●呪文
毎朝坐禅前に四弘誓願を唱える。唱えた瞬間に新鮮になる。昔の偉い坊さんは不思議な呪文を考えたものだとつくづく思う。
人は四つの誓願の一番を思うが二番は無視し三番は怠け四番はわからない。四つの誓願の中にそれぞれに無辺、無尽、無量、無上がある。どこまで歩いても辿り着かない無限に続く道を歩くことなのだ。これは事実だから誓願とは言うものの本来の人間の姿勢だ。それ以外のいろんな目的はある時期の思い込みによる人生勉強にすぎない。目的を達成できなかったとしてもそれはそれでいい学びだ。また目的を達成したとしても人生はまだまだ続くからまだまだ学びが必要だ。そして人間が望んだ全ての目的は何にもならない結果に終わる。四弘誓願の無視した二番目を見ればわかる。「煩悩は無尽」だから満たされることはないのだ。
誰もが子供の頃からいつの間にか目的から結果に向かうベクトルを植え付けられているので、この四弘誓願の内容こそが万人の真の目的であることがわからない。唱えて意味など吟味すれば、まさに新鮮になる。毎朝唱えることで今日一日の歩いている道に明かりが差す。




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