ハナカイドウ1本、ムクゲ1本、ズオウ1本、ハナミズキ2本、サンシュユ2本で計40本、もともとある木が崖にクルミ4本、ニワトコ1本、崖左にフジ1本、崖右にイチョウ1本、あと最上川を挟んで森の木々がある。私の庭は見渡す限りプラス見えないところまで、数え切れないほど木はある。彼らは皆無垢で清浄である。庭の総面積は地球だから約5億㎢である。(ちなみに今回は空と地下を省きました)
2024年12月15日日曜日
[8650] 海猫堂
●海猫堂 展示会案内
猫仲間と展示会です。
場所:千葉県の道の駅ちくら潮風大国内
ギャラリー海猫堂
tel:0470−43−1039
2024年12月15日〜2025年2月25日
10:00〜17:00
18日お休み
12/26.31
1/1 は16:00まで。
私は絵を2点、立体を8点出してます。
冬の潮風を肌で感じて、よろしく。
2024年12月14日土曜日
[8649] 木
●木
早朝4時半、薪ストーブに火をつける。
昨夜、灰に埋めておいた火種を掻き出し、木端と薪を二つのせる。煙突のてっぺんにあるファンを回し火種に勢いをつける。冬の間ずっと火が絶えないのは薪のおかげだ。火種も炎も暖かさも源は大きな木だ。庭にある14年の歳月で育った一番太いものでも敵わないもっと長い年月をかけた太い木が薪になる。木は単体であるわけではなく地面や空などの環境と一体化している。動いて餌を探し回る動物でさえ自らが環境と一体化していることを知っているのに、人間はなかなかそのことに気づかない。私はほとんど庭にいる。喩えれば私は庭の木々の中の落ち着きのない一本の木なのだろう。坐禅とは木になることだと思った。そして灯火になる。
2024年12月13日金曜日
[8648] 環境
●環境
例えば大勢で道を北に歩いているとする。
すると我らの周りの風景は南に移動している。
だから何かをどうにかしようと話し合っても
我らの考えは自分らだけの方向であって
環境を忘れ無視し反対に進んでいる。
2024年12月12日木曜日
[8647] 煩悩
●煩悩
『人間は煩悩の塊だ』と言う。
煩悩と言えば108つ。
知り合いを思い浮かべ、数えてみた。
まさか108人も浮かばないだろうと思ったが、
いやいや、アイツもヤツも次々に顔が浮かび
3分も経たぬうちに108は過ぎた。
飽きたからやめたけど
300人は超えるかも。
全員煩悩だった!
ガーン!
2024年12月11日水曜日
2024年12月10日火曜日
[8645] スピリチュアル
●スピリチュアル
スピリチュアルの話をよく聞く。
そのような時代なのだろう。
でもそこは入り口だ。
それは初めて射精した時のような。
「なんじゃ!こりゃ?」
すごいものになった気がする。
でも自然にそうなるのだ。
はいはい、浮かれてないで、
そんなもの大事に持ってないで
そんなもので金稼がないで
そんなもの捨てて
そろそろ出口だよ。
外は広い。
そしてどこまでも深い。
2024年12月9日月曜日
[8644] ありのまま
●ありのまま
人は揺れているから唯一を求めたがる。
私にとってはそれが『招き猫』だった。
そこで『私=招き猫』という構図ができた。
しかし心の中で何かが蠢きそんな囲いから出て
『猫でない』に行きたくなった。
犬とかじゃないよ。
ここがすごく大変、仕事だからね。
何かはわからぬが、すごく大事に感じた。
そして『猫である』は『猫でない』に気づく。
それも身体全体で。
猫がいなくなって『招き』だけが残った。
そして坐禅に招かれた。
いわゆる猫が招いてくれたのだ。
そこで猫に感謝して
猫を描き猫を造形している。
だから『あり・なし・あり』
これが『ありのまま』
2024年12月8日日曜日
[8643] 冬
●冬
初雪掻きした。
キツネがいた!
初めて見た。
ここはどこ?
窓の外は雪。
暫くぼんやり雪降る庭を見ていると
随分前から雪が降っていたような。
一年前から降っていたような。
10年前からずっと雪だったような。
途中、時々晴れ。